2025年度の異世界おすすめアニメランキング 17

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2025年度の異世界成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月07日の時点で一番の2025年度の異世界おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.5 1 2025年度の異世界アニメランキング1位
全修。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (153)
361人が棚に入れました
広瀬ナツ子は、高校卒業後アニメーターとなり、才能を開花させあっという間に監督デビューを果たす。初監督作品は社会現象になる大ヒット。 新進気鋭の天才監督と世間でも評価され、次回作は初恋をテーマにした劇場ラブコメ作品に決定! しかし、人を好きになったことがないナツ子は初恋がよくわからず、コンテが描けなくなり映画制作が行き詰る。
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

雰囲気でゴリ押せるに越したことはない、MAPPAのプロモーションだと考えるならアリ。

 
 全体を総括して
 {netabare} 正直、色んなところの 甘さ 粗さ は否めません。

 初期段階から合ってなかった歯車を 合っていないな と思いながらも見て見ぬふりを続け、最後にハッピーエンドの布で強引に丸ごとラッピングしてみせた、そんな印象です。

 全体通して楽しんで視聴することは出来ましたが、面白かったとは思いません。

 ですが しかし、レビュータイトルにもしているとおり、私は この作品はMAPPAのプロモーションの面が強い作品だと思っているので、雰囲気でゴリ押しができることに越したことはありません。
 
 制作会社としては脚本の出来よりも作画面に注力することは当然だと思います。
 
 その点で言うとこの作品は、鮮烈な作画 印象に残る演出、そして関心を引くためのパロディネタなんかもありプロモーションとしてのポイントが実によく押さえられていると思います。
 一見するとやりたい放題しているように思えますが、その実 非常に大衆的です。

 25周年記念であんな作品を作ったbonesより、遥かにマシです。
 
 {/netabare}


 第3話まで視聴しました。
 {netabare} MAPPAのオリジナルと言えばまだ前作の"アレ"が記憶に新しいですが本作品はどうなるでしょうか。

 今ところ"アレ"よりはマシな気はしていますが、それはファンタジーな世界観が故に誤魔化しが効いているだけなんじゃ… という気持ちが拭えません。


 現状、私が気になっている点はというと…

 ナツ子の行動原理がよくわからん です。 

 現実の社会人としてのナツ子、新進気鋭のアニメ監督としてのナツ子、「滅びゆく物語」のファンとしてのナツ子、どの目線 どの立ち位置で考え行動してるのかがいまいち判然としません。(生きて現実に帰りたいっていうのは行動っていうより反射だしなぁ)

 例えば、第1話の祝賀会中にこの世界が「滅びゆく物語」だと気づいたところで早速ヴォイドの襲来を告げ改変をしようとしている点。
 いや、まぁ…被害がでないよう警告するのは真っ当な行動だとは思うんですけど…自分の好きな作品を改変することへの葛藤とか躊躇みたいなのないんですね。

 ユニオを助けに飛び出した時もそういう気持ちはなかったですし、第2話で目覚めてからも改変してしまったことの後悔や後ろめたさは感じていないようでした。

 第2話でその辺りの心境を整理するのかと思っていたら、なんか腹ペコキャラを確立してしまいましたしね。


 鬱々しい展開で、見るとメンタルがやられる 絶望すると言われている「滅びゆく物語」のことをナツ子は"大好き"とまで言っていたのになんだか釈然としないな、と思っていたのですが…
 そうか…ナツ子は「滅びゆく物語」が好きなんじゃなくて「ルーク」が好きなだけなのか…。

 そういえば第1話で「何回見ても訳分かんない、でもそこがいい」って言ってましたね。
 別に鬱展開が好きなわけでも、作品に対して独自の解釈を持っているわけでもないようですしね。
 (鬱々しい展開なのと訳が分からない展開というのはちょっと違うような気もするけど)


 ファンとしてのナツ子はそれでいいとしても、でもじゃあやっぱりアニメ監督の広瀬ナツ子としては、それでいいのかって気持ちは残っちゃうな。

 他人様が生み出した作品であり、しかもその本質を理解していないまま改変を繰り返している現状に、こだわりの強い新進気鋭の監督様は何も感じていないのか。

 今後の展開でその辺りは掘り下げられるかもしれませんね、少なくとも今はアニメ監督というより美術部の女オタクって感じがしています。


 今一度、私が気になっている点を整理して考えてみると…
 制作側は広瀬ナツ子というキャラをどういう風に見せたいのかがわからん という方が正確かもしれません。


 これからの展開に期待です。


       {/netabare}

 第4話視聴しました。
 {netabare} 今話は、映画では明かされない登場人物の心理をその物語の世界に入ることで知り得る、という本作品のテーマが持つ面白味、醍醐味が出た回だと思います。

 これまでの3話と違い主要キャラに焦点が当たっているのも大きいですが、何よりナツ子が今回の問題解決のために使用した能力はちゃんと自身のアニメーターとしての経験が活かされるかたちになっていたのが良かったです。

 第1話と第2話の時のようなパロはあれはあれでいいとは思いますし、今回のもパロっちゃパロなんですが、
「初めて原画として参加した作品」とか「怒られてヘコんだけど、そんなに喜んでもらえるならやってよかった」などの情報がつくとやっぱり見え方は違ってきます。
 ただパロを用いた盛り上げのパート ではなく、ちゃんとナツ子の精神的成長につながる意味のあるパートになっていると思います。


 総じてこれまでの3話より好感触ですし、原作者の存在を匂わせる引きでこれからに期待が持てるようになってはいるんですが、その一方でやはり気になるのはナツ子の「滅びゆく物語」に対しての気持ちです。

 主要人物が死ぬ大事な部分が謎展開となっていて、ナツ子自身も"マジで謎"と思っているような作品を何故好きだと思えるのか?
 ナツ子がこの作品と出会ったのって子供の頃のようですし、なんだったらトラウマになっててもおかしくないのに…。
 ナツ子のこの作品に対する好意の出どころがわからん。
 そんな状態で、メメルン好きだったのに とか言ったり、 メメルンにナインソルジャーへの好意を確かめてたりするのはなんだかモヤっとしてしまいます。

 後々出てくることなんでしょうけど、もっと序盤からその辺りへのフォローが欲しい。

 
 あと、細かいところで言うと ナツ子がルークはメメルンを殺すかもと思ったシーン。
 ルークがメメルンは裏切り者だとわかってから斬ったのならまだしも、映画のなかではルークはヴォイドだと思って斬っただけなので、何故ナツ子はそう思ったのかが謎です。
 映画じゃ斬った後のルークの反応は描かれていてないんか?


 ナツ子の「滅びゆく物語」についての気持ちは、引っ張るならその分だけ余計にドラスティックかつ説得力のある説明や心理展開を期待してしまいますがどうなるでしょうか。

 次回に期待です。

        {/netabare}

 第5話視聴しました。
 {netabare} 今回は、ヴォイド退治が好調なことをうけて調子をこき始めたナツ子が、現実世界と同じ「自分がやったほうが早い」ルートに入ってしまう という回でした。
 絶対絶命のピンチで引きを作ったので、次回以降のナツ子の心境の変化、価値観の変化の到来が楽しみです。

 今回の件に関して、スラム街の子供たちやジャスティスさんがどう関係してくるのかも気になります。


 スラム街といえば、特に治安の悪いスラム街である絶望地区を「ここで暮らし始めたら絶望しかない」とだけのなんともフワッとした説明でまとめてしまったのは拍子抜けでした。

 仮にも、見たら絶望する メンタルを病む と言われている作品のさらに闇の部分ですよね?

 「滅びゆく物語」が絶望と評されているのは、その世界観も込みでの話だと思っていたのですが、ただ単にナインソルジャーの面々が死んでいくからってだけなんでしょうか?

 それか、このスラム街やそこに住む子供たちっていう要素は特に大事じゃなくて、ナツ子がジャスティスさんと出会うためだけのものなのかもしれませんね。


 ジャスティスさんについて

 ジャスティスさんとの会話シーン、ここは前回同様キャラの真意を聞ける醍醐味な部分だと思います。

 ですが、映画内で描写もなく突然な謎展開を見せたというメメルンと違って、ジャスティスさんに関しては割としっかり描写されてるみたいなんだから、別に汲み取れるところなんじゃないのか?
 ナツ子は子供の頃から度々映画を見て、設定資料集も読み込んでいるのに、こんなにもキャラの心境がわかってないって、これはナツ子がアレなのか 「滅びゆく物語」がよっぽどなのか どっちなんでしょうね。

 それとも、ジャスティスさんは声が 朴 璐美 さんだしどことなく中性的に描いているのはそういうことなのか?
 だから人を好きになったことがないナツ子にはわからないとかそういう系か?

 
 鳥監督が出てきて「修正しても無駄だよ」と意味深なことを言ってきましたが、当のナツ子は別にこの世界を修正してやろう とも思っていませんし、改変していることについても特に何かを感じているわけでもない という食い違いは今後活きてくるでしょうか。



 第5話まで視聴して未だ目を引くのは作画面の「あ、これ〇〇のパロだ」の方ばかりで、ストーリーそのものに乗れないのはやはりナツ子の主人公造形にあると思います。
 ナツ子のクリエイターとしての信念とは、ナインソルジャーの1人として行動する ご飯 以外の動機、「滅びゆく物語」に対する独自の解釈か、世間の評判が悪いこの作品が何故自分は好きなのかの理由 または それを知ろうとする姿勢、など欠けているものがちょっと多い。

 ナツ子のことは嫌いではないけど、上記のものがないとナツ子の行動に対する興味が持てない。
 

 もう早くも物語は折り返しになっていきますが、どうなるでしょうか 次回に期待です。

         {/netabare}

 第6話視聴しました。
 {netabare} 今回は作品の長所を活かした、作画でもっていった回でした。
 やはり、作画の良さは正義だなと実感させられました。

 ただ、作画の良さに隠れて気になるところはいくつかあります。

 例えば、メメルンがナツ子を諭すパート。

 メメルンはナツ子の戦い方を見ていると時々不安になるそうで、「がむしゃらで、命知らずで、何かを守ろうと必死で…」と語ります。

 …ん?そ、そうか? 前話の冒頭三連戦とかでも普通に調子づいてるだけじゃなかったか?

 それと「今度のヴォイドは共に力を合わせて戦わないと勝てませんよ」くらいのことで、ナツ子が現実世界の頃から引きずっている "出来る人間だから故のスタンドプレーの精神" はほぐされてしまうのか…。

 この価値観はナツ子という人間の根っこの部分であり、それ故その変化の様子には期待が出来ると思っていたので、結構コロッといったのは意外でした。

 いや、でも…自分の好きなキャラからこんな風に言われたなら、そりゃこうなるか。

 このパート、最後も微笑ましくて大変結構なんですが、メメルンがナツ子を諭す際に 前々回を踏まえた上での自戒するセリフなどがなかったので、だいぶ "お前が言うな" な仕上がりになっているのは気になります。

 「ナツコさんがいなければ、この街もわたくしたちもとっくに終わっていた」←いや、自分が終わらそうとしてたやん。

 「戦い方を見ていると不安になる」←最近で一番不安を与えたんは自分の方やん。

 みたいなノイズが入ってしまいます。

 最初に、わたくしが言えた義理じゃありませんが…とか、あなたがあの時わたくしに… みたいな部分があればスッと入ってくるんですけどね。



 続いて、戦闘シーン。

 作戦を立てて挑みましたが、開始10秒で瓦解してしまったのは笑いました。
 みんなで力を合わせて誰も失わないように と意気込んでいたのにも関わらず、力を合わせる間もなかったですね笑

 これ…ヴォイドがQJとメメルンをたまたま丸呑みにして、何故か飲み込まず味を楽しんでいてくれたから良かったものの、普通に死んでるところでしたよね。
 この世界ってそういうラッキーはある世界なんですね。

 
 ナツ子は今回サポートに徹し階段を出しましたけど、なんでわざわざ階段?

 上まで一気にいける昇降機なり、飛行できる乗り物とかで良かったんちゃうの?

 落ちる2人を見てとっさに、だと理解してもその後別に階段の続きを描いたり、階段が壊されたときわざわざ階段として直す必要があんのか?

 死角に入った2人を追う際に、たまたま駆けつけてくれた飛べないジャスティスさんに乗せてもらいましたけど……これってナツ子は元気なときのジャスティスさん描いてを出現させる、とかは無理なんですかね?

 一度、階段を描いたら階段しか駄目なのか?

 能力を使うと寝てしまうっていうデメリットがあるのは示されていますが、能力使用時の制限についてはわからないので、なんでも出来そうなのに何故か変な遠回りをしているように思ってしまいます。
 パロをしているときはその遠回りな行為自体が、「パロ」というネタになっていたから気にならなかったんですけどね。

 
 あと…すっごいそもそもな話、最初から塔の頂上で待ち構えていたら良かったんじゃないのか?

 相手の狙いは分かっているし、ご丁寧なことにソウルフューチャーを取り込む口が弱点らしいし…。

 バオバブ様の結界+メメルンの3秒は持つらしい制御魔法、ついでにナツ子もヴォイドの動きを止めること 弱点を晒すことに専念してたら、余裕をもって勝てたような気がするけど…。

 もし塔の根元で自分たちが突破されたら、を考えていなかったのなら尚更頂上で背水の陣を敷いていた方が良かったな笑
 実際、孵化したばかりのヴォイドの想像以上の速さに2人死んでるところですし笑
 そういえば、モブの兵士とか魔法使いとかいたはずですが彼らは全員辞めたんですかね?

 
 それか、あれかバオバブ様が ないよりマシだろう と思って張った気休め程度の小手先の防御魔法とやらがルーク達の想像以上に堅牢だったんでしょうか。
 完全体になったあのヴォイドの突撃を十数回耐えるって、持って3秒というメメルンの制御魔法よりよっぽどあてにしていいと思いますけどね。

 間違いなく今回のMVPはバオバブ様ですね、バオバブ様が 「まぁいいか… 」で結界張ってくれてなかったら終わっていましたもんね笑

 もし、バオバブ様が避難所から遠目に様子を見ていたら、心臓止まってんじゃないですかね。


 これからは作戦を立てるときはバオバブ様も呼んだ方がいいと思います。

 次回に期待です。



         {/netabare}

 第7話視聴しました。
 {netabare} 今話は、広瀬ナツ子 という人物を各年代ごとにその当時ナツ子に恋心を抱いた人からの視点で語られる過去回想回となりました。

 ナツ子の奇人っぷりと天才性が存分に見られ、パロネタもしっかり楽しめる良い回だったと思います。


 ただ、だからこそ惜しいのは 何故この話を第7話に持ってきてしまったんだ、というところです。

 今回の話の役割とは言わば、ナツ子の人となりの紹介 と ナツ子が今直面している問題を提示すること だと思います。

 これってもっと初期段階でやっておくべきことなんじゃないのか?  
 ここまで先送りにしたことの利点がない。
 それこそ、第3話とかで出来た話なんじゃないのかと思ってしまいます。

 第3話まで視聴した時点でのレビューで、ナツ子の行動原理がよくわからん と書いた身からすると、今回のようなことが示されていれば、あぁ昔からそうなのね と納得できる部分もあったんですけどね。

 少なくとも、第3話のタイガーマスクのパロよりかは優先順位の高い内容だと思います。


 後、ナツ子が初恋を知らないため制作に苦しんでいるという、作品の軸の一つとなる重要なテーマがここにきてようやくちゃんと出たのは愁眉を開く思いですが、あまりに機を逸し過ぎているように感じます。

 作品のイントロダクションや第1話のあらすじ紹介にて記されてはいますが、第1話の内容では制作が遅れている理由自体は判然としません。
 
 私自身、後からあらすじを読んだとき「え、そうなの?」となりましたし、5話の冒頭で初恋狩りをしているのを見て「あ、やっぱりそうっぽい」となりました。

 今話ラストの「滅びゆく物語ってこんなに幸せでいいんだっけ?」という自分のしてきた改変祭りに対しての疑問もそうですが、ちょっと色々と遅い。

 改変に関しては、こんなにも鶴山亀太郎監督に心酔していたのなら尚更です。


 
 私はこれまで「滅びゆく物語」に対してのひっかかりについてちょくちょく触れてきましたが、今話にてまたちょっと謎が深まった気がします。

 ナツ子が写本していたアニメ雑誌のインタビューにて、鶴山亀太郎は 「観客を飽きさせず、かつメッセージを伝えることができるのかに悩んだ」「映画の出来はそれなりだと思う。損はしないと思う」と語っています。
 もっと、「この『滅びゆく物語』は私の為に作った」 とか、「私の我儘に付き合ってもらった」みたいなことを言っているのかと思っていました。

 私はてっきり、鶴山亀太郎氏は「滅びゆく物語」を独善的な作品であると捉えているのかと思っていましたが、なんか エンタメをちゃんと意識していますね笑

 ということは、鶴山亀太郎氏は世間では絶望と評されてしまった本作品を本気で大衆にウケると思っていたんでしょうか?
 

 もう一つ印象的だったのは、「滅びゆく物語」を好きだというキャラがナツ子以外に現れたことです。
 蒼井三郎が単なる逆張りオタクである可能性は捨てきれませんが、マイ フェイバリット ムービー とまで言わしめる何かがこの作品にはあるんでしょうね。
 
 本当に世間ウケしなかったというだけで、意外とコアなアニメファンから人気だったりするのか?
 平成18年 2006年なら鬱アニメとか普通に流行りそうなんだけどな。
 いまいち、この「滅びゆく物語」の立ち位置がよくわかりません。
 当時プロデューサーはどういう宣伝をしてたんでしょうね。

 隠れた名作 とかではなく、駄作 爆死と強調しているのには何か狙いがあるんでしょうか。 

 鶴山亀太郎氏の真意が知れるのを待ちましょう。

 次回に期待です。 


           {/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare} 今話は、ついに重要人物である鶴山監督とナツ子が接触したり、この作品のテーマである"初恋"が大きく進展したりした回でした。

 
 前回、かなり不穏な感じで登場した鶴山監督でしたが、やったことはというと ナツ子に付きまとい挑発して嫌がらせをする くらいのものでした。
 
 鶴山さんは原作者といっても、この世界に対して強い権限を持っているわけじゃないんですかね?
 「どう足掻いても物語のエンディングはすでに決まっている」とは、自分が何かをするわけじゃないけど世界の理が帳尻を合わせにくるぞって意味なんでしょうか。

 でも、縛っていたはずの縄がいつの間にか解けていたりしたので、何かしら不思議な力があるんですかね笑

 
 ここの場面でちょっと気になったのはQJの台詞です。
 謎の喋る鳥がナツ子と同じかもしれないと言った後、「この街にいるのは、ほとんどが九つの国から避難してきた者たちです。しかし、あの喋る鳥はどこの国にも属していません。」

 鳥に対してどの国に属してるもクソもなくね? 普通に私のデータにない見たこともありません、とかでよくないか?
 どうしてもここで「九つの国」ってワードをおさらいしておきたかったのか?
 


 私は各話のレビューにて度々 自分の大好きな作品をゴリゴリ改変していくナツ子に何か葛藤とかはないのか?ということを書いてきました。
 そして、今回 原作者様から直々にそのことについて問われましたが、ナツ子はどうやらそんなことをしている自覚は微塵もなかったようです。

 第5話にて、ヴォイドを倒しまくっている自分に酔いながら「最早この展開、映画の内容と全然違うけど」って言ってませんでしたっけ?

 さすがにこの第8話まで好き勝手にやってきといて、そんなつもりはなかった は無茶やろ笑

 「滅びゆく物語」が好きとかバイブルとか原点とか色々言ってるけど、信憑性ないんだよなぁ。

 「今のムキムキ乙女のデステニーも最高じゃん」ってセリフも 変化したキャラでも変わらずに好き という器の大きい気持ちから出たものではなく、元々そんな好きじゃなかったキャラがイメチェンしルークとのフラグもへし折れたから良し!ってだけだもんな。
 
 そりゃ原作者からしたら怒り心頭に発するでしょうよ。

 あくまでデステニーはナツ子が直接何かしたわけではない としても、ユニオの件は言い訳できんやろ。
 

 後、ルークとナツ子が温泉に入っている際、「滅びゆく物語」のグッズや人気キャラについて話していますが…
 いや、だからこの作品って世間的には駄作で爆死なんじゃねぇのかよ。

 グッズはまだいいとしても、人気キャラってどういうこと? 作品そのものの人気がないのに? 子供がユニオを好きになるって、元ネタを知らずにキャラだけ先行したってこと?

 マジでずっと本当に「滅びゆく物語」の立ち位置がわからん。



 ストーリーがラブコメなども取り入れてポップなのはいい、パロネタをいれてクスッとできるのも楽しい、でも、それらを際立たせるための重要なポイントを尽くスルーしてしまっている感じがします。
 この作品が ストーリーはそんなに… と言われる原因はここにあると思います。

 前回と変わらず、鶴山監督の真意を知れるのを待ちましょう。

 次回に期待です。


          {/netabare}

 第9話視聴しました。
 {netabare} 今話はAパートを使って、ルーク視点からのナツ子の様子やこれまでの振り返りがなされました。

 基本、おさらい といった感じでしたが、恋心を自覚していくルークの初々しい様子が可愛らしく演出されていたと思います。
 Bパート後半や次話以降の混乱を極めていく展開の良いフリでした。

 
 その後、ナツ子はQJに映画「滅びゆく物語」の本来の内容を語ります。
 QJは、前回 ナツ子が不穏なことを言う謎の鳥に対し憧れているとまで言っていた件については触れないの優しいですね。

 今回わかったことは、映画「滅びゆく物語」ではルーク自身が超空洞ヴォイドとなり世界を滅ぼして終わりだそうです。
 超絶バットエンドなわけなんですが、どうしてナツ子や蒼井三郎はこの作品が大好きなんでしょうね。

 しかもナツ子に至っては、ただバットエンドっていうだけでなく内容も 何回見ても訳わかんない と言っているので本当に謎です。

 うーん…なんというか…ここまで話数を重ねても第1話を視聴した時から引っかかっている部分が一向に進行しないんですよね。
 言及すべきところを避けてずーっとフワフワしてる感じがします。

 まぁおそらくこの部分は、鶴山監督に向けて 私は「滅びゆく物語」のコレコレこういうところが好きなんだ!という風なある種オチ的な要素として出すつもりなんじゃないかと思っています。



 次回のタイトルは「混乱」なので暗い話の予感ですが、それを乗り越え、ナツ子はこの世界にやってきてからの「滅びゆく物語」に対する心境の変化を認識し、憧れの巨匠の作品を全修する覚悟を決めるでしょうか、さらに引き続き鶴山監督がこの作品に込めた真意とは何か気になります。

 次回に期待です。

 
        {/netabare}

 第10話視聴しました。
 {netabare} 今回は、QJが犠牲になったことを皮切りに世界が正史の方へ引き戻されていく混乱渦巻く回でした。
 不安に駆られた民たちが暴走していく様子は悲痛でしたが、すぐそこに開け放たれた扉があるのに木枠ごと窓を破壊して証拠があったことを叫んでいたり、農民たちのやたら高い投擲技術に笑ってしまいました。

 今回の暴動、街の兵士の皆さんはなんにもしないんですね。
 葬式には参列していたのに…。


 
 そういえば、鶴山監督としては死ぬはずのないQJが死んだことについては別にいいんですかね。
 ルークが超空洞ヴォイドになるというエンディングになることが最重要で意外と過程はなんでもいいんでしょうか。
 ナツ子もここまで泳がされていましたもんね。

 やっぱり鶴山監督が直接何かをしているわけではなかったりしますかね、決定的な描写もないし。
 
 
 ここまで来ると、この作品はもう鶴山監督次第なところがありますね。
 わかりやすく破滅を美とするラスボスなのか、それとも意外と人情味がある感じなのか。
 
 この作品の着地点はナツ子が現実に戻り作品を完成させる なのでそこを残りの話数でどう繋げてくるのか楽しみです。

 次回、ナツ子はヴォイドに飲まれたことで現実に戻ったりしませんかね。

          {/netabare}

 第11話視聴しました。
 {netabare}「絶望。」という サブタイトル通り、キャラクターの心情的にも状況的にも絶望な展開が印象に残る回でした。

 たっぷりとルークの絶望描写をしつつも、それでも希望への道は絶たれていないと持って行く演出は本当に素晴らしかったと思います。

 
 しかし、本当に素晴らしかったと思うからこそ、この部分が雰囲気と演出の力に頼ったゴリ押しになっていることが口惜しく感じてなりません。


 ナツ子が「滅びゆく物語」のことが好きなのはもう充分わかったって!聞いたって!知ってるって!

 いつまで同じとこで反復横跳びをしてんだよ! 好きな気持ちについてもう一歩踏み込んで来いよ!

 最終回にとってあるという風に最大限好意的にみることはできますけど、できるタイミングすべきタイミングを逃しているのは擁護できないと思います。

 なんというか、作ってる側がそもそも 広瀬ナツ子 というキャラクターに対してあんまり愛着とか興味ないんだろうな と感じています。

 
 それをより顕著に感じた点として、今回 なんだかナツ子は何かを乗り越えた感じになっていますが、ナツ子って別に挫折を経験したわけじゃないですよね?

 確かに、前話 前々話 にてヴォイドに攻め入られてしまい戦えない自分に悲観的になっていたりしますが、自分が描いたものが周りの人を殺すかもしれない特殊な状況下で、しかも誰も真似できないオリジナリティ溢れるものを描いたところで本当にそれが活躍するかもわからない、というのはあまりにも召喚魔法術師としての苦悩すぎて、クリエイターとしての悩みと繋がっていないんですよね。
 

 現実世界での問題についても、ヴォイドの精神攻撃によってネガティブになってしまいましたけど、別にナツ子って自分の絵について悩んでなくないですか?

 確かに新作に苦悩はしていましたけど、自身にとって未知のテーマである "初恋" ってことと、初めて務めるオリジナル作品の脚本兼監督ってことが、なんかごっちゃになっていますし、なんか知らない間にすり替えられてもいるようにも思います。

 これは挫折っていうより、単純にこれまで その才能とひたむきさ でトントン拍子にやってきて、本来ぶち当たるはずだった壁に 今 直面しているというだけのような気がします。

 
 ですので、だからこそ、ナツ子がこのタイミングで「滅びゆく物語」のことを ただ好きだ と噛み締めるというのはなんのアンサーにもなっていないんですよ。
 
 
 これ、ナツ子が一回ちゃんとした爆死映画を作ってるとかならわかるんですけどね。
 爆死とはいかなくても、ナツ子が根本的に抱えているオリジナリティの問題が作用して、想定以上にパッとしなくて監督としての広瀬ナツ子の名声は崖っぷちになっている、とか。
 そこで、再起もかねて社長からあえてナツ子に馴染みが無さそうな "初恋" をテーマに依頼、それでナツ子は混乱し大衆を気にしたりして迷走、しかしこれまでの話を経て 今回の原点の好きに帰ってくる、となるならわかるんです。


 なんか今回でようやく好きの気持ちを取り戻した、みたいになってますけど、ナツ子って第1話の頃から別にずーーっと変わらず好きですよね。
 
 キャラクター設定以上のことは考えてもらえてない感じがして、もう一周回って不憫です。


 次回の最終回でどんな全修が見られるのか、期待です。


 余談

 今回「滅びゆく物語」の1/12スケールフィギュアが登場したり、アクスタが出てきたりしましたが、この作品が爆死と言われてしまうのは作品の特色も考えずグッズを作りすぎたからとかもあるんですかね。

 今なら、相当値崩れを起こしているのか、逆にプレミアがついていたりするでしょうか。

             {/netabare}

 最終話視聴しました。
 {netabare} 超空洞ヴォイドが顕現し、街を蹂躙していく様子は凄まじく、破滅をもたらす者としてとても迫力があったと思います。

 そんな満を持して登場したラスボスとは裏腹に、話の決着 エンディングは結構強引かつあっさり、全てを有耶無耶にして終わりました。


 ナツ子がどんな思いで全修を敢行するのか期待していたんですが、「『滅びゆく物語』は私の大好きな映画だけど、このまま終わるのをただ見てるだけなんてできない。ルークをこれで終わりになんかしない、私が全修する!」という第1話の段階でも言えそうなものだったのは拍子抜けでした。


 超空洞ヴォイドを倒すために、"完璧に早く描ける最強のもの"としてルークを描くというのは大変熱い展開だったと思います。

 じゃあ、もっと最初の方でルーク描いててもおかしくないけどな、とは思いましたけど。

 あ、一回描いたやつはダメなんでしたね。

 なんでダメなのかは知んねぇけど。

 あの不思議タップが言うんだから仕方ありませんね。

 結局このタップがなんだったのかは知んねぇけど。

 ナツ子的にルークを描くことは温存してた とかありゃいいのに…。


 あと、この熱い展開に比べたら些細なことなのかもしれませんが、ナツ子はオリジナリティという部分で少し壁にあたっており前回では「どこかで見たことある絵ばっかり描いてんじゃねぇよ、バーカバーカ」と図星つかれた精神攻撃をくらったりしていました、そこから奮起して描いたのが、手癖で描けるルーク というのは 何だかなぁ という気がします。

 これが、初対面時 印象が違ったことや、実は料理ができると知ったこと、好きだと気持ちをストレートにぶつけてくること など、ナツ子がこの世界にやってきて直に触れ合うことで印象が変わったり変わらなかったりしたことを込めた、ナツ子による新解釈の「ルーク・ブレイブハート」として出力されたものだと示してくれれば、腑に落ちるんですけどね。
 
 手癖で描くルークじゃ敵わないっ!みたいな。

 デステニーの絶望描写より優先するものがあったと思います。

 
 結末は、全てが元通りとなりナツ子も現実へ戻ることができました。

 あれだけ不審な動きをしていた鳥監督も「安易だな、ハッピーエンドだけがエンタメだと思うなよ」と捨て台詞を吐くだけで去ってしまいました。


 えっと…つまりこれって…

 広瀬 ナツ子の「滅びゆく物語」の夢女子 二次創作…ってコト!?

 女子高生というならまだしも、あんま同業者がやることじゃなくない!?


 鳥監督とナツ子による、作品の在り方を巡る討論とかは欲しかったな…。
 いや、むしろこれは逆で ナツ子や鳥監督のような所謂 現実側の人間の「思想」を最大限削っていることがこの作品のミソなのかもしれません。
 入れて違和感になるより、ないまま押し通すという英断でしょうか。

 あと、正直あんまりハッピーエンドにすらなってなくないですか?
 結局、鳥監督になにかしら世界に干渉する力があるのかどうかはぼやかされたままですが、もし あるならまた同じことすりゃいいだけなんじゃ?

 
 っていうか、鳥監督についてはかなり有耶無耶になっていて歯切れが悪いです。
 監督のこの作品に込めた真意はついぞ明かされず、ナツ子による推測 解釈もなかったので、ハッピーエンドだけがエンタメだと思うなよ に全て詰まっていると思うしかありません。

 ……だとすると、一番可哀想なのって鶴山監督じゃないですか?

 鶴山さんにしてみれば、死後 世間的にはウケなかったものの、20年の構想を経て己の美学を体現したこの世界で楽しんでいたところ、訳のわからん小娘が急にやってきてやりたい放題改変し、挙げ句の果てには自分のキャラを使われて結末さえも全修されるって、可哀想過ぎません?w

 なんでこんな死人に鞭打つような、老人の死後の楽しみすら取り上げられるようなこと、鶴山さんがされなきゃいけないんだw
 しかも、その犯人は現実に復活し順調にステップアップしてるって…なかなかグロいですね。

 {/netabare}



 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

新海誠論。フリーレン論。キャラ論。テーマは感じるがエンタメとしては?

 断念にしていましたが、作画オマージュを追っていたので一応見ていました。最終回まで見てちょっと思うところです。というか最終回を見ないと何も言えないなと思っていました。

 この作品のメインテーマはハッピーエンドの意味をどうとらえるかだと思います。

 本来のあの孤児院の面倒を見ている女の子の件もそうですが、ナツコがいなくなったことでの闇落ちです。女性への恋心故の絶望ということです。このヒーローの人間味、ダークサイドはやはり鶴山監督の想いとして必要なのではと思います。というのは、ナツコにとって魅力的だと感じたルークの人間像って、ダークサイドに落ちるという前提条件とイコールなはずです。

 この全修後の物語では、それが描かれません。まあ、一旦闇落ちしたところで描けていて、そこからの救済を描くことで形を変えて描けたともいえますが、どうなんでしょうね。結局別れるのでバットエンドとも思えますが。

 最後のシーンで仲間が現世に来たような演出も、ある意味では創作論として現実の人間の架空のキャラへの思い入れ、実際にそこにそのキャラはいたんだ、という表現になるとも言えますけど。

 この問いかけは実は「新海誠論」にもなる気はします。東日本大震災まではバッドエンドによる別れや絶望で作品の意味を視聴者に訴えかける手法がありました。人間の本質や感情に刺さることで作品の意味を出して行く。そこまでいかなくても、モヤモヤしたオープンエンディングなどでその後を想像させる。
 実際、本作でもナツコに刺さった「滅びゆく物語」はバッドエンド故に名作だったんだと思います。

 それがこの作品では別れのような雰囲気はありましあが、最後にルーク一行を出すことで、ある意味ではハッピーエンドに転換しました。そこですよね。
「君の名は。」批判をちょっと思い出します。震災以前の「秒速5センチメートル」ではNTRからのすれ違いエンドでした。それがお互いが再開して名乗りあう。この違いです。

 現実があまりに厳しい。ストレスに耐えられない。災害が多い日本に生きるからこそ、人とのつながりとか恋愛を大切にしよう。せめて物語は幸せになりたい。そういう風にエンタメの考え方が変わってきたと思います。

 メメルンのエルフの闇落ちもそうですね。「葬送のフリーレン」を2011年以前に作れば、たぶんオリジナルのメルルンの表現になると思います。同じテーマの「人魚の森」とか「サザンアイズ」とかかなり暗いですよね。それが悲劇性をデオドラントしたフリーレンになるのは、震災以降だなという気がします。

 恋愛を知らないから…という部分は、キャラの実在性の問題でありメルルンの解決とも通じ合いますが、そこも現代的です。現実の男に恋しようよではないんですよね。メメルンのアイドルの救済でもルークに対する気持ちも、バーチャルのキャラの力として描いています。

 そのハッピーエンド論とバーチャルキャラへの想いの2つの軸があり、提示されたテーマは悪くないと思います。

 それとナツコを美少女に描いているのがメタ的な意味性を持つのかどうかわかりませんけど。この作品を作っているアニメータの投影であるというのが2重構造になっているとも見れます。そういう作品に含意が感じられるのは好感が持てます。

 ただ、見せ方がなあ…はじめの4話くらいまでだと、最後にオマージュ作画を出してすごい作画だったね、で終わってしまう話でした。メメルンの無表情の意味も私は完全に誤解しましたし。テーマを明確にしたいなら鶴山監督の登場の示唆ももっと早くからすべきだったと思います。

 もっと面白さをはじめの4話くらいは追求して人を引き付けておいて、メメルンの闇落ちを見せてその解決を8話とかに盛ってくるとか、それこそハッピーエンドとは?という部分を作品の構成そのものにもっと入れたほうが良かった気がします。

 7話の「アオイホノウ」のオマージュのような回も、あれを入れるから安っぽくなる気がします。説明じゃん、と思ってしまいます。この説明エピソードも現代的と言えば現代的な気がしました。

「アルスの巨獣」「海賊王女」などが評価されないのもこの説明不足なように見える展開や、見えづらいテーマ性、オープンエンディングなどが影響しているのかなと思うので、この作品のメッセージに繋がってるのかな。

 それとキャラ一行ですね。その描きたいメッセージを埋め込むためかしりませんが、メメルンにまったく魅力が無くなってしまいました。コメディリリーフのユニオも大して面白くないです。ルークもキャラ付けは一生懸命しているんですけど記号的なんですよね。それはこの作品のテーマ上やむを得ないかもしれませんが、ナツコがそこまで愛したキャラという部分で見ているこちらはシンクロできません。


 評価としては、悪くはない。テーマが作品の本筋に入っているし、発想に独自性を感じます。ただ、エンタメとしての面白さを作画オマージュに頼ったような導入にしたのと、キャラの一行に魅力が無かったです。

 ですので、ストーリーはテーマを評価して4かな。その代わりキャラを2.5にします。作画はよかった。テレビとしては4.5でいいでしょう。声優や音楽はまあ普通だけど悪くはないので3.5にします。









1話 ナウシカの巨神兵のシーンは誰でもやってみたいのでしょうか?

{netabare} 髪で顔がずっと隠れているというのは想像以上にイライラしますね。今後も決めの瞬間までそうだとすると、結構なストレスになる可能性を感じます。ですが、そこにこだわりがある以上単なるキャラ付けでなく、顔が見えないことに意味はある気がします。

 顔が見えないというのは、一般的には特定の個人ではないという意味とか、個性がない意思がないという意味でしょう。つまり、顔が見える瞬間、描きたい表現したいという想いがあふれるというのが、つまり「変身」「覚醒」なんでしょう。だから冒頭のシーンで描きたくないものが描けなくて苦しんでいたのでしょう。

 あの机がセットされるシーンは変身バンクになりそうですね。

 今回の全修は、庵野秀明氏がやったと言われるシーンです。ナウシカの巨神兵オマージュが来ました。庵野氏はショート動画で後に巨神兵のシーンだけの作品を作ったりしています。あそこって、誰でもナウシカの「金色の野に…」ではなくて、巨神兵に吹き飛ばしてほしいとちょっと思っていたということ?巨神兵にもっと活躍してほしかったというのは、ナウシカを見ると誰でも思うのでしょうか。あるいはナツコに庵野氏が憑依した可能性もありますが、2話目以降じゃないとその辺はわからないです。

 あと、死因のハマグリ弁当なのは、ハマグリは蜃気楼の元ですから幻の象徴です。本当に転生したのか、夢オチになるのかわかりません。弁当の日付が2019年9月13日というのは何か意味があるのか。訃報やアニメ放送開始などの考察のネタになるような物はありませんでした。「BanG Dream! FILM LIVE」が劇場公開された日らしいですがあまり関係なさそうです。

 鶴山亀太郎という人が本作劇中で死んでいますが、それは話に絡んできそうですね。「滅びゆく物語」の監督であるなら物語をそのまま進行する方でしょうから、ナツコの敵になる可能性がありますね。ここで創作論が出てくるなら面白いと思います。鬱展開の是非とかですね。

 まあ、あえて考察ポイントがちりばめられているようです。スタジオのポスターとかも後でチェックしておきます。{/netabare}


2話 前半の作画は何?内容は浅い。期待値が半減しました。

{netabare} 作画、1話もこんなに安っぽかったでしたっけ?メメルンの顔がデカスギるし、表情ないから不気味だし。特に前半の作画が、なんかのっぺりというかなんというか…後半の方が良くなってたかなあ、この作画が安定しない感じは万策尽きる前兆なんでしょうか。

 それと、一般家庭でお代わりの数だけ器が山盛りになる、というのはよくある間違いの例ですよね。普通は同じ器に盛ります。1目でわかる絵としてローコスト化する工夫なんでしょうけど。作画のレベルが良くないので敢えてやったように見えません。作画を間違った感じです。

 バンクダメっていておきながらバンクにしてるし。メタギャグとオマージュ作画だけではちょっと厳しいですね。板野サーカスを出すのはいいですけど、一瞬だし。これだけで乗り切るつもりならそれは無謀すぎます。

 外から見た作品とその内部の現実、あるいはアニメ作りに関する何かがないと、厳しいなあ。ナツコのキャラ付けもウザいだけで、上手くできていない気がします。アニメに関するこだわりとか、せめて冒頭のシーンを活かしてスランプとか何かないんですかね。

 全体的に1話の期待値が半減したかなあ。構想倒れの予感がします。{/netabare}


3話 最後の作画以外虚無。話的にはメメルン=鶴山亀太郎という感じがするくらいかな。

 ストーリーが面白くない、というのはあります。ですが、もっと気になるのは演出なんです。演出が全然面白くありません。お祭りのシーンもドタバタしているだけだし。キャラもなんか類型的で騒がしいだけです。

 最後の作画というか絵コンテというかを楽しむ。そういう視点でメタ的に見て楽しむ作品なのに、アニメ全体のクオリティに不満足があると全然最後のシーンに乗れないんですよね。それ以外を犠牲にして平均点を大きく下げているというか。

 なので、見終わった後に虚無感があります。ですので、視聴は3話で切って最後のシーンだけチェックします。
 多少工夫があるとすれば、メメルンが鶴山亀太郎なんだろうなあ、そこでアニメ監督の苦労とかセリフで言っちゃうのかなという気はします。そういう当たりを付けましたが、別に外れてもいいです。


 どんでん返しで、あえて全部記号的に処理して進行して、5,6話あたりでひっくり返すというなら再開しますけど。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

お絵かき屋さんアニメ<49>

初回に感じたオリアニにありがちな欠点がそのまんまでありんした。
途中までの単話完結の必殺技扱いのナツコの作画作業からして
・描いたとおりに動いたら攻撃当たらない
・ウンカのごとく大量に飛ぶ敵に板野サーカスのミサイル何発描いたの?
・適当にいい感じに動いてくれるなら動画じゃなくてよくね?
・てかホームラン打ったら敵爆発してたよね
と、お気持ちを込めたとかそういうフワフワなやーつー。

キャラ立てもナツコはアニメ描いてりゃ褒められて当然みたいな制作側の思考が透けて見えるし、他のキャラも特に立ってない。
姫様とか安易に1ネタのために不自然な筋肉キャラになったのに、それでも孤児のために望まぬ結婚しますみたいなこと言い出したり、ブレまくり。
途中犠牲になるのが対して関わりのないQJだったり、その役割やれるほど関わりははユニオくらいしかないのに。
てかキャラ立ての工夫もなにもなく尺をドブに捨てまくりな無駄展開ばかり。

じゃあ作画はというと、力入れたバンクシーンで毎回急に不思議なことが起こってびっくり的な仕草させてるし。
あのーちょっとは頭を使ってもらえませんかね?状態

んでまぁ最後は安易な世界だから安易に復活、ここまでの雰囲気で分かってたやーつー。
結論として、リアル世界のナツコのコンテ詰まりを解決させたであろう成長もフワフワというか安易というか。
アンハッピーエンド好きな閉じこもりオタがハッピーエンドを許容する開かれたクリエーターになったんだろうけど。


と、オリアニにありがちな物語を考える部分の欠如したお絵かき屋さんアニメでしたとさ。
1クールアニメ程度投資してオリジナルで当てれる監督発掘できたら御の字なチャレンジだったのかな。


全修(企画段階から)<52>
1話視聴
作画は良かったけど展開にいかにもオリアニな欠点が散見されて先行き不安。
アニメの世界に行ったことを把握するまでが遅く、解りきった展開の無駄尺が発生。
なんでもできすぎる無敵能力でその効果もご都合的、巨神兵はオームの集団を一発で殲滅できてなかったよね。
また、爆風等で使い方によってはやばいぞみたいな描写もなく、敵が消えるビームで敵が消えました、だって敵が消えるビームなんだもんってな感じ。
主人公は能力以外のおもしれー女要素を欠く。
作品内作品がまったく面白そうではない。

変身バンクの作画に力が入ってたけど毎回やるの?
異世界行かずにアニメ制作モノをやったほうがディティールの描写だけでなんとかなったんじゃないかな。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

68.0 2 2025年度の異世界アニメランキング2位
悪役令嬢転生おじさん(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (139)
401人が棚に入れました
52歳の真面目な公務員、屯田林憲三郎は交通事故で死んだ。 ……はずだったが 目を覚ますとなんと彼は娘がハマっている乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」の世界に転生していた!! 転生した人物はゲームの主人公、アンナ・ドールの恋路を邪魔する悪役令嬢、グレイス・オーヴェルヌ。 そこで本来のグレイス同様、悪役令嬢として立ち振る舞おうとするグレイス=憲三郎。 だが、自身の経験値からアンナを包み込むような親目線発言と庶民的な言動を優雅なものに自動変換する能力【優雅変換(エレガントチート)】が相まって自身の評価が爆上がり! さらに意図せずゲーム攻略対象のイケメンたちとフラグが立ちまくりで!? 異世界で生き抜くための武器は剣!?魔法!? いいえ、社会で培ったおじさんスキルです!! おじさん×異世界転生×悪役令嬢でお届けするほのぼのコメディ、堂々開幕(スタート)!
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2

【獣】たちの宴、≪蝕≫と前夜祭

●花開く種族の誕生

「紫」の母親が意味するのは、【フェニキア】。
「紫色」は高貴な色と言われていまして日本にあってもそれは当てはまります。

それはすべての文明の出所は同じであるというを示唆しているのかもしれません。

本作の描写を真に受けるとハプスブルク家の血族の由来は{netabare}【フェニキア】であり
「獣」に乗った貴婦人=【大淫婦バビロン】の子孫ということになるようであります。

魔法学園とは【フリーメイソン】のことを意味しまして、この「黒魔術研究機関」における
「後夜祭」とは何を意味するかと言いますとそれは【イニシエーション】であります。

そもそも男女逆転の舞台演劇自体が仮装パーティーを示すものでありまして
【大淫婦バビロン】を暗示する「紫」の母親が脚本を書いたという前提と合わせて考えれば
EDカーニバルと同じこと意味する【マスカレード】の上演会であったことが
見えてくるわけであります。

王子と平民が入れ替わり人格が交差する劇は【マスカレード】の儀式を暗示します。

主人公の御令嬢とアンナ人形の誕生日は共に10月10日でありますが、これは
【11】という数字(【フリーメイソン】では重要な意味合いがあるもの)を示すものであります。

【ボアズとヤキン】の2本の柱の融合を暗示する数字であります。

「後夜祭」の花火にて2色の要素が入り混じった花火が打ち上げられるのは
【生命の錬金術】による新たなる生物の誕生を意図するものであります。

魔法学園の学園長=マジシャン=錬金術師と共に御令嬢は「生命の融合体」を暗示する
花火を打ち上げ、アンナ人形と攻略対象の貴族たちが一堂に会してそれを見る状況は
【イニシエーション】を表していると解釈することができます。

「ラブ&ビースト」のタイトル通り新たなる獣の種族の生命が花開くことを示して
物語のクライマックスに至るわけであります。

そして最後は「サンバカーニバル」に繋げ、「獣の種族」の在り様を示すわけであります。

【エリザベート・バートリー】の没年は54歳の時であり、
本作の父さん52歳とは2歳の差があります。

恐らく学園生活が後2年あるという計算で、
原作では54歳に物語の終わりの時を合わせるつもりなのでしょう。

赤色と青色の2色混合の花火は、「紫色」とその血統の種族を表す描写であります。

演劇が「仮装パーティー」を示すことを理解するのはやや難しいかもしれませんが
EDの【マスカレード】に繋がることから、この物語が表現したかったことが
花火の{/netabare}描写ですべて示されたこということになります。

【ソドムとゴモラ】の再現劇を本作は完璧に成し遂げたのであります。

●ビリーミリガンは【獣】の錬金術師の役を演じるか?

「フランセット・メルキュール」というおっさん公務員の娘とキャラが被る
真打登場でございます。

このキャラ設定の意図は{netabare}【エリザベート・バートリー】の人格に秘められた謎を
深堀りするのが一つ、そして恐らくアンナ人形との関係性からアンナ母の秘密を
暗示するためではないかと推測いたします。

ゲームタイトルが「ラブ&ビースト」ですから、恐らくビースト=【獣】
という要素が強調されるということになり、アンナ人形は【獣】の種族ではないか?
と考えることができます。

この前提でいきますと恐らくアンナ人形の母には{netabare}血統的な{/netabare}秘密が
隠されているということになるのかもしれません。

「メルキュール」は【メリクリウス】(=マーキュリー)が由来のようで
「水星の錬金術師」を暗示しているのでしょう。

「フランセット」は恐らく「フランチェスコ」が由来ではないかと考えられまして
と言いますのは、動物と意思疎通ができたという伝説がある「フランチェスコ会」
の創設者のことを元ネタにしているのではないかという推測に基づきます。

アンナ人形と意思疎通が巧くできる謎のオタクキャラ設定でありますが、
本来オタクと呼ばれる種族を極端にデフォルメしており、こんなんいるのか?
と言いたくなるほどハイテンションで無駄にオバーリアクションであります。

コメディでは割とよく見かける感じの「空回り芸」がちょいとウザいところでありますが
それも裏設定というものが関係しており、オタクと言えば内向的であるはずが
よくしゃべるし、ジェスチャーが欧米人並みに大きいというものであります。

オタクキャラのデフォルメ表現で二重人格性や精神分裂症気味の人格を表現しまして
それが【エリザベート・バートリー】の特性理解を補完するのに役立つということであります。

演劇で役を演じるという話が結構長めに展開されるわけですが、そこで
天才女優や俳優などの存在が本作とリンクするわけであります。

24人の役回りを一人でこなす名俳優と言えば【ビリーミリガン】
「羊たちの沈黙」の元ネタなどとも言われるようですが、人格がコロコロと変わる
芸達者なこの人物は、実に猟奇的殺人鬼であります。

多重人格障害や精神分裂症は猟奇的殺人鬼の謎を解く重要な手掛かりであります。

ススキの生首事件の被疑者にもそのような精神傾向が見られたようでありまして
更に言うならばオタクの猟奇的殺人鬼=「宮崎何某」にも極端なまでの2面性が
あったのであろうと推測することができるのかもしれません。

個人的な感想ではありますが、本作のゲーマー娘とフランセットの精神性は
「宮崎何某」のパーソナリティが反映されているのではないかと睨んでおります。

残念ながら精神分裂症の案件と「カーニバル」は繋がってしまうケースがあり、
実際それ絡みの猟奇的殺人事件が起きたり、某通り魔事件の被疑者がオタク系
だったりするわけですから、極端なまでの情緒不安定さを示す表現には
誤解を受けないためにも細心の注意を払うべきではないかと思います。

本作でもよくやる描写ですが「眼鏡をキラリと光らせて」オタク趣味のトークに
熱狂する流れは、「宮崎何某」を想起させる可能性もありますので、微妙なものを感じます。

自分の趣味に没頭するのは問題ないと思いますが「ファナティック」な状態を
敢えて作品内で描くならば、それは狂信的な宗教性を表現していると受け取ることもでき
そもそも【エリザベート・バートリー】を全面的に押し出している作品においては
誤解どころかむしろ確信犯的に表現しているとしか見えないわけであります。

「ビリーミリガン」の{/netabare}法則性によりプロファイリングを行えば
その思想性も自ずと見えてくるのでございます。

他作品で描かれる精神病理の殺人鬼にもこの法則性が成り立ちますので
フィクション内においても一般法則は真であるということになり
この一般法則により、残念ながら同じパーソナリティの傾向が見えてしまう
という話であります。

コメディだ、フィクションだという言い訳も偶然があまりも重なり過ぎるなら
それは悪意によると見ることができるのかも?しれませんので、悪しからず。


●【ソドム】の野望を再生せよ!

御令嬢のまるでドリルのような「チョココロネ」の如き巻髪は{netabare}「角」を表現
しておりまして、その原型は「ゲゲゲの鬼太郎」のアンテナレーダーでありますが
「アホ毛」が【ネフィリムの角】を意味するということを示すものであります。

【ネフィリム】が👹=【鬼】を意味するという解釈もありまして
人の生き血を文字通り吸う元ネタ御令嬢について言えばまさにそのままでありますので
本作の御令嬢にも「眷属のシンボル」を付加したのでありましょう。

狂気のカリスマとも言うべき御令嬢=【エリザベート・バートリー】がLGBT
でありましたために、本作においてもわざとらしく?舞台演劇にて男女の役割を
入れ替えるという謎展開がごり押しされます…この強引な展開を見て「なるほど!」と
納得しないといけないものなのでしょうか??

アンナ人形の母親紹介よりも今回の重要なことは獣人族🐻のワッパが
🌲にしがみついた状態で下に降りることができなくなった事案であります。

「クリスマスツリー」でお馴染みの🌲は反逆のカリスマ【ニムロデ】の下半身部位と
関係があるなどという伝説がありまして「🌲」とそれにしがみつく「🐻」で
【獣姦】を暗示しているというように解釈することができます。

実に【ソドム】が滅んだのは「同性愛の罪」と「獣姦の罪」故のことであります。
「アホ毛」が暗示する【ネフィリムの眷属】の野望は【ソドム】の{/netabare}罪に挑むことなのでしょう。

飽く事なき裏設定の追求以外何もないような本作の執念にはただただドン引きするのみで、
それに伴い評価の方も自分史上過去最低を更新中で歯止めのかかること知らずの状況であります。

期待に応えて?今後も裏設定ごり押し展開が続くのでありましょうか?


●賽は投げられた!?

コメディに合理性は求められず、従いまして今回の「真夏の怪奇現象回」について
あれこれ詮索する人は恐らく皆無でありましょう。

当然のご如く学校では教わりませんし、糞のマスゴミ連中も言及することはまずない
我々人類の歴史の真実、{netabare}それは今という我々の時代はローマ帝政の延長線の真っ只中
にあるということであります。

一見すると古代ローマ帝国は崩壊したかのように見えますが、帝国分裂の後
【神聖ローマ帝国】という正統なる後継者を盟主としたヨーロッパ諸国連合が
新たに生まれそうして現在に至るというわけであります。

封建時代の江戸幕府を打ち滅ぼし日本を明治維新の道に押し込んだのは英国を
中心とする金融資本家勢力でございます。

所謂「国際金融資本」と呼ばれる大財閥グループのルーツは
【ハプスブルク家】あるいはその家臣を含むその関係者にあります。

早い話がヨーロッパの貴族というのが「後期ローマ帝国」の支配階級であると
いうことになります。

「真夏の満月の夜」にオカルト的な何か?が起こるというのはある種の予言
みたいなものでありまして、「今年の真夏の満月の夜」に何かを起こすという
犯行声明だというようにも考えることができます。

得に怪しいのが7月11日山羊座満月と9月8日魚座満月&皆既日食の日付であります。
(8月9日みずがめ座満月も一応は候補ということになります。)

7月=Julyはユリウス・カエサル
8月=Augustはアウグストゥスが由来でありまして
7月12日はカエサルの誕生日でありますから前夜祭の7月11日には
何かが起こってもおかしくないような気がいたします。{/netabare}


どうでいい話のように思えるかもしれませんが、本作の主人公である悪役令嬢の正体が
【エリザベート・バートリー】であることがとても重要でありまして、すべてのエピソードも
この人物が由来であるからこそ成り立つ物語ということになります。

1問目の答えは{netabare}お風呂でありますが、これは風呂に若い女性の血を貯めて浴びた
という某御令嬢のエピソードを示すものであります。

2問目の「四つん這い」は御令嬢が好んだ拷問シーンの再現であると推測されます。

3問目は「火あぶり」の拷問を表しているのでしょう。

4問目は【モレク信仰】の儀式の再現であると考えられまして、小人=子供を
引きずり出して「太陽神」に捧げるという儀式殺人を表現しており、この
【モレクの儀式】ではドラムを叩きますので、御令嬢がわざわざそれを実演して
いるというわけであります。

ちなみに(正六面体の)「キューブ」は【土星】を暗示する小道具でありますので
「キューブ」により【黒い太陽信仰】を表現しているというように考えることができます。

「銀河鉄道『999』」の『999』は【グノーシス主義】転換しますと
【666】となりまして、これは【獣の刻印】というものでありますが
「御令嬢の所属」を象徴的に表すのと同時に【獣=ビースト】は≪肉食獣≫
を意味しまして、御令嬢の≪カーニバルリスト≫の特性を示すものであります。{/netabare}

そんなわけで、御令嬢の変態性癖性をここまでしつこく表現する
本作の執念深さみたいなものに恐怖を感じずにはいられません。


●【獣】の主の≪嗜み≫と≪伝説≫

>被害者の数は、エルジェーベト本人の記録では650人、裁判での正式な認定では80人だが、
>ハンガリー王マーチャーシュ2世の手紙によれば≪300人≫と認識されていた。

本作における公爵家使用人の人数は≪300人≫だとか。

偶然にも?【エリザベート・バートリー】が殺戮した人数≪300人≫と一致します。
まさかこの≪記録的数字≫を言いたいだけのお屋敷紹介だったのでしょうか?

いやぁはや・・・


●コマネチクィーンの御令嬢

今回違和感を感じたのが木馬とコマ回しでした。

ハプスブルク家のいと高き方々は木馬を{netabare}所有する趣味があったとかいうことです。
しかし公爵家のご身分であらせられる公女殿下が木馬に乗りますでしょうか?

それと「独楽」ですが、コマは昔々から世界各地で使用されていた事例があるらしいです。

しかし、形が日本のものとは違い先の尖った丸太棒のような形状みたいで
鞭で叩いて回すタイプのもの=「ぶちコマ」が多いとのことであります。

血の伯爵夫人に関係あるならば、恐らくは「三角木馬」と「鞭打ち」を
暗示するために木馬とコマが使用されたのではないかと睨んでいます。

特別の意味がないのに木馬とコマに焦点当てますか?という話でございます{/netabare}。

「3馬鹿」トリオみたいないじめっ子キャラが度々出ますが、
「サンバカーニバル」に掛けているのでありましょうか?

ちなみにED映像で「GK38」と表示されますが、「38」はサンバを表し
{netabare}「38」→3+8=11

【11】は【「ボアズ」と「ヤキン」の柱】で【⛩ゲート】を表します。

「男性原理」と「女性原理」の柱からなる【⛩ゲート】の先には異世界が
あるとかなんとかいうのが、某「自衛隊」の話であります。

モニター画面表示の数字はこちらで

GK31
GK32
GK33

【33】は【フリーメイソン】の最高位階級を表しまして、計算式は
11+11+11=33
【ボアズとヤキンの柱】11×3で【三位一体の神】を表します。

「G」はアルファベット7番目
「K」はアルファベット11番目

たし算しますと7+11=18
18=6+6+6=【666】

【666】は【獣の刻印】で【獣】=【ビースト】の種族であることを表します。

31+32+33=96
「96」の「9」と「6」は鏡写しの関係性においては6=9となりますが
9+6=15→1+5=6

以上を踏まえて数秘術の計算をやりますと
(GK×3)+(31+32+33)=(666×3)+6
【獣の刻印】のゾロ目並び「6666666666」ということになります。

【獣の刻印】は悪魔の数字とか言われていまして、サタニストが好んで使う数字であります。

そういうことで【ビースト】の御令嬢は【カーニバル】に酔いしれるわけであります。{/netabare}


●御令嬢の秘密をカタリな!

「破滅のフラグ」主人公の名は「カタリナ」でありますが、
この名前の元ネタは御存じでしょうか?

今から450年前に15歳だった御令嬢【エリザベート・バートリー】
通称「血の伯爵夫人」には{netabare}「カタリン」という名の娘、
他に「アンナ」という名の娘がいました。

カタリンは「はめふら」、アンナは本作の主要キャラに該当します。

【血の伯爵夫人】の父親の名は「エチェディ=バートリ・ジェルジ」
これは本作における皇太子殿下「ヴィルジール・ヴィエルジ」
の元ネタであると考えられます。

アンナは御令嬢の娘の名ですが、本作キャラの名
「アンナ・ドール」の「ドール」とは何でしょう?

「ドール」と言えば人形です。
「娘の人形」とはつまりこの「血の御令嬢」が開発した「お人形ちゃん」のことを意味し
それは「鉄の処女」=【アイアンメイデン】を表していると推測されます。

「鉄の処女」とは無数の針が内側に取り付けられた
「お人形ちゃん」の形をした拷問器具であります。

この御令嬢の話は現実世界ではスプラッター&グロ映画のようでありますが、
鏡に映った平行世界ではコメディになるという具合にひっくり返った世界を
異世界転生として描いているのが本作であります。

EDの≪モツ系≫サンバにおいても「♂と♀」が鏡写しの関係で表されていますが
異世界転生で「♂と♀」がひっくり返るということを暗示しているわけであります。

しかしながらひっくり返るのは性別だけでなく、「善と悪」もひっくり返りますので
「血に飢えた猟奇的殺人鬼」が「麗しの貴婦人」にひっくり返るのも当然という理屈になります。

そういうわけで、楽しい「サンバ【カーニバル】」もひっくり返る前の世界では
スプラッターだったということも大いにあり得るといいますか、
【グノーシス主義】というのはむしろそういう思想傾向があるものなのでしょう。

それにしてもまさか「サンバ【カーニバル】」が{/netabare}「ひぐらしのなく頃に」の
「綿流し祭」に繋がるとは思いもよりませんでした。

事実は小説よりも奇でございます。


●酒チ≪肉≫林の宴

すべての謎は「MKサンバ」に隠されていたようです。

「サンバ・カーニバル」の由来は【謝肉祭】ということらしいですが
{netabare}【カーニバル】では仮装したり、乱痴気騒ぎしたりするみたいであります。

古代ローマの祭典【サートゥルナーリア祭】というのも恐らく同じような感じの宴
だったと推測されますが、クリスマスパーティーのルーツがこれでありまして
チキンを≪喰う≫習慣とかまさに【カーニバル】を表しているという話であります。

【マスカレード】は【イニシエーション】でありますから、同じく
「サンバ【カーニバル】」も【イニシエーション】となるわけです。{/netabare}

「グレイス・オーヴェルヌ」の名前の元ネタですが、「約束のネバーランド」に登場する
{netabare}「グレイス=フィールド農園」{/netabare}の管理責任者である「イヴェルク」ではないかと推測いたします。

{netabare}【サートゥルナーリア祭】とは【土星神サターン】を崇め奉る宗教祭りですが
この神は「子供を≪食べる≫【サトゥルヌス】」で有名でございます。

そして「グレイス=フィールド農園」とは「≪食≫肉」を生産する施設であります。

【カーニバル】と≪カニバル≫では語源が違うということらしいですが、
個人的にはルーツは一緒であると考えています。

そんなわけで伝説の悪役令嬢に様々な逸話がありますが、恐らくは御令嬢は
「【カーニバル】クイーン」だったようであります。{/netabare}

今更「MKサンバ」とか違和感あり過ぎて怪しすぎるので調べて見ましたら
やはり「パリ五輪開会式」に繋がるわけであります。

{netabare}【マスカレード】の「【カーニバル】クイーン」というのが{/netabare}
本作が不自然にゴリ推しされる最大の要因のようであります。

そんなわけで大幅減点いたしました。



●レイブパーティクイーン

ざっくり飛ばし見しまして悪役令嬢のルーツが判明しました。

別の人格を持つ、あるいは多重人格の{netabare}悪役令嬢と言えば
【血の伯爵夫人エリザベートバートリー】であります。

当悪役令嬢は「LGBT」でありまして、それを題材にした
【吸血鬼カーミラは悪魔憑き】でありますから、
多重人格の「LGBT」は【悪魔憑き】という関係性が成り立ちそうです。

そんなわけで【血の伯爵夫人】は【サタニスト】と言われるわけであります。

本作EDソングの某MKサンバは【マスカレード】を暗示していましたので
オリジナルの公式サンバを冷ややかにリーピートしながら観察してみましたら
タイトルは「MKサンバ【Ⅱ】」となってることが判明しました。

【Ⅱ】は数秘術の【11】と同じでゲート、【ボアズとヤキンの柱】を意味します。

ダンサーが手に持っているバトン様のものも【Ⅱ】を表しているのでしょう。
黄金の衣装で両手を上げて踊る様は【フェネクス】を表現してるのかもしれません。

歌い手もバックダンサーも皆白粉を塗っていまして「マスク」のように見えます。

一番重要なのが両手を高く「V字」を形成するようにして上げまして、
【プロビデンスの目】を表現することなのでしょう。

この「V字」ポーズは「ナツキスバル」もやってますし、同じように
「【ビースト】小町」の「星野アイ」もダブル「Vサイン」をやっています。

ヒットソングで大事なことは【ハンドサイン】や「シンボル」を掲げることであります。
ピコ太郎という芸人もシンボル掲げて世界的ブレイクの偉業を果たしました。

きっとシンボルが理解できない人にはピコ太郎がうけた理由が
さっぱりわからないことでしょう。

本作のEDを真に受けるなら【血の伯爵夫人】は{/netabare}「禁断のパリピ」
だったことになりそうですね。





悪役令嬢シリーズについては割とよく見ており、それなりに楽しめていましたが
いよいよネタ切れ感がクライマックスを迎えたというべきでありましょうか。

単に当方がコメディとの相性が悪いだけと言われればそれまでなのかもしれません。

子どもに感情移入することは簡単ですが、52歳のおじ様といいますか、
本作の主人公の感覚が掴めなくて苦労しています。

中身が現代の常識人代表みたいなキャラ設定でしょうか?

昔々の大昔に公務員を{netabare}やっていた記憶はありますが、52歳の公務員が転生したケースの心中に
ついては計り知れないところが大いにあるとしか言いようがありません。

ギャップが笑いを産むという発想は理解できますが、年は食っても発想や感性が根本から違うと
接点ゼロで、本質的な意味で異世界の事象を眺めている感じがします。

このシリーズがまるでどこぞの貴族に忖度しているようにしか見えないのは
今に始まった話ではありませんが、52歳の公務員が挨拶決めて自画自賛というのは、
上司に媚び打っておけば後は安泰みたいな公務員の本心を晒しているようであり、
そんなんだから「税金分ちゃんと働け」と納税者から小言を言われるんだという話であります。

結局公務員は裏方的存在なので、いい年したおじ様が主役を張るにはいろいろと無理があり
例えばかつて側近だったが後に都知事落選運動の先頭に立ち精力的に活動してるような
男気ある有志ならば兎も角、ただ普通にそこにいるだけみたいな人が出張ってきて
それで何をしようというのでしょうか?

それならむしろアンシャンレジームの貴族たちを粛清し、時の覇王としてのし上がる
ようでないとわざわざ異世界転生する意味が薄れるのではないでしょうか?

百歩譲って転生はいいとして現時点では悪役令嬢になる必然性はないようにしか見えません。{/netabare}

途中で切ったらもしかしたらのどんでん返しを見逃してしまう可能性がありますが
この設定のコメディについて行くのは相当きついものを感じます。

事実上途中で断念状態ですが、さて今後挽回の局面はあるのでしょうか?

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キャラの魅力と視点の独自性で今季No1を実現。非常に面白いが…

 この作品の面白さは、なんなのか。言語化が少々難しいですがちょっと「はめふら」との類似性を感じます。キャラの魅力が最大のポイントなのは間違いないと思います。「はめふら」のカタリナの脳内会議に対応しているのが、憲三郎になっているといえるでしょう。そこが現世の家族やオリジナルのグレイスの存在も相まって、さらに強化されています。

「無職転生」の元の人が出てくるのがちょっと邪魔に感じたのに対し、本作においては、中年の親父の面白さに転換できたのが素晴らしい工夫です。性別がクロスしているのもありますが、やはり父親目線ですよね。これが奏功しています。 ゲーム攻略で死なずに何とかするという悪役令嬢ものの攻略に父親目線を絡めることで、作品のエンタメ度を上げたとも言えます。

 また、作品に謎がありそこに向かっている感じも飽きない理由です。俺TUEEEのチートで魔王を倒すのではなく、ギルドに所属してダンジョンで活躍するのでもなく、婚約破棄や追放されて復讐するでもなく。悪意がないのでストレスがありません。


 アニメそのものの演出やテンポがいいので、それらが楽しめたことも大きいでしょう。マツケンサンバや999を持ってくるあたり、視聴者を楽しませようという制作者の意識が感じられました。

 アンアの母やグレイスの母の素性や現世とのかかわりなどの考察がしたくなる感じですが、そこはまあいいかなと思います。というのは設定でどうにでもなる部分です。一応、種はまかれているようなので、考察できる材料はあるのかもしれませんけど。
 面白いポイントが作品の設定そのものと、個々のエピソードに依存しているので、謎解きは大きな要素にならない気がするからです。結果的にそこのストーリーを追う楽しみはありますけど、それを楽しんでいたかというとそれほど大きな要因ではない気がします。テーマ性も本作に関しては気になりません。

 憲三郎が50代の中年ということで、視聴者層とあうのか?という疑問もありますが「なろう系」は40代50代の男性がメインということで、アニメの異世界転生ものよりも少し年齢が高めだそうです。その40代50代を引き付けたので、成功したのかもしれません。面白いですが爆発的人気ではないので多分分析すると面白い結果になりそうです。そのマーケティングが意図か偶然かわかりませんが、上手くある層にはマッチしていた気がします。

 何はともあれ、とにかく面白い作品でした。エレガントチートと父親目線と好感度のエフェクトだけでここまでキャラ立ちさせて、面白い作品に仕上げたのは見事だと思います。

 私個人としては今季ナンバー1です。とにかく見ているとあっという間に終わっていて、次回が待ち遠しいというTVアニメの正しい見方を久しぶりに体感しました。異世界ものと範囲を広げて考えても面白さなら上位に来ます。

 ただし、作品の評価としては、満点はつけがたいですし極端な高評価にはできません。名作とは呼べないし、秀作と言っていいのかも迷います。
 作品が尻切れトンボなのはありますが、既視感は多くはないもののやはり今までの異世界ものの枠内から大きくは脱却できておらず、テーマも含意も非常に薄い作品だからです。

 優れたエンタメ。ただ、見るたびに発見があるような作品でないため、2,3回が限界かなと。そういう作品を狙ったと思いますのでそういう評価でいいと思います。

 まあ、最終回を見たばっかりなので第1印象で簡単な感想ですが、また、気が付いたことがあれば追記するかもしれません。







以下、視聴時の感想。



第1話 テンプレ構造をメタ的な視点でギャグに落とし込んでいるのが素晴らしい。

{netabare} 通常25時配信は翌日の朝に見るのですが、本作は楽しみで見てしまいました。キャラデザはそのまま上山道郎氏の作風ですね。アニメ化でここまで元絵の再現度が高いのも珍しいですね。力が入っている気がします。演出や作画が丁寧でこれは制作会社…あるいはスタッフは当たりのようですね。

 第1話の感想は非常に面白かったです。24分があっと言う間でした。優雅変換(エレガントチート)素晴らしいです。キャラは本来的な意味でのチート設定ではない感じなんでしょうか。王子の名前が思い出せないときの裏の名前が映画俳優ばかりでしたが、デンドロビウムと言う単語がありました。その辺のスタッフの遊び的なのも散りばめられるのでしょうか。

 やはり視聴前に予想した通り、思いっきりテンプレの構造ですね。それをメタ的に分解して、50代の公務員の視点に落とし込んで世界観を作り出したのはさすがです。物事の本質を抽出する力に長けているのでしょう。あるいは原作者を投射したのが主人公なのかもしれまません。その構造自体をギャグにしたんですね。想像以上にギャグよりです。

 不満があるとすると、もう少し女性としてのグレイスで進行した方が乗っかれるかな、という気がしなくはないですが、まだ1話ですからその辺は2話以降でしょう。

 そして、OPを見る限り元のグレイスが檻に閉じ込められていました。これが内面世界だとするとそこにドラマがありそうです。

 EDアニメは素晴らしかったです。動きと演出がかなりいいのでびっくりしました。曲のチョイスもいいですね。 {/netabare}


第2話 元のグレイスの内面が気になる。本当に性格が悪い娘だったのか?

{netabare} 冒頭3分が延々と52歳のオッサンのモノローグでした。しかも結構作画が良かったりして。もうちょっとグレイスに寄るかと思ったら基本、グレイスはアバターとしての役割で、内面はずっと憲三郎で行くという事なんでしょう。

 というのは、今週は3話あたりで話が展開し始める前に、淡々とキャラ紹介なのかな、と思っていたら元のグレイスに何かありそうな示唆がありました。
 親方のところに昔は遊びに行っていたというのもそうですが、猫耳メイドを過去叱っていたセリフが要するにまともな指導なんですよね。不器用で言い方の問題なんでしょうか。この辺は管理職論でもあります。パワハラと愛のある指導の線引き問題にもなりそうです。

 つまり、内面が憲三郎でないと、元のグレイスの人格を救済するための話にならないのかなという感じがしました。

 漢字とかそろばんとか、構造的にはベタな事をやりながらも、キャラを上手に動かしているので見ごたえがあります。

 作画はいいところはいい、手抜くところは手抜いていて上手く処理しています。手抜きも止め絵をスクロールしてごまかしたり、ずっと見せ続けるのではなく、まして崩れるのではなくて、演出で工夫しているのでアニメとして成立しています。

 それと次回予告がいいですね。期待させます。トータルで言えば話もアニメも水準が高いレベルだと思います。

 追記 2回目見ていて気が付きましたが、冒頭の出勤時のJR津田沼駅(妻沼田駅)前の歩道橋の上に「ツマヌダ格闘街」のドラエ・ドリャーエフと主人公がいました。これにはうれしくて涙がでました。{/netabare}


第3話 話的にも予算的にも溜めの回だったかな。それでも面白いですけどね。

{netabare} 木曜日の夜…というか金曜日の朝が辛いです。なんで私は無理して1時からみているんでしょう?もちろん面白いからなんですけど。

 今週はまあワンクッションの週だったかなあ。話はあまり展開しませんでした。男を攻略するという進展はありますが「えっ、私の年収低すぎ」のミームとか小ネタのギャグ回という感じでした。

 予算節約回でもあったのかもしれません。止め絵が多くて海外発注回かなあという感じもありました。いずれにせよ、それでも面白いんだから大したものです。やっぱりキャラの魅力を作り出すといいですね。グレイス(憲三郎)だけでなく、アンナも男性キャラも魅力的だなあと改めて思いました。{/netabare}


第4話 展開は想定の範囲内も、ちょっと作画やテンポ、キャラの扱いに不満がある回でした。

{netabare} なんか、作画が紙芝居になった気がします。最後の2分くらいは良かったですけど。今までは止め絵を上手く使って、演出で面白さはキープしていましたが、今週の奥さんのオタク描写の時のカクカク作画は今のところ唯一の失敗だと思います。ただ、次週予告を見ると来週はよさそうなので、このまま悪くなる一方ではないことを祈ります。

 話そのものもちょっとテンポも悪かったし、ゲーム世界のキャラももちろん面白かったんですけど、何となくギャグの量的に物足りない感じでした。展開は予想はしていましたがそうきましたか。娘と奥さんは回想だけにしては存在感がありましたからね。グレイス本体の絡みとどっちが優先するかと言えば、こっちが先でしょうね。ただ、1クールでグレイスと絡むのかなあ…

 ちょっと不安感が出る4話でした。来週頼みます。{/netabare}


5話 十分面白いけど、現世パートでマイナスにならないかは気になります。

{netabare} ちょっととっ散らかった回でしたが、テンポが良かったです。ゲーム内と現世の同じ場面を見せるのも長すぎると飽きる要因でしょうけど、ほどほどの長さでした。他の異世界ものは開始10分で飽きてくることも多いですが、本作は全部見ても体感10分くらいで、あっという間に過ぎ去ります。

 前半に汗やプンプンの漫符(マンガの記号表現。汗が白い水滴で表現されていた)が入ったのがちょっと驚きましたが、演出で担当者によって独自性を出しているのでしょうか。

 魔法の先生と奥さんが似ていますが、同じ人物じゃなかったんですね。その線もちょっと妄想していましたが外れました。現世パートいいんですけど、やっぱりゲーム世界の没入感が減るのがマイナスになるかもしれないなという危惧がちょっとあります。今のところ上手く処理していますが、今後のオリジナルグレイスの使い方と絡んでどうなるか、ですね。

 途中出てきた緑髪の少女の作画が妙に良かったですが、今後重要キャラになるんでしょうか。コミカル路線でしたけどね。

 5話まで来てこのクオリティなら1クールは面白く見られそうですね。ちょっと話が3話までと比べて停滞感はありますが、エピソードが面白いので十分だと思います。{/netabare}


6話 面白いけど、進展が欲しい気もします。

{netabare} 面白い。とても面白いんですけど、なんか想像と違う展開?もうちょっと元グレイスとの絡みと現世復帰に焦点があたるかと思っていましたけど、そこは結構ゆっくり進む感じみたいですね。単行本も人気で結構出ているようなので、1クールだと何か中イベントがあってそれで終わりって感じでしょうか。大きなイベントで元グレイス様をちょっと見たかったんですけどね。

 そして、面白さを維持しているとはいえ、やはり冒頭の2、3話に比べると徐々にマンネリ化します。今週の様々な出来事は以前見たものの繰り返しになってきています。

 そこを補うのが現世な訳ですがやっぱり次の展開が欲しいと思います。魔法の発表で何かあるのでしょうか?あるいは今回あった、ビーストを通じて何か進展があるのか。{/netabare}


7話 この分だと元グレイスは描かないのかな。2期を是非最終回で発表してほしい。

{netabare} 原作が既刊7巻らしいので1クールで終わりまで描くのかなと思いましたが、それほど進めないみたいですね。面白いからいいんですけど、ちょっと元グレイスの話が見たかったなあ。最終回で2期のアナウンスなかったら原作を読もうかなという感じですね。とはいえアニメは丁寧な作りだしキャラに愛着が出てきただけに、早めに2期が見たいですけどね。

 そうそう、緑の髪の眼鏡の子が活躍してないですよね。後半でどう活躍するんでしょうか。

 しかし、異世界ものであまり目立った作品のない亜細亜堂にしては、丁寧に作りましたねえ。OPの感じだと作品内からの切り抜きっぽい部分があるので、完パケあるいはだいぶ作りためてからのスタートなんでしょうか。であるなら、他の仕事は受注せずこの2期を是非お願いしたいところ。もう半分が過ぎてしまいました。面白い作品は早くすぎさるなあ…{/netabare}


8話 グレイスの話が進んでいるのがいいです。1話で3回楽しんでます。

{netabare} 停滞しているようで、何となく話が進んでいるんですかね。元のグレイスが努力家で真面目過ぎる故にきつくなったのは、既に伏線というより明言されている感じです。彼女のこころを溶かしきるまで描けるのかどうか。あと4話くらいだとすると駆け足だし、既刊の巻数からいってちょっと厳しいとは思います。あとは母と兄がどういう役割になるのかですか。

 それにしても、それほど高予算作品とは思えませんが、丁寧な作画と演出で非常に見やすくていいです。

 今回もあっという間で体感5分でした。本当に面白い。今回そしてもう1回見て「蠱惑の壺DX」で外国の反応を見て3回楽しめるんですよね。本当にいい作品だと思います。{/netabare}


9話 予算貯めのローコスト回かな?

{netabare} OPが始まるまでの1分ちょっとくらいの作画が何となく気が抜けたような作画だったし、紙芝居感がある作画でした。話の内容もあいまって、予算を貯める回だったのかもしれません。ただ、まあ、EDはそれほど作画的に入カロリーではないにしても、特殊EDにしたということは手抜きではないと思いますけど。MAOさんの999が聞きたかった気もしますが、サビの部分を聞く限り、あまり音程があわないのかな?

 なんか意味がない息抜き回だった感じです。次回予告だと10話は力が入っていそうなので、来週に期待ですね。ただ、9話も相変わらずテンポはいいし演出も悪くないので、ちゃんと面白くみられました。

 そう…この作品、内容も面白いんですけど、演出とテンポに見るべきところがある気がします。原作からそうなのかもしれませんが「なろう」系の他の作品に是非、見習ってほしいです。引き延ばしではなく、無駄を削ってこそ面白くなりますので。

 あと、3話くらいですね。今のところ今季で一番面白い…ですけど、他がひどすぎるからなあ{/netabare}


10話 アンナの母とグレイスの母…次回以降何かありそうな感じですけど?

{netabare} 結局アンナの母が元貴族なら、魔法を使える理由もわかります。それと前半とってつけたように里帰りのエピソードがありました。つまり、母が魔法や貴族と関係あるということだけ強調して終わりました。今後の伏線ということでしょうか。
 母繋がりで考えれば、グレイスの母が戻るのとアンナの母に何か関係ありそうですけど、どうなんでしょうね。昔の知り合いとかなんでしょうか。

 あと2話くらいで何か進展がありそうですが、どうなるんでしょうね。 {/netabare}


11話 鏡のシーンがとても良かった。全体的に演出が凝っていた気がします。

 面白いのはいつも通りですが、今回は画面が良かったです。動きという点ではこの作品は物足りないのですが、画面の構成というか見せ方がいいんですよね。特に感心したのは、途中の鏡にグレイスが映っているシーンです。

 芝居の打ち合わせをしているときに、自分を見つめるような視線の動きが、役柄ということとグレイスの存在の2重の意味性を感じて、一瞬のシーンですがいい効果を産んでるなあと感心しました。これは意図的に演出としてやってますよね。この演出力があるからこの作品は面白さが倍増しているなあと思います。薔薇と時計に意味があるのかどうかですが…まあ、後で考えます。
 逆に雲のシーンは違和感がありました。夕方になったという表現だけなんでしょうか。予算上の手抜きなのか。

 それと緑のメガネっ子は期待どおり面白い子でした。それとアンナの苦労もサラリと入れたり、エレガントチートを逆手にとっています。ドラえもんのパロディにガラカメのパロディ。盛り沢山で本当に退屈しない話です。

 ということで後1話…なのかな?今季ナンバー1はほぼ確定ですが、最終回でオリジナルグレイスと母親関連で何か出てくるのでしょうか。



 




視聴前 「ツマヌダ格闘街」が大好きなので楽しみです。

{netabare} 私は原作の上山道郎氏の「ツマヌダ格闘街」が大好きで全巻揃えています。視点がバキやケンガンアシュラのような筋肉と謎理論でなく、梶原一騎のような気合とマッチョイムズだけでなく、非常に説得力があるディテールが描けていました。
 ディテールの描き方は中国武術マンガの名作「拳児」とも違い独自性がありました。しかも主人公の男女の描く物語が面白いんですよね。特にヒロインは魅力的でした。それ以降活躍がなく残念に思っていたら本作の原作と知って、是非見たいと思っています。

 氏の格闘の描き方から言って独自の視点ながらも、エッセンスをくみ取っていると思います。そして物語をちゃんと入れてくると思います。原作はアニメを数話見てから購入を考えます。がんばっていただきたいです。{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 10

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

底辺なろうかと思いきや良作だった

タイトルといかにもなろうそうな作画から舐めてて、しかもおじさんが美少女悪役令嬢。あぁー、またまた「わし可愛い」のキモいなろうTS物かと思ったら予想と全然違った

作画の方は低予算なろう系っぽく見せかけて、そもそも元からこの感じの絵ギャグ漫画みたいなので思ったよりずっと丁寧に作っている

お話は、交通事故で意識不明の地方公務員のオジサンが、乙女ゲームの悪役令嬢に転生して破滅を回避するために奮闘すると言うなろうの典型パターンなんだけど、その料理の仕方が絶妙に上手い

まず第一に、オジサンが美少女に転生したら、予想できるのはTS物にありがちな「あぁ、トイレどうしよう」「あぁ、女物の下着が〜」「女友達との入浴がぁ〜」「生理がぁ〜」って言う気持ち悪いパターン。だけどそのTS物くささが一つもない。むしろ違いは50代と10代の視力の違いと異性転生後のギャップポイントはそこ?w

そのため性的視点なしで、無害で善良なオジサンが転生した先で息子娘達を見守る感じで不快感は起こらない。特に、普通なら周りをどんよりとした寒ーい状況に追い込むようなオヤジ的な言動でもグレイスの優美な行動に変換にしてしまうエレガントチート能力によるギャップが面白い

これ、考えてみれば、なろうでよくある主人公がなんでも無いことをしたと思ってるのに、周りからゴイスー、ゴイスーとされるのと大差無いはずなんだけどこれも不思議と気にならない。これはおじさまに厨二臭さが無いからかな?

また彼の家族も奥さんと娘含めてオタク家族で、仲が良さそうなのも好感触。特にこの年代の娘と公務員の父親なんてお互い理解不能かと思いきや、親子として認め合って大切にし合っているのがよく分かる

お話自体はよくあるなろうなのに、主人公の生来の人の良さとグレイスとのギャップ、家族愛やゲームの進行に奥さんと娘が関与できそうなところや、そもそも彼がどうしてこの世界に張り込んでしまったのか、どうしたら抜け出そうなのかとかの謎も見所になってて、切り方一つでこうも面白くなるのかと感心した

と言うわけで個人的には今期トップクラスの評価なんだけど、唯一の心配はこれが2020年に始まった青年漫画雑誌で5年も経ってまだ連載中なこと。青年・少年系の漫画でヒットしたものは不必要に終わりが延ばされて、中だるみや本編から外れたエピソードばっかりになって肝心のお話がうまく決着付かないこと多数。基本、悪役令嬢物って破滅回避が目標な分だけ、お話は一直線、無制限に続けるには向かないので、この点がうまく決着付けられるのかが気になる点かな

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

63.2 3 2025年度の異世界アニメランキング3位
ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (147)
350人が棚に入れました
〈ギルドの受付嬢〉。業務内容は絶対安全。公務だから立場も安定。 可愛い制服に身を包み、カウンター越しに笑顔で冒険者たちをご案内。受付時間が終わったら、のんびりと事務作業を済ませて定時に帰宅。愛しの我が家でくつろいで、さあ、明日も元気に働こうーー。 アリナ・クローバーは、そんな理想の職業に就いたはずだった。しかし。その実態は、理想とは程遠かったー ひとたびダンジョンの攻略が滞れば、カウンターは大混雑。めんどくさい対応を求める冒険者もちらほら。顔で笑って心で泣いて、厄介な顧客をやり過ごしても、今度は大量の書類仕事が待っている。やる気は残ってないけれど、明日に回せばなおしんどい。おかげで来る日も来る日も残業地獄...ああ、もう我慢の限界!! アリナが不満を爆発させると、隠し持った一面が顔を出す。 チームで挑むことすら危険なダンジョンにソロで乗り込み、銀に輝く大鎚【ルビ:ウォーハンマー】で、強大なボスを叩き伏せる――。 何を隠そう彼女こそ、正体不明、神出鬼没、街で噂の凄腕冒険者〈処刑人〉その人だったのだ!! でも、そのことは絶対に隠し通さなければならない。なぜなら受付嬢は副業禁止で、バレたら即刻クビだから...。アリナの平穏な暮らしは、守られるのか!? 第27回電撃小説大賞《金賞》受賞作、待望のTVアニメ化!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

全くの出オチ作品!世界観設定も良く考えていないのが見え見え。ただ、何とかオチをつけたのは高評価です!

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 今回の魔人騒動の背後には、あのお方がいるそうですよ!
と、2期への含みを持たせて1期終了です。

 アリナさん、今後は白銀とともにボス討伐する様です。ダブルワークのワーカーホリック万歳ですね!

 ギルドにでっかい貸しもあるし、誰も文句は言えませんが、もう少し残業を減らすためのやりようがある気がします。

 出オチでしか無く、構造的な問題を抱えた物語を良くワンクールにまとめたと思います。何だかんだで結構面白かったです。能力の高いアニメ制作会社に当たると、何とかなるもんですね。

 釈然とはしませんが…。アリナさんが可愛かったので、コレでイイのだ!しかし…絶対にパンツは見えませんねぇ…。

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 8話まで観ました。2028.03.03

 冒険者が魔人を呼び出す!エライコッチャ!アリナさん助けて〜!に恋愛要素と脇役冒険者達の掘り下げでシリアスな感じを出すと言う、同じ様な展開を繰り返します。

 ただ、この作品自体がアニメ化し辛い感じなので、ワンクール物語を成立させるために仕方ないのかなぁとも感じます。

 アリナさんは能力の制約的にウォーハンマー縛りがあるので、頭脳戦やら駆け引き等は抜きにした大雑把な戦闘描写しか出来ないし、ギルドの受付職員と言う設定上、冒険者達をシリアスな感じに描かざるを得ないと言うのもわかります。

 受付嬢より冒険者達の方が楽で収入が良さそうだと、この物語が崩壊します。アリナの出オチ設定の矛盾があちこちで噴き出しいて、素直に楽しめません。受付嬢にも寿退社の概念があるのね…。コレは昭和的発想でよろしく無い!

 アニメの後半になっても作画を頑張っているので、糞なろう専門の乞食制作会社じゃないんだから、仕事は選んだ方が良いのになぁ〜と感じます。
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 4話まで観ました。2025.02.01

 アリナさんが暴れて全て解決しました!良かった!強い受付嬢好き〜〜!……しかし、まともな視聴者ならツッコミを我慢出来ないでしょう…。

 若い頃は冒険者やって、引退したら受付嬢で良くね?

 この世界、住民票とかあるのか不明ですが、日本だって明治維新まで、国民が何人いて、誰が何歳だなんて、家族等の回りの人以外には誰もわかりませんでした。

 だから、就職も新卒一括採用の終身雇用なんて、ありえませんでした。役職のある武士なら、子供が元服したり、家督や役職を継がしたりするのに、大体の年齢はありましたが、それだって、そんなにカッチリしていません。
 
 長男死亡で次三男が…になればさらに役職を継ぐ時期はズレてきます。同じ年度産まれが一斉に入学したり就職したりとか、つい最近の話です。

 本作品も、ギルドの業務や職員採用のシステムが不明なので、職にこだわるアリナの行動原理が理解出来ません。一流企業や公務員みたいに何年度生まれまで採用とかあるんですか?誰が年齢の証明すんだよ…。

 識字率は案外高そうなので、初等教育機関くらいはあるのかもしれませんが、欠員が出たら適当に試験して、採用するシステムで何か不都合があるのかな?

 もう、受付嬢は超特権階級で、実はSランク冒険者並に給料出てるけど、タンクの若造が出来る位のレベルの事務能力でOKな給料泥棒集団位の胸糞設定にでもしないと物語として成立しないでしょ…。腐敗した社会主義国家みたい…。賄賂が無いと何も進まない的な!傾国のお役所仕事舐めんなよ!

 EDみたいなキララ的お気楽極楽日常路線と、OP的な痛快冒険譚が上手く同居出来ていない、非常にチグハグな印象を受けるのは、とても残念です。
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 3話まで観ました。2025.01.25

 ギルドの受付嬢のアリナが実は最強の冒険者で、残業が嫌なのでボスをソロ討伐してしまうと言う完全出オチギャグ作品…。なのですが、3話でシリアス展開に…。何か悪手ですね。

 ギルドの受付嬢は公務員的な立場なのか、福利厚生有給も完備の良い職場だけれども、仕事が忙しくて残業が多いとのことですが、そもそも受付嬢が、一生出来る仕事なのか不明です。

 周りの同僚も皆若いおねーちゃんで、齢をとった幹部女性職員の描写がありません。キャリアのロールモデルが全く不明です。

 昔の民間企業みたいに、女性職員は30前に寿退職強要されてね?主人公、30年ローンが通って家を購入しているので、40から50代の女性職員の描写は必須です。

 しかも、アリナさん、結婚出産とか考えて家を買ってるのかね?この辺の女性ならではの人生イベントに対する配慮も無い気がします。

 ハッキリ言って、女性描写が記号的で、全く生身の人間を描いていません。出オチギャグならコレでも許容範囲ですが、シリアス展開になったら、色々と矛盾が生じるでしょう。

 まぁ…漫画小説あるあるで、作者含めて原作側にまともな社会人経験のある人間が関わっていないので、こんな珍妙な職場を設定してしまうのでしょうが、どう考えてもおかしいです。

 また、アリナは良く残業していますが、自営業者の冒険者にクエストをアウトソーシングしているだけで、あんなに事務作業生じる?冒険者側にも活動報告を文書で報告させてるの?活動規模と事務作業の量があっていません。

 報酬なんて、約束の額を達成度に応じてリーダーにポンッと渡して、後は勝手に差配せい!で終わりでしょうよ…。

 識字率の低い近世国家でも社会が回るのは、国家が管理する文書行政は最低限にして、ほぼ地域社会に徴税から治安維持まで丸投げで請け負わせているからですよね?

 さらに、主人公がギルドに協力する代わりに受付嬢の増員を要求していますが、そんなに簡単に人員増員が効くほど単純な仕事なの?だったら受付嬢なんて誰でも代替可能な不安定労働でしかないじゃん…。スキル依存の冒険者の方がマシじゃない?

 どうも、冒険者と言う請負+成果主義の前近代的な労働と、時給、日給の概念がある近代的な労働がごちゃ混ぜになった異様な世界が噛み合っていません。

 徒弟制や奉公人等の家内奴隷でもない一般自由労働者は、時間になれば勝手に帰宅するだけです。仕事を終わらしてからなんて近代以降の発想です。

 社畜制が維持出来なくなっているのは、あくまで時代に強制された労働のあり方でしかなく、別に日本の伝統的な労働慣行でも何でも無いからですね。

 せっかく作画も雰囲気も良く、主人公のアリナも可愛いのに、根本的には労働の概念を理解していない原作のせいで、おかしなアニメになっているのが残念です。早く、ハチャメチャ暴力受付嬢ギャグに戻って欲しいです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 期待できる良い初期設定を自ら壊すスタイルが流行ってるの?

1話 ギャグに振っている限り面白い。シリアス化だけは勘弁してください。

{netabare} 突っ込んだら負けの脳みそ停止して受付嬢のクズさを楽しむ作品です。この手法はギャグだから許される感じですね。

 真面目に論じ出せば、基本的になぜヒロインだけに残業が集中しているのかの説明がないし不自然です。そもそも残業と言う概念は人権と密接に絡んでいるので、国民主権かその他の政体でも資本家と労働者との関係が調整されている状態でないとありえないと思います。ファンタジー世界の近世以前というより中世後期の欧州で革命前の雰囲気では、残業という概念などあるわけがないです。でも、そんなことを言いだしたら負けですので、気にしないのが肝要でしょう。

 ただ、ヒロインがなぜ残業したくないか?をもっと明確にしてキャラ付けした方が説得力はあるかなとは思いました。強さの秘密についてはこれから説明があるんでしょうけど、そこはヒロインチートですから適当でもいいと思います。
 転生者で前世で過労死した…というありきたりな設定でもいいでしょう。「スライム倒して300年…」とか女性の転生ものではトラック事故よりも多いかもしれませんが、要するにそこはテンプレでいいでしょう。ただ、キャラの性格造形理解、残業ゼロへのこだわりとして、さらっとでもいいから説明が欲しいなあ。

 一番嫌な展開はシリアス化ですね。この作品はギャグだから矛盾やご都合主義設定が許される世界観です。シリアスをやり出すと間抜けになります。そこだけは気を付けてほしいかな。

 なお、ギャグの雰囲気で言えば、OPだけ違和感を感じました。 {/netabare}


2話 仕事が出来ないからこの子だけ残業している、という理解でいいのでしょうか?

{netabare} なぜ、スキルが発動するのか、という説明がありましたね。ここもしっかりギャグとして処理していたのはいいんじゃないでしょうか。残業とも結びついていたし。強さとは何かとか強さのリアリティ(技能、知能、覚悟その他もろもろ)を言い出すとキリがないです。

 でまあ、冒険者は仕事を難なくこなしていたのでその表現からすると、ヒロインは残念なことに「仕事ができない子」だったんですね。仕事が多すぎるのではなく、処理が追い付かないという表現に見えましたが…逆恨みというか逆切れというか、他の子たちは仕事ができるから家に帰れるということ?このキレ方も要するに受付嬢はクズ人間だから、ということなんでしょうか。

 まあ、そういうモロモロをちょっと考えてしまいますが、概ねコメディ・ギャグ作品として成立していると思います。出落ちじゃなければですけど。3,4話辺りから展開するんですかね。普通に見ると思います。

 それとEDがなかなかキャッチーで癖になりますね。{/netabare}


3話 シリアス化しちゃったかあ…EDがOPに来る演出は珍しくないでしょうか?

{netabare}  なぜ、EDを冒頭に持ってきたんですかね?長らくアニメを見ていますが初めて見る演出のような気がします。1話めでOPがEDに回ったり2クール以上で初期のOPを重要回とか最終回でEDで流す演出なんかはいくつかありますけど、この形は初かも。これってなんでしょうね?

 試みとしては面白いかも。シリアス回は雰囲気を和らげるために能天気な「半端ないぱっぱらっぱっぱらっぱらっ」の方をOPにする演出なんでしょうか?ただ、EDの曲調ってどんな明るい曲でも意識して郷愁感というかノスタルジックなメロディラインになるので違和感も半端ないですけどね。

 それにしてもシリアス化しちゃったかあ…ヒロインの過去描写ですけど、ヒロインの性格とかスキルを得た理由がお祭りでの愚痴とか考えると、ストーリー的な親和性が無い非常に不自然な展開な気がします。

 それと家が壊れているのでしょうがないですが、家に籠りたい人間の心理として自分の持ち物、趣味のグッズで部屋を固めたいと思うのですが…そういうディテールにおいて「なぜ残業したくないのか」「なぜそういう性格なのか」という点で出来は良くないです。

 まあ、3話のあの間抜けなヤラレキャラと白銀のパーティーリーダーの言動も不自然な気がします。

  もうちょっと緩く残業ネタでヒロインのコミカルなところを見せてから展開した方が良かったかな。見たいのはそこじゃないし。継続視聴は4話がポイントかなあ。{/netabare}


4話 期待できる良い初期設定を自ら壊すスタイルが流行ってるの?

 看板に偽りありですね。前期の「ひとりぼっちの異世界攻略」や「歴史に残る悪女になるぞ」を思い出しますが、自分で定義した良い意味で期待できる初期設定を、自分で壊しに来るスタイルが流行っているのでしょうか。

 人知れず暗躍して陰の存在として面白くなりそうな発想があったのに、そこを自らつぶしてしまいました。ヒロインの性格が面白そうで期待があったので残念です。作画もいいしヒロインのキャラデザもいい。EDの音楽も悪くない。

 なのに、残業したくない理由、残業をせざるを得ない理由、残業を回避する手段としてのボス討伐、秘密を隠す工夫、強さの秘密…なんかそういう誰でも期待するような良い部分の可能性を全部捨てましたね。全部やっつけで説明して普通のダンジョン俺TUEEEにしてしまいました。なんでわざわざテンプレ中のテンプレに…本当にもったいないと思いました。

 見てもいいのかもしれませんが、それは凡百の異世界ものを脳みそを停止してボーっと見る見方をするだけだと思います。つまり、本作である意味はないです。ステイタスは中断で。脳みそが覚醒する展開なら再度ちゃんと見ます。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

【ベルセルク】🔨メイカー

残業に日々悶え苦しむ冒険者ギルドの受付嬢が主人公という一風変わった設定の物語であります。

残業を無くすために戦いの火蓋は切られるのでございます。
受付嬢の仕事を望んだ割には毎日イライラ、ストレス過多の傾向が見受けられます。

{netabare} ダンジョンボスをソロ討伐できるほどの力があるのですから、大人しく冒険者になればいいのにと
誰もが考えそうですが、過去に懇意にしていた冒険者のおじさんが帰らぬ人となったという
悲哀に満ちたトラウマ体験により、他の冒険者と一緒に行動することに躊躇するのでありました。

ソロでモンスターを狩るのは問題ないようですが、近しい人の死を恐れるあまり無意識的に
パーティーを組むことを避け、また冒険者とも業務以外では距離を測ろうとするのでした。

過去のトラウマ体験故にジレンマに追い込まれますが、近しい人が絶体絶命のピンチの時には
迷いを断ち切り戦いに赴くのであります。

受付嬢はある種の多重人格障害の状態にあり、所謂ツンデレ的裏腹な態度を取ることもあるわけですが
信頼できる冒険者仲間と交流を深めることにより、トラウマを克服するに至るのであります。

時間経過とともに受付嬢の胸の奥底にある氷が解けていく様がさり気なく描かれているところが
本作最大の見どころでありますが、表面的には残業残業言いすぎるので内なる変化が見えにくいのが
厄介と言えるかもしれません。

しかしながら、ソロ討伐すると宣言しながらも実際は冒険者仲間の手厚いサポートを受けつつ
共に戦うことができるようになりましたから、ただの単発処刑人ではなく、一人前の冒険者に
なれたということを表しており、この信頼関係の構築により人間的に成長できた
ことが確認できるのであります。

冒険者の物語としては一番無難なテーマを扱っていますのである意味王道であると言えます。
{/netabare}
●残業のテロル

「残業」はネタとして扱っている面もありますが、{netabare}裏設定としては視聴者である我々に対する
暗示的意味合いが隠されていたメッセージなのでしょう。

日本は未だかつてないレベルのインフレ=物価高に見舞われ、現金の価値が
どんどん下がっていっています。

いくら残業しても物価上昇により、残業代はどんどん目減りしていきます。

物価が倍になると残業を倍にしても実質賃金は増えないので、残業分が
ただ働きみたいなものになってしまいます。

残業してもしても実質的に使えるお金が減っていく時、労働者は我慢の限界を迎え
残業に激しくブチ切れるということになります。

これから先本作の受付嬢のように残業に憤り怒り狂う人々が多発する現実が
待ち構えているのでしょう。

残業はもちろんですが、インフレに無策なザイム真理教と政府もハンマーで
悉く叩き潰すべきなのかもしれません。

我々の未来に待ち受けているのは
「残業は嫌なので霞が関のボスをソロ討伐しようと思います」というオチでございます。
{/netabare}
●「ジュピターパワー⚡メイクアップ!」

受付嬢はスキルを発動して{netabare} 「トールハンマー」を装着、天下無双の【ベルセルク】に変身します。
ツンデレ的多重人格障害は【ベルセルク】=「狂戦士」を暗示するものであります。

「トールハンマー」は北欧神話最強の「破壊神トール」が持つ最強兵器であります。
木星を由来とする神でありますので「ジュピターパワー」の祝福を受けて受付嬢は狂人化します。

まるで「セーラージュピター」の如く⚡ビリビリ⚡やってすべてを破壊します。

「ジュピターパワー、メイクアップ!」というのは最強の狂戦士が生まれたことを
示すための台詞であるわけであります。

神の加護を受けた「狂戦士」というのはフィクションではなく、現実に存在したのであります。
美少女戦士は大嘘ですが【ベルセルク】は黒魔術と関係する本当の話でありました。

OPとEDで世界観に著しいギャップがある対照的な映像表現で受付嬢の精神分裂症気味な
多重人格障害の性質を表現していると考えることができます。

禁忌の【イニシエーション】により多重人格の狂戦士が生まれるのであります。

冒険者ギルドは【テンプル騎士団】、ギルド本部は【フリーメイソン】が元ネタでありますので
それに起因する【イニシエーション】との関係性からすべてのこと
を解釈することが可能となります。

百年祭開催時に広場に立つ【オベリスク】についても同じことが言えます。

巨神と対峙することそれ自体が【イニシエーション】を表現しています。
力の根源たる源はむしろ巨神であり、この加護を受けるのが【イニシエーション】であります。

「トール神」も巨神族でありますから、これと「戦う」
というよりは「媾う」と表現すべきなのでしょう。

【フリーメイソン】絡み作品なので裏設定は当然の如く付き纏いますが、
物語の方はだいぶマシであったように思います。{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

59.5 4 2025年度の異世界アニメランキング4位
いずれ最強の錬金術師?(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (69)
213人が棚に入れました
勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン、入間 巧。 間違って呼ばれて元の世界に戻ることもできなくなってしまったタクミは、「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに。 「戦闘職は絶対合わない」と地味な生産職を希望し、バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……! ひょんなことから手にしたチートスキルで、商売ではボロ儲け、バトルでは無双状態に!? 「第10回アルファポリスファンタジー小説大賞」読者賞受賞、シリーズ累計発行部数100万部突破、コミカライズも絶好調の大人気作が、待望のアニメ化! 望んでいないのに最強になってしまった錬金術師の、ほのぼの(?)異世界冒険譚が幕を開ける!!

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

見る価値のない、薄ら寒い茶番 ※~10話

【物語】 1.0 / 5.0
「勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン」「「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに」「バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……!」(あにこれに掲載されているあらすじから一部抜粋)
 上記の要素を筆頭に、量産型低品質なろう作品詰め合わせセットのような内容に目眩がする。
 他にも「現代技術を持ち込んでチヤホヤされる」「とりあえず奴隷を仲間にする」などのテンプレ要素もしっかり登場し、「原作者は、オリジナリティのオの字も知らない小学生かな?」と訝しんでしまうレベル。
 他の量産型低品質なろう作品同様、見る価値のない【物語】である。

【作画】 1.5 / 5.0
 量産型低品質なろう作品の中では、まだマシなレベル。
 だが、それはこの作品に戦闘などのアクション要素が少ないから保てているものであり、演出や構図などは稚拙で「アニメ作品として作画の体裁は保っているだけで、目で見て楽しめる作画ではない」というのが正直な感想。

【声優】 1.0 / 5.0
 メインキャラに茅野愛衣や東山奈央ら、サブキャラに雨宮天や飛田展男ら、有名どころをキャスティングしており、この点も量産型低品質なろう作品特有と言えるだろう。
 さすがと言うべきか、出演声優はしっかり演技をこなしており、棒読みや内容にそぐわない怪演は存在しない。
 が、今後このような「リスペクトもクソもない客寄せパンダも同然の雑なキャスティング」には最低点をつけることとした。
 理由としては「内容での勝負から逃げ、声優が実力で築き上げたネームバリューにタダ乗りしようという魂胆のキャスティングが嫌い」というのが一番大きい。 

【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。
 
【キャラ】 1.0 / 5.0
 量産型低品質なろう特有の「なんかできちゃった…(苦笑)」系の主人公に評価すべき要素など存在するわけがない。転生前がアラフォーのサラリーマンだったにしては、精神性が極めて幼稚で優柔不断。本当に社会人経験があったのかと疑うレベルの思考の浅さは、原作者の知能レベルを反映したのだろうか。
 複数登場するヒロインたちも、正常な判断能力を奪われたのかと思うほどに不気味な従順さを持ち、このような思考・行動ロジックのネジが外れたキャラクターに感情移入したり魅力を感じたりすることは一切できない。



【総括】 5.5 / 25.0 (平均 1.1)
 量産型低品質なろう特有の「見る価値のない、薄ら寒い茶番劇」といったところか。
 このような作品に価値はない。

・追記(10話)
 怪獣映画「ゴジラ」から、鳴き声をパロディ?サンプリング?引用?してると思しき効果音が登場した。
 仮に許可をとっていたとしても、法に抵触していなかったとしても、このような駄作の、ましてやポッと出の噛ませヴィランごときに世界的な怪獣の鳴き声を拝借しようという采配も極めて薄ら寒い。声優の知名度にタダ乗りするかのようなキャスティングに加えて、ゴジラの知名度にすらもタダ乗りしようとする思考回路はもはや邪悪と言っても過言ではない。
 原作者の腕が稚拙ならば、アニメ制作陣の頭も愚かでくだらない。ある意味お似合いタッグのアニメ作品と言えるだろう。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

鉄鉱石を焚き火に放り込んでおけば製鉄出来るとか思ってそうな糞なろう。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 1期の締めとしてスタンピードを解決して終了!ありがちなオチですね。しかも、タクミさんポーションが無いからと舐めプをかまします。仲間のエルフ死ぬとこやったぞ?

 今後は兵器として召喚された勇者たちとの戦争が待っているそうです。

 今までのスローライフ的なダラダラしたストーリー展開と今後予想される召喚異世界人同士の殺し合い的な展開があっていない感じがします。

 タクミさんは錬金術師ですが、レベルアップで単なる強い冒険者と化しているので、勇者とのバトルも大して盛り上がらなさそうです。

 錬金術師設定を活かして、配管にクロムメッキしたサリンプラントでも作ったらどうかね?この手の転生モノは、化学兵器を絶対に作りませんね。

 聖剣や絶剣なんてつまらないものを錬金しないで、化学兵器を作れば良いのに…。現代人経験者最大のアドバンテージですぞ!?取り敢えず塩素ガスから作ろう!

 高度工業化社会の落ちこぼれ共の慰みモノでしか無い糞なろうには、望むべくも無いですね。

 結局、聖剣やポーションを錬金するのも、サリン等の毒ガスを錬金するのも、普通の人には同じ位荒唐無稽な無茶振りなのに、異世界だと謎聖剣やポーションが作れてしまうのが糞なろう錬金術!錬金術系に面白いのがほとんど無いのもむべなるかな…ですね!

………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2025.03.04

 酷いですねぇ…。冒頭、主人公のタクミは、いい加減な馬車を錬成します。車軸と板バネ辺りの辻褄があっていません。コレを国王様に献上するんだ!

 錬金術がメインのアニメなのに、肝心の錬金関係の描写が適当です。良いんですよ…、奴隷市場で仲間を買ってきたって…。糞なろうなんですから。でも、メインの錬金に関しては、もっとこだわりが欲しいです。一時が万事こんな調子では…。

 製鉄等の冶金関係の知識は、中学生レベルで習うと思うのですが、小卒が考えたお話かな?

 こんな恥的レベルのアニメが蔓延っているようでは、科学技術立国なんて、夢のまた夢ですね。あまりにもお話のレベルが低すぎます。

 タクミは武器だけは生意気に鍛造したりしていますが、防具なんかは錬金術で、チョチョイのちょい!と作ってしまいます。武器の鍛造も要らんだろ…。謎合金を鍛造しても、意味があるとは思えません。何も考えていません。それらしい感じで何となくやってる感を出すのが糞なろうクオリティですね。

 糞なろうはノリが全部同じです。こんなの制作する意味があるのか、マジで疑問です。科学と魔法の区別がついて無い様な連中が増えてるのか…。日本の行く末が心配になります。

 なんだろう…。わー国は今後、頭の悪い連中が蔓延って、万博ほか様々な事業が失敗、国が傾きそうです。増産しなきゃで、土法高炉で鋼鉄を生産しようとして一千万人以上の餓死者を出した大躍進政策失敗時の中国みたいな轍を踏みそうです。

 このアニメを観ていると、得体の知れない不安と恐怖に襲われます。自分にも憂国の心があるんだなぁと再確認したい視聴者向きの糞アニメですね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ブリーチド・リビドー

ファストチーレムキッズアニメ
予定調和な伝統芸だが安心健全風味

OP・安心のdialogue+で安定感抜群、しかし映像は雑
ED・世界観にハマったゆるふわ感がいい、しかし映像は雑

いつものチーレムの美味しいとこどりで緻密な設計のビジネスなろう
掲載はアルファポリスだが概念としてのなろう的なもの

01
凄まじい爆速だが全く破綻がない、すごい

転生前描写はカット。召喚ミスで手厚い補填。少女を救って村へ合流、サクサクとスキルをゲット。テイムもあるよ。勇者候補3人のカットを挟むも世界の輪郭はまだぼんやり、主人公が倒すラスボスや果たすべき目的は一切示されない。そして最後のヒキで、実は主人公の召喚は手違いではなく女神の意図的なものだった…と開陳し待て次回、とあまりに完成度高く完璧過ぎる初回。もう完全にプロの所業。というかもうなろうとはほぼ別物。なろうを下敷きにした異世界冒険譚キッズアニメ。

蔓延するゴミなろうに対する逆張りなのか、召喚後の世界の輪郭をほぼ説明しないし、公式に召喚した理由も一切明かさず、なにより「こいつがヒロインだ!さあ萌えろ!」な暑苦しい押し付けがましさも一切ない。初回のキャラはほぼモブでメインヒロインすら登場しない。黎明期のアマチュア文学の妄想爆発なキモさを完全に脱臭し、先鋭化した嫌味なまでのあからさまなヨイショも排除、そこそこに不快のない接待レベルに調整してなお「なろう的なもの」として成立させる手腕に脱帽。これが…プロの仕事…。

作画も無駄な露出もフェチ感もない健全な調整。美少女アニメ的キャラの魅力ゥ的なキモさを徹底排除してるので、なろうを再構築した若者向けの一般枠ファンタジーアニメって印象。美少女アニメであるいつものなろうと構造は一緒だが、女性キャラはブヒる対象の萌えキャラではなく、女児が観ても好感を持てる推しキャラとする調整なのかな。

主人公は視聴者の視点で観ればスーパーチートだが、何気にきちんとサバイバル感を感じさせる細やかでさりげない演出。情報の後出しも主人公の視点ときちんとリンクさせてて、強引な後付け感の嫌味も感じさせない。見た目や設定こそクソなろう準拠だが土台の設計部分のレベルが違いすぎる。まさにプロがやってるビジネスなろう。

しかしビジネスなろうはあまりに健全でお上品過ぎるので、無職転生のような私小説的文学性は消え失せており商業主義に流され漂白された骨抜き劣化工業品と言えなくもない。リアルで開陳すれば人権喪失レベルの完全なる自己中のキモい妄想に浸れるのが黎明期アマチュアなろうの良さであり輝きではあったはず。それらが流通から排除される世界はまさにディストピアと呼ばれるもの。ユニコーンの安寧の地は、もはや完全クローズドな有料サロンしか残されていないのだろうか。

安心健全でキモくない異世界なろうは、はたしてなろうと呼べるのか否か。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

62.0 5 2025年度の異世界アニメランキング5位
日本へようこそエルフさん。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (71)
217人が棚に入れました
エルフさんは日本の文化に興味津々!? 社会人の北瀬一廣の趣味はとにかく寝ること。 彼は、幼い頃からいつも夢で見る不思議な異世界で、胸躍る冒険をしていた。 ある時、仲良くなったエルフの少女と古代遺跡を探索していた時に、運悪く出くわした魔導竜にブレスで焼かれてしまう。 夢から覚めると、部屋にいるはずのないエルフの少女が隣で眠っていて――
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マリーを愛でる作品

まきしま鈴木による原作小説は、『小説家になろう』から『HJノベルス』(ホビージャパン)で刊行中(既刊10巻、未読)。
青乃下によるコミカライズは、『コミックファイア』(ホビージャパン)にて連載中(既刊11巻、既読)。
アニメは全12話(2025年冬)。監督は、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』などの喜多幡徹。制作は『嘆きの亡霊は引退したい』、『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士として暮らしてます』などのゼロジー(以上、Wikipedia参照)。
(2025.3.7 投稿 3.29 第12話視聴後投稿)

ホビージャパンといえば、『クイーンズブレイド』シリーズ、『ビキニ・ウォリアーズ』、『sin 七つの大罪』での「ファンタジーエロ」路線の印象が強かったのですが、同社からコミックファイアが刊行された後は「エロ」要素が控えめに。

そして、コミックファイア作品は、『百錬の覇王と聖約の戦乙女』、『インフィニット・デンドログラム』から始まり、最近は、『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』、『新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。』と次第によくなってきた印象があります。

本作は、コミックファイアで初期から連載されていた作品なので、満を持してアニメ化といったところでしょうか。


【あらすじ】
主人公は現代日本で平凡なサラリーマンをしている25歳の北瀬一廣(CV.小林裕介)。彼は睡眠中に夢にしてはやけにリアルな剣と魔法のファンタジー世界に行くことができるという特殊能力を持っていた。

いつものように夢の世界を冒険していたカズヒホ(※夢の中での一廣の名前)は、既知の仲であったエルフの精霊魔法使いマリアーベル(CV.本渡楓)と共に遺跡を探索中、魔導竜ウリドラ(CV.内山夕実)のブレスにマリー(※マリアーベルの愛称)ともども焼かれてしまう。しかし、これは、あくまで一廣の夢のお話。彼は目覚めれば無事なのだが、起きるといつもとは違って夢の世界の住人であるはずのマリーが傍らで寝息を立てているのだった。

こうして一廣は現代日本でマリーと共同生活を始めることに…


【マリーを愛でる作品】
Youtubeの東映ビデオチャンネルで3月2日に配信された『生配信ですよ、エルフさん』特番では、2024年末に結婚報告があり、その後、初共演作となる小林裕介・内山夕実夫妻がそろって特番に登場ということで作品より話題に(笑)
(※内山さんがこれまでのイメージと違って夫に手料理を振舞っているらしく、そのことを口外してもいいかどうかについて夫婦会議がなされたそう(笑))

もっとも、その特番でちゃんと小林さんが宣伝していたように、本作は「マリーを愛でる作品」。異国の美女を日本で観光案内するというのが一番近いイメージ。見目麗しい異世界人が現代日本の(食)文化に触れてするオーバーめのリアクションを(色々な意味でよだれを垂らしながら)見守る作品となっております。

設定としては、『江戸前エルフ』のエルダと同じで、異世界人が現代日本に転移してくるというファンタジー作品。ただ、異世界に戻れないわけではなく、カズヒホが眠るとマリーも一緒に異世界に戻れるので、現代日本と異世界を行ったり来たりするというところが本作の特徴。


【考察のススメ】
特番で小林さんが、主人公の一廣は、必ずいつも定時に帰宅する25歳の平凡なサラリーマンのはずなのに、スカイツリーの見える高層住宅に住んでいたり自家用車を持っているなど、何の仕事をしているのか謎と言っていました(笑)

確かに、これらを自分で稼いだ金でそろえた前提だと矛盾するので、例えば、両親が亡くなって、その遺産を譲り受けたと考えれば、ご都合主義といわれそうですが一応説明はできます。
(※第11話で、{netabare}一廣は母子家庭だったことが明かされるも父親と離別した理由までは明かされず。{/netabare})

他の設定についても、主人公が一廣なのに「カズヒホ」という変な名前を変えようとしないのが不自然という意見もあるよう。

もっとも、本当に異世界転移なら、Aさんに対して「サトウ」と名乗って、Bさんに対して「スズキ」と偽名を名乗ってもいいわけで、そもそも「カズヒホ」という戸籍に登録したような変更できない名前があることが変なわけです。

これに加えて、第1話で「夢の中のカズヒホ」と「現実の一廣」の姿が違うこと、腕に着けたデバイスから異世界の正確な時刻がわかることを併せて考えると、「一廣は異世界ではなくゲーム世界に転移した」という推測が成り立ちます(※ゲーム世界なら、最初に名前を入力することも納得できる。)。

また、ゲーム世界なら、そのゲームを作った存在がいるはずで、第1話で探索することになる古代に文明が発展し住人が謎の失踪を遂げた「ナズルナズル遺跡」は、そのゲームを作った存在と関係があるのではないかという考察もできる。

「カズヒホ」?なにその変な名前で終わってしまうより、こう考えた方が話も広がって愉しいと思うんですよ。

まあ、こういう視聴者の反応をみていると、アニメ制作者が説明過多になるのもわかるんですが、前回の『ダンダダン』のレビューで指摘したように、アニメは基本的に画で伝える媒体。
だから、個人的には、映像としての魅力にもつながると思うので、できるだけ画で伝える工夫を続けて欲しいです(※優秀なアニメーター不足を言葉による説明で補っているとみることもできます)。


もっとも、特に「なろう」原作は、考察するとかえってアラが気になってしまうような作品が多いことも事実。

例えば、本作の第1話だと、ウリドラに燃やされたとき、一廣自身は夢の中で死んでも無事なことを知っていてもマリーまで無事なのか分からないのに、やけに落ち着いていた。一廣は、マリーの安否がわからず少なからず彼女に好意を持っているのなら、マリーを心配するのが普通だと思うので、これはマリーが無事だという結論ありきのご都合主義展開だと思います。
また、一廣は現代日本に転移直後で右も左もわからないマリーを部屋に一人残して外にサイズもわからないマリーの服を買いに行く。とりあえずマリーにTシャツなんかを着せて現状説明が先だと思うので、「マリーの着せ替えシーン」をとにかく早く視聴者に見せたかったんでしょう。これもご都合主義展開だと思いますが、「マリーを愛でる作品」というコンセプトが出たシーンともいえます。

でも、娯楽でストレスためても仕方ないんで、個人的には、間違い探しをするより、どうしたら矛盾せず説明できるか考えながら観た方が愉しくみられるんじゃないかと思ってます。

ちなみに、第1話でラストへの伏線がきちんと張られている作品は良作なことが多いので、視聴する作品を早期に見極めるうえでも、そういう視点があるといいいかもしれません。


【感想】
で、考察を勧めておいてなんですが…、本作は、上でも書いたようにストーリー展開に雑なところがあるので、例えば、第11話で、{netabare}一廣が祖父のことを「あの人」と呼んでいたり、よそよそしい言葉遣いをしたりしていて心理的な距離を感じるのですが、コレ、わざとやっていて何かの伏線なのか、そうじゃなくてただの一廣の素なのかわかんないんですよね…

この辺の情報を補完することは、原作改変にあたらないと思うのでアニメ化にともなって積極的に情報を補って欲しいところでした。


その辺を気にして12話を観ましたが、一廣は、母子家庭だったのに母親にも捨てられ、現実世界ではあまり楽しそうではなく夢の世界に生きるようになったということのよう(※真相はよくわからないですが、普通に一廣の性格形成に影響ありそうなんですけど…)。

祖父が不幸な境遇にあった孫である一廣を温かく見守っていたというのはわかるんですが、一廣がその祖父のことをどう思っていたのかが分からない。
(※漫画を読んでるときは、そこまで気にならなかったんですけど、アニメ化でその辺のアラが気になる作りになってしまってます。)

結局、1クールでみたとき、回想シーンでも祖母や父親に深く触れられておらず、主人公である一廣の掘り下げが弱かった印象。なので、一廣の心理がよくわからず、「一廣とマリーとの恋愛ものというより、どうしても観光案内という印象が強くなってしまう」作品でした。

ちなみに、漫画は続きがあるので、2期あるかも…しれません。{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ストロング・ストレングス

ゴイスーチーレム×日本スゴイ!×飯テロアニメ
それか◯◯さんシリーズの派生か

OP・映像が綺麗で作品へのフィット感が凄い
ED・これも世界観にしっかりマッチしてる

01
ウリが明確で見方を間違えようが無い良質な介護アニメ

夢の世界のアナザーワールドってな真面目なSF設定をゴイスーに応用。ヒロインの逆転移で現実界でイチャイチャする設計。うまく考えましたな。ヒロインのマリーも良くも悪くもクセのない無難なビジュアルで幅広い層にウケそう。思い切りのいい振り切った設計でガツンとハマる人も多そうな作品。市場の需要に答えただけのビジネス介護アニメを真に受けて不快になるピュアな人にはあまりにキモ過ぎて耐えられないでしょう。

ゴイスーには設定を考える必要があったりお膳立てするための尺も必要。その構造上のコストを上手く削減することに成功したコスパタイパ抜群な次世代介護アニメ。見知らぬ世界で時にワクワク時にハラハラ、「ごはんおいしい」でウキウキ、頼れるカズヒホにドキドキなど、マリーが一喜一憂するリアクションだけに特化したうえに、観光番組の情報で「ぼく、知ってる!」までもが出来てしまう非常に優れた設計。

今時誰も物語なんて求めていない。萌えキャラの反応やシチュだけをお手軽に楽しみたい。とにかくマリーの可愛さを楽しむだけではあるが、それでも作画がヘボいと萎えてしまうもの。そんな需要に誠実に応えようとする作品であり、応えられる品質だと思う。ヒロインレースではなくマリーが正妻だろうけど他の女性キャラもいるみたい。どう使うんだろ。チェイサー的な箸休めのための存在かな。こういうところも気が利いている。

マリーがずっと上機嫌でニコニコ楽しそうにしてるので、見ているこちらも釣られてしまいそう。次元超越者には落ち込んだ時に元気を貰える動画としても機能しそう。萌えキャラを観光地に連れてってゴイスーするだけ。だからこそずっと楽しそうにハシャいでる姿をずっと隣で愛でていられる。まるで擬似デート動画のよう。◯◯さんシリーズの正統進化、聖地創造も可能になる擦るべき金脈。海外観光地とタイアップにも応用可能でイケメンアニメにも転用可能。これはもう発明といっても過言では無い。これでは言わずにはいられない。ニホンスゴイ!

元の世界を憂うくらいはするだろうけど、少女虐めてお涙頂戴はしなさそうな雰囲気。「かわいそう!がんばえー!」とか「人間の…本質…ッ」したい人にはゴミでしょう。ギャグも弱いというか、ただそういう需要に応える作品じゃないってだけ。個人的な感想ではもちろん「きっしょ」で終了なのだが、ビジネスとしてはとても優れた作品だと思う。昔でいうなら湯煙り殺人事件とかのエンタメ観光番組の後継かな。演歌がJロックに切り替わったように、娯楽は世代とともにスライドしていくもの。あと必要なのは制作側のツラの皮の厚さだけ。

予想以上。明確でシンプルなコンセプトを貫く力強さ。単純な方が突破力はあるもの。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

得体の知れない男の元に、エルフ様がやって来た!

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 美人だけど、ファミレスみたいな安い店でのデートで喜んでくれる女の子と付き合いたい!という、男子の地獄の様な妄想が具現化したアニメなのかな?

 そして、日本ゴイスー!もうね、ちょっと前まで日本人が、唐傘被った土人だと思っていたアジア各国の女子達だってこんなんじゃ喜びませんよ…。

 1ドル80円だった時代とちゃうよ?四季があるのだって、日本だけと違いますからね。

 そして、主人公のカズヒロはけっこう金を持っている様です…。いやいや…あり得んだろ。金持ってるのに、車に乗って初デートでファミレスに連れて行く?次はサイゼリアか?青森の祖父母が案外金持ちなのかな?そうは見えないけど…。祖父曰く母親はクソ野郎だったそうなので、金は無さそうです。

 なんか…バブルの頃の若者を描いた映画、「私をスキーに連れてって」を観ていてる気分です。実家が太い訳でも無い新入社員なのに、あり得ないほどリッチでした。

 主人公が貧乏ならまだ感情移入も出来ますが、金持ちの昼行灯では嫌味なだけですね。

 そして、「佐々木とピーちゃん」みたいに、異世界と現代を行ったり来たりします。が、おかげで異世界も現代も描写が薄いです。まだ現代日本の観光地へ行って日本ゴイスーをやった方が良いです。

 特に異世界編は冒険に確たる目的も無いので無くても良い印象が強いです。あんまり異世界で滅茶苦茶やると、現代編に響くからかな?

 現代編もカズヒロは変な所でケチです。金はあるんだろ?白人エルフ様をもっと接待しろ!

 エルフのマリー様が可愛いだけのアニメでした。とにかく主人公のカズヒロに魅力が無いのが致命的です。社会人としてどの程度なのかも不明ですし、家族や世間をどう思っているのかも不明な、唐変木の昼行灯という得体の知れないリアルティの無い人物が、異世界と現代日本でヤレヤレ言いながらエルフとイチャイチャするのをどういった感情で観ていれば良いのか、最後まで悩むアニメでした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

67.1 6 2025年度の異世界アニメランキング6位
戦隊レッド 異世界で冒険者になる(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (93)
204人が棚に入れました
世界征服を企む悪の組織《秘密結社ゼツエンダー》。 その野望に立ち向かう、絆で結ばれた5人の戦士たちがいた。 そのヒーローの名は、《絆創戦隊キズナファイブ》!! キズナファイブの5人は、遂にゼツエンダーとの最終決戦へ。 壮絶な戦いの中で傷付いていく仲間たち。 4人の想いを背に、《キズナレッド》は単身《絶縁王》へと挑む。 激戦の果てに敵と相打ちになるレッド。 命を落とした―――かに思われたのだが、気が付くとそこは《未知の世界》だった! 異世界でも困った人々を救うため、真っ赤なヒーローは冒険者となり今日も戦う! 《異世界×戦隊ヒーロー》でおくる、絆の最強英雄譚!!

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エクスプロージョン・エモーション

タイトルまんまだが力技がすごい
特撮好きなら絶対にハマる異世界/特撮メタコメディ

OP・映像も曲もコテコテで良きかな
ED・すっきりしたアニメ声が心地よい

世界観は汎用ナーロッパに徹し、とにかく特撮のお約束でブン殴ってくる。スーツ・メカ・合体ロボ・モンスターデザインなどデザインワークの解像度が高すぎる。ただのネタ枠かと思いきや、ニチアサ特撮で語られるべきものもきちんと詰まっている。そのうえで拾えるツッコミどころは全て拾う。ただ叫べばいいってもんじゃない、アツいとはこういうことなのだ。と、制作者の信念を感じられるアニメ。お約束の様式美を楽しむおじさんケア動画でアニメ上級者向けでない印象。二番煎じでもいいので仮面ライダーでもやってほしい。

02
イドラのキャラ立てもいい感じ

ニチアサのような人生訓を含ませながらも決して説教くさくない。とにかく裏をかいてバズろうみたいな嫌らしさはないが、逆に言えば真っ直ぐなヒーローものなのでアニメでビックリしたい人にはご都合ダーかも。まあ戦隊モチーフですからね、そりゃそうだとしか。回想シーンも短めでサクサクだが他人の不幸を見たいひとには掘り下げガーか。あとはイドラのツッコミ台詞が長すぎるのを工夫して欲しかったくらい。デカキャラ相手にはやはりバックにボーカル曲が欲しくなる。もめんたりーリリイにはこれが足りないのかも。

イドラの気づきも素晴らしかった。せいちょうした!とはああいうこと。トラウマスッキリ問題解決!のほうがカタルシスはあるけどあれは成長ではなく適応と呼ぶべきもの。

いいんだけどあと一歩足りない印象。次回の追加キャラ次第かなあ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

異世界と戦隊レッドを混ぜるとはw これは面白い。

これは面白いですね。
正直作画はかなり低調に思えましたが…。

内容の面白さで、十分にカバーできています。

戦隊の変身シーンやロボットなど、そっち方面は気合入ってますので悪くないですし。

絆創膏になぞらえて絆を創る、という。
なるほど名前も良いですね。ギミックのデザインも面白いです。

暑苦しいレッドのノリが理解できない魔女のツッコミも面白いですし、可愛いですね。

これは気に入りました。視聴継続です。

全話感想
作画の粗さなどはありB級だとは思うのですが、結構面白かったです。
イドラとの恋模様が可愛らしく良かったですね。
ロージー、テルティナ達、仲間達もいい味出していました。

基本はギャグテイストですが、強敵との戦いで盛り上げたり、真っ当な面白さもちゃんとある作品でしたね。
良かったと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

異世界✖️ヒーローもの

今までありそうでなかった感じの作品。タイトル的になろうかな?と思ったらマンガ原作でしたか。

戦隊モノの定番を異世界に持ち込んで、それゆえに敵はもちろん周りも困惑させてるさまが滑稽で基本的にはコミカルな作品ながらも、熱い王道の展開も見せたりとしっかりツボを押さえてる感じでした。

主人公のレッドがやたら絆とか連呼して絡むさまが熱苦しくて時にうざったく感じられるところもあるけど、窮地に陥ってもコイツならなんとかしてくれるだろうという頼もしさがあって安心して見ていられるのも好印象。

異世界を舞台にしてることもあって、なろうぽい要素(主人公らに突っかかってくる小物とか)もときどき見られつつ、過度なチート無双やら主人公ヨイショもあまりないので純粋な異世界冒険ものとして楽しめると思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

54.5 7 2025年度の異世界アニメランキング7位
没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.4 (76)
198人が棚に入れました
晩酌を楽しんでいた男は、気づけば貴族の五男・リアムの肉体に乗り移っていた。 憧れの魔法を練習する気楽な日々をおくっていたが、属性魔法の習得はもとより精霊を召喚したり、強力な使い魔を得たり、どんなに難しい魔法もマスターしていく! 没落予定だった実家からの独立を目指して冒険者になった彼は、いつのまにか世界屈指の魔術師に成り上がっていくのだった! 最強貴族による自由気ままな魔法ファンタジー開幕!

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

稀に見る酷さ。ご都合主義が極まり過ぎて気持ち悪い

1話感想 3.1 ザ・なろうって感じ
作者の三木なずなという人はなろうで何本もヒット作を出している売れっ子ですね。

何本もアニメ化しているのかと思いましたが、これで2本目ですね。まだ2本アニメ化が決まっているそうで。
大したものです。

で、そんなヒット作家様の作品ですが…。

まあ、なろうらしいなぁって感じですね。
ご都合主義な師匠の存在とか。

ただまあ、こうした都合の良さとかが心地よさにも繋がるのでしょうか。
すごくお手軽にインスタントに楽しめる感があって、そして決してクオリティが低過ぎはしないんですよね。

都合が良い、くらいは文句は言えますがそんなのは世の主人公は大なり小なり都合が良いものです。
理不尽に世界すべてが主人公のために出来上がっているというほどのクオリティの低さは無く、没落貴族という設定や主人公に降りかかる困難などにも、基本的にはちゃんと筋は通っている。

というわけで極めてなろうらしいなろう作品ですね。

うーん、それが面白いかと言われると私には響かないのですが、流行りを抑えておきたいとは思えました。

見れたら見ます。ノンストレスで軽く見れますし、そういう価値もありますね。

2話 2.7
うわ…。アスナも大概ですが、友人の紹介だからって初対面の男の奴隷に平然となる女がいますか?
いやいくらなんでもこれは酷い。もうちょっとマシなエピソード作れないんですかね?
人間を描こうとしていないですよね。

3話 2.2
今度はドラゴンが向こうから奴隷に…。
どんだけ都合の良いことが苦労もなく向こうから降ってくるんだか。
このドラゴンは子どもを殺されているんですけれど?
おかしいだろ…。

ここまで酷いなろうは久しぶりで、ちょっとツッコミを入れるのが楽しくなってきたのでもうちょっと見てみます。

4話 1.6
見れば見るほどひどくなっていく。
ピクシー達がエルフになって感謝する?
種族の誇りとか無いわけ?
名付けもすごい適当で、覚えてすらいないし。
名前って普通重要じゃないの?
こんないい加減で良いのか。

だというのに、主人公のやることなすこと全部が全肯定されるのが本当に気色悪いです。
一目瞭然で良いことをやっているならともかく、一見頭おかしいですからね。
精霊も妖精も全部ただの奴隷扱いだし、勝手にコピーを作るわ、ろくなことしてねぇ…
なのにみんな口を揃えて全肯定。
ここまで気持ち悪い話もそうは無い。

酷さが極まりすぎて逆に見たくなってきました。見ます。

6話 1.3
もうこの話の酷さがどこまで酷くなる楽しみに見ていますので粗探しで申し訳ないですが…。
粗探しって、既に粗しか存在しないのに何を探すのかって話ですが、新たな粗がさらに出てくるかってことですね。今更こんなの驚かない、という粗はもうスルーです。オークのデザインも酷いとか。

今回は物に名付けしたことでさらに酷いと思いました。

物品に同じ名前はつけられないことを知らなかったと。
そういうルールは別に良いんですが、じゃあやっぱり名付けってのは世界に一つのユニークな名をつける、ある程度神聖なものなんじゃないですかね?
でもそんなホイホイ作った物に名前をつけて良いんですかね?

他人に対して勝手に名付けするところがキモいと思っていたのですが、やっぱりモノ扱いしているってことですし…。
モノを大事にしているとも思えませんし。

新たな酷さがまだまだ出てくるなんて、本当に目が話せない作品ですね。
これからもキモ! と思わせてくれるか楽しみです。


どうでもいいですがこの話がなんでこんなキモいかと考えたのですが、説明不足も大きいですね。
私達人間は宇宙人から「お前を進化させてやろう」っていきなりタコ星人にされたら、喜ぶことは無いんですよ。タコの触手が超便利で人間の身体よりずっと良い、とわかれば、色々考えて望む人も居るかもしれませんが、常識的に考えればありえない。そんなことをされて喜ぶなら、そういう説明が欲しいわけです。
進化することは全種族の夢だとか。パクリ元の転スラは最低限説明がありましたよ。
奇異にしか見えない行動をいきなりやって、後付で称賛されるところが本当にキモいです。

全話感想 1.1
いやー酷かった。
まあ根性で見続けたのは、ここでいかに酷かったか、最後に感想を書くためでしたね。
とはいえ途中で大体語ってしまいましたが…。

なぜこのアニメが他の数あるなろうアニメの中で随一といえるほど酷いか。
これだけ数があるなかで最低を超えるのはなかなかです。
他に競い合えるのは異世界スマホなんですが、あれも本当に酷いのですがこちらの方が不快感は上です。

こちらの主人公は他人を奴隷にしたりモノ扱いしたり平然としているクズだからですね。
そしてそのクズっぷりが咎められることなく雑に全肯定されている様子が心底不快だから、というところです。

確かに異世界なんだから奴隷が普通だと思う価値観でも良いはず。
しかしこんな低品質な作品で異世界の価値観を描くもなにも無いでしょう。
地球人の感覚で普通に変だと思うことは変なんですよ。

その変さ、奇異さに作中で誰も指摘しない。じゃあ視聴者が否定するしか無いですよね。

他人を奴隷化して喜ぶようなクズ主人公でも、ちゃんと自分のクズさに自覚的であったり作中で問題視されていれば良いんですよ。
あるいは奴隷が肯定的に描かれる世界であることをちゃんと説明しているとか。
そのすべてが存在しないので単に気持ち悪いという感想にしかなりません。

一度嫌いになると、ふざけた呪文が出てくる度にムカついてしまいますし、主人公を全肯定するボットのようなキャラ達も全員不快で、まあ最後まで本当に不快でした。


この酷さに1話で見抜けなかったか。
まあ1話は良いんですよ。前提だから。
例えば勇者の子孫が魔王を倒しに行く話があったとして、勇者の子孫なんておかしい、というツッコミはする方が頭がおかしいわけです。そういう人が主人公に選ばれただけなので。

ご都合主義に賢者だかの弟子になれた、まあこの師匠も二度とでてこなくて、何だったんだって感じですが、1話限定ならそういう幸運に恵まれて魔法が使えるようになった主人公の話、ということで容認するべきです。
一話で都合の良いことが起こるのは全作品共通ですからね。
のびたの元にドラえもんが来るのがおかしいと文句を言うことは有りえません。

その後真っ当な話が続いていれば、ここまで不快になることは無かったでしょう。というわけで1話で見抜けなかったのは仕方ないかと思います。

これだけたくさんの作品があって、まだ最低ランクを塗り替える作品も出てくるのとは。
1話から問答無用のゴミなら流石に1話切りしちゃうので、なかなか出会えないんですよね。
まあ無駄な時間を使いましたが、ある意味価値はありました。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

今期なろう系最糞候補作品!真面目に制作する気が無いのかな?

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.27

 酷いよリアムさん!周辺国に対し、質の高い銀貨を無限に流通させて、インフレ攻撃を仕掛けたり、舗装道路を作って軍事的圧力をかけたりと、リアムの圧倒的チート力でやりたい放題です。無意識に全方位に喧嘩を売ります。

 隣国が興廃をかけた全面戦争を仕掛けてくるかと思いきや、俺なんかやっちゃいましたか的贈り物で籠絡されます。

 都合良すぎるやろ〜!他国の連中も頭がお花畑の様です。しかも、国家運営は部下達がやってくれるそうです。大丈夫かいな?

 作者が政治描写に飽きたな…。転スラの真似すら出来ません。何なのこの糞アニメは?

 全員奴隷なのも含めて、主人公のリアムが倫理的に破綻した異常者なだけのキモいアニメでした。こんなに都合良くなんでも出来たらおかしいとか思わないのかな?

 仕事とは言え、こんなアニメを作らされるクリエイターの皆さんが可哀想でなりませんでした。
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 11話まで観ました。2025.03.19

 全員奴隷!だから安心安全のキモい世界…てか!?リアムさん、ついに魔法都市を作ってしまいました。いや〜良いですよ!どこまで気持ち悪い妄想世界を展開出来るかの思考実験アニメと化してますね!

 魔法都市内はミスリル銀を混ぜたアスファルト的なもので道路を舗装したので、誰でも魔法が使えるそうです!なんで?

 後、ちゃんと栗石を入れたりして地盤を補強しないと、アスファルトと砂利で舗装しただけじゃあ、直ぐに剥がれるか陥没するでしょ…。おっと、ツッコミは野暮ですね。きっと、想像も出来ない様な凄い素材なのでしょう。

 基本的になろう世界の魔法は、他人を殺傷することに特化しているので、誰でも攻撃魔法が使える様にするなんて、一般住人に銃や刀等の凶器を配っている様なものですが、魔法都市の住人はみんなリアムさんと従魔契約した、脳内思考をしていない肉奴隷どもなので、悪いことはしないのです。

 最近は、なろうでも珍しい主人公に都合の良すぎる世界で、観ていて痛々しいです。現代が舞台だったら、地獄のディストピア小説、1984年並の狂った管理社会です。

 モブ共は老若男女みんな主人公凄い凄いしか言いません。見ようによっては、リアムに反発してくるカマセ兄貴が一番まともな登場人物なのかもしれません。

 後一話で終了ですが、どんな気持ちの悪いオチになるか、とても楽しみです。

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 9話まで観ました。2025.03.04

 リアムさん、陛下と呼ばれるくらい出世した様です。そして、銀貨を生産する様ですよ!品質も良く、競合銀貨の3倍の価値があるとのことです。

 馬鹿なろう爆発やで!金融業が発展するまで、中々信用取引とか出来ず、経済発展のためには金銀銅の生産増による貨幣の流通量の増大に依存していたのに、ほぼ無から銀貨を生産しないでよ…。

 金融経済学とかを少しでもかじっていれば、リアムのやっていることは小学生の妄想レベルなのが良く分かると思います。

 かの古代ローマ帝国でも、戦争時等の財政出動のためには、金貨や銀貨の悪改鋳による貨幣量の増大に依存しており、帝政末期には金貨の金含有量が0(それは金貨とちゃうなぁ)になって滅亡したし、日本も皇朝十二銭の改悪によって対新羅、唐戦の戦費を調達しようとして貨幣制度が破綻し、江戸時代まで独自通貨を発行不能になるなど、貨幣を巡って苦労してきた歴史が人類史なのに、全くアホですね。

 本家の転スラが、魔法による貨幣生産とかに手を出さないのは、結構わきまえているからなのかなぁと感じるほど、後続のなろうは酷いとは…。

 劣化コピーの量産で価値が落ちていくのは、まさに貨幣の悪改鋳により、悪性インフレに陥っている糞なろうアニメ市場を観ている様です。

 貨幣は戦略物資でもあるため、このままリアムが貨幣を増産すると、他国はリアム王国の貨幣に席巻されて経済崩壊するので、リアム王国を爆心地とした世界大戦が勃発します。

 全世界に向けて喧嘩を何となく売ってしまったり、糞なろう主人公はどうしようも無いですね。

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 6話まで観ました。2025.02.13

 他の方のレビューにもありますが、全く劣化版転スラですね。魔物に名前を与えて国民にしていきます。アイテムにも名前をつけて進化させられる様です。そして、回りの連中がゴイスーゴイスーと…。

 あまりの気持ち悪さに吐きそうです。ストレートな妄想には付き合いきれない感じです。もう少し、オブラートに包んだ方がよろしいかと思います。

 そしてまた、技術に対してのリスペクトが全くありません。鉄を鋳型に流し込んで強力な魔法のアイテムを大量に生産しますが、鋳物を作るのがどんだけ大変なのか分かってるのかな?

 なろう世界は鉱物に不純物とか全く含んで無いのがデフォなのかいな…。頭の悪さが炸裂します。苦労して先人達が工業化したのに、この程度の物語に収斂しているなんて、度し難いですね。

 また、キャラクターを増やさないと話を作れない系なので、いつの間にかケモミミがメインヒロインになっています。澱の様にヒロインが溜まっていくんでしょうね。糞なろうあるあるです。

 こんなアニメを作らなくてはならない制作会社の方も、声優さんも大変ですね。日本の恥部をさらけ出してどーすんねん!

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2025.01.25

 いやはや…。皆様のレビューにある通り、作画も低カロリーで、無双バトルにも迫力が無く、主人公が凄い魔法を放っているはずなのですが、どう考えても絵面がショボいです。

 それでも主人公の奴隷ハーレム喜び組要員達を中心に周囲の人物達はゴイスーゴイスーと連呼いたします。全員洗脳でもされてるんかいな…。

 とにかく主人公に都合の良いことしか起こらず、全てが過去のなろう作品で観たことがある事ばかりです。こんなオリジナルティの欠片も無い呪物みたいのを制作、放映して恥ずかしいとか思わないのでしょうか?

 今期のなろう系作品の中でも随一の志の低さが光ります。他のなろう作品も、糞だと言われながらも独自性を出そうという努力は感じられますが、本作品にはそれすら皆無です。

 主人公アゲアゲ接待で、最近引退した、人類最恐強姦魔が設立した芸能事務所に所属していた9000万円不同意性交ヅラみたいな、勘違い性獣モンスターでも育成したいのでしょうか?実に気色の悪いアニメとしか言えません。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

数ある低品質なろう系の中でも、酷さがひときわ光る作品

【物語】 1.0 / 5.0
 魔法が存在する世界に何の脈絡もなく転生し、そこから雑にトントン拍子で無双するだけの、他の作品で何度もこすられたような内容の雑ななろう系作品。
 中身があまりにも虚無でつまらなく、この作品についてあれこれ考えたりすることは脳のリソースの無駄だと断言できる。
 転生要素はあるものの、その設定が活かされることはほとんどなく、極めて雑で、幼稚で、「何番煎じだよこれ…」と頭痛さえ覚えるような見るに堪えないくだらない展開が続く。
 まだ小学生のほうが面白い話を書けるのではないか、と思えるほどに内容があまりにも低レベル。
 自分のように「毒を喰らわば皿まで」のポリシーのもと、様々なアニメを見るような趣味でもなければ、このような物語に触れる必要は一切ない。
 もしもあにこれに「0点」をつける機能があれば、即決で0点をつけていただろうと思えるほどだ。
 低品質な作品が多いなろう系作品の中でも群を抜いて【物語】に魅力はない。

【作画】 1.5 / 5.0
 アニメ史に残るような作画崩壊をいくつも見てきた自分としては、最低点をつけるほどの作画ではない、というのが正直な評価だ。
 とはいえ、作画のレベルは極めて低く、ほぼ全てのシーンにおいて構図作りがド下手くそで、アクションも稚拙。
 頭や心で楽しむ【物語】がひどい出来なら、目で楽しむ【作画】も似たようなものである。

【声優】 1.0 / 5.0
 声優に罪はないとわかった上で書かせてもらうが、彼らの演技に【物語】も【作画】も追いついていないため、彼らの演技もどこか場違いのように感じられる。
 また、主演の村瀬歩氏の演技が、なろう系主人公にありがちな「そうなのぉ~?」「たはは^^;」といったセリフ回しと悪い意味でマッチングしており、俗っぽく言うなら「クソガキ感」が途轍もない。
 村瀬歩氏に一切の非はないことは大前提だが、見ていてストレスや不快感を感じる人はそれなりにいるだろう。
 
【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。

【キャラ】 1.0 / 5.0
 作者が書く幼稚で、虚無で、荒唐無稽で、見るに堪えない【物語】に引っ張られて、キャラクターの中身ももちろん崩壊している。
 行動ロジックに共感できる部分はほとんど無く、「異世界における価値観の齟齬」のような描写もないため、キャラクターが何を考えているのか、何をしたいのかが理解しづらく、不気味とすら言える。
 なろう系にありがちな「ヴィランのほうが人間味があって共感できる」という現象がしっかり起きている点も記しておきたい。
 また、作者の台詞回しもド下手くそで、口調が安定しなかったり、自分の考えた設定をぺちゃくちゃとキャラクターに喋らせるだけのナレーター化もひどい。
 これらの点から、キャラクターにも一切の魅力は感じられない。
【物語】を作るのがド下手くそなら【キャラ】を作るのもド下手くそなのは当然だということを我々に教えてくれる作品と言えるだろう。もちろん、これは皮肉だが。



【総括】 5.5 / 25.0 (平均 1.1)
「こんな内容の作品がアニメ化されるほどには売れる」という吐き気を催すようななろうドリームが存在している。そのような恐ろしい現実を我々に改めて教えてくれるおぞましいアニメである。
 見る価値は一切ない。
 本当に腹立たしい。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

59.3 8 2025年度の異世界アニメランキング8位
マジック・メイカー ~異世界魔法の作り方~(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (73)
182人が棚に入れました
リスティア国の片田舎の領地を治める下級貴族、オーンスタイン家。そこには、二人の姉弟がいた。 姉のマリーは、父から剣術の稽古を受けるのが大好きな活発な女の子。 弟のシオンは、部屋に籠もって本を読むのが大好きな内気な男の子。 性格は正反対の二人だが、優しい両親に見守られながら、仲睦まじく暮らしていた。 そんなある日、シオンは『まほう』というものがこの世界に存在するか、父に尋ねる。 しかし、貴族としてそれなりの教養がある父でも、『まほう』という言葉自体を知らなかった。 ましてや、シオンが言う「火とか水とか風とか光とか、何もないところからいろんなものを出したりする」現象など、この世には存在するはずもなく……。 その日から、シオンは目に見えて落ち込んでしまう。 シオンを励ましたいと、幼馴染みで農家の娘のローズに話すマリー。 すると、湖で不思議な現象を目の当たりにして――

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

糞なろうにケチをつけるのも大人気無いけど、初期設定を簡単に覆すなよ…。プライドは無いんか?

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.28

 何だよ…。結局魔法やら魔族やら存在する世界なのかよ…。

 しかも主人公、産まれが特別だった様です。単なる貴種流離譚なのか…。30歳童貞異世界転生はどこへ?

 後半の怠惰病関係の話と、魔族復活と赫夜に出てくる見えない魔物との関係も不明瞭ですし、無理矢理まとめた感が凄いです。なんで今のタイミングで魔族復活?しかも主人公のいる地域と時代に?

 俺達の戦いはコレからだエンドで主人公が旅立って終了ですが、前半の魔法を作るくんだりはまるっと要らないエピソードでした。

 どうせ、今後は魔族と戦争になってインフレ魔法バトルになるんでしょ?なんで魔法に関する作者のキモい妄想に付き合わされなきゃならんかったの?

 なろうは物語の進展とともに初期設定をかなぐり捨てる展開になりがちなのが良く無いですね。

 転生要素も主人公がロリコン近親相姦の変態野郎にしか見えないだけの要らない設定でした。

 看板に偽りあり…。私の感想は以上です。

………………………………………………………………………

 6話追記です。2025.02.16

 何度観ても、6話のコボルト戦はおかしいです。何故、惰性でアニメを作ってしまうのか…。制作会社にプロとしての矜持は無いのか?

 何度も書いていますが、本作品は魔法が存在しない世界です。戦闘も基本的に物理で殴り合う世界観です。

 魔法と区別がつかない様な便利なスキルも存在しません。バフやデバフ効果のあるスキルなんてのも存在しない様です。

 ならば、数でまさるコボルトに、主人公、姉、幼馴染の女児、引率の冒険者、貴族パパの5人で挑むなんて、あり得ないでしょう。

 異世界なら戦闘もロールプレイングゲームの冒険者風にと言う演出が駄目なのです。治癒魔法も無く、エスケープ魔法も無い、後詰の救援部隊も居ない、怪我したら終わりの戦闘なんて、リスクが高すぎます。

 コボルトも主人公達も剣を主要武器にして乱戦していましたが、お互い怪我をしたら治療手段も無く死ぬしか無い世界でこんな戦闘しますか?

 コボルトは数的優位を何故使わないのか?弓なり投槍なり使うべきでしょう。投石でもロリ程度は戦闘不能に追い込めます。盾も持って無い女児なんて、遠距離攻撃で充分でしょう。

 また、コボルトは人間と戦ったことが無いのでしょうか?相手の目的が自分達の殲滅にあるなら、遠戦気味に戦って不利なら逃げれば良いのです。最後の一匹まで玉砕覚悟の接近戦をやる必要はありません。魔物とは言え、馬鹿すぎます。

 本当にどうしようも無いアニメです。初の実戦で主人公の魔法がどの程度使えるか不明なのに、魔法が使えることを前提に登場人物達が動いてしまっています。

 貴族パパも含めて、大人が無能です。実は魔物に魔法が効かなかったらどうするつもりなんでしょう?危機管理が出来て居ないと言うか、頭がお花畑と言うか…。

 魔法が使えない場合に備えて、少なくともコボルト殲滅のためには、後詰の冒険者も連れて来て、コボルトの数倍の数で包囲しなくてはなりません。物理での殴り合いはとにかく兵隊の数ですよ!

 とにかく演出が無能です。糞なろうが原作のアニメなんて、手癖で作っても誰も文句を言わないだろ?と言う甘えが透けて見えます。

 魔法が存在しない世界で主人公が魔法を発明すると言うテーマすら消化出来ないなら、辞めちまえよ!とマジで思います。

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 6話まで観ました。2025.02.13

 このアニメは、完全な失敗作ですね。魔法の存在しないナーロッパもののアニメが少ない理由が良く分かります。

 6話で主人公達は魔物のコボルトを討伐しますが、コボルト達は武装しています。金属製の武器をどこから入手したんでしょう?

 魔法が存在していない世界なので、当然魔物も魔法は使えないと考えると、戦闘力向上には武装に頼ることになります。

 魔法が存在していれば、魔物が武器を持っていても、魔法で何とかしたんだろうで片付けられますが、この世界では自分達で製造したか、人間から奪うしか武装する手段がありません。

 どちらにしても、人間にとっては相当な脅威です。魔物が武器や生活物資を獲得するための独自リソースを持っていると言うことになります。

 糞なろうには過ぎたる世界観です。魔物の社会構造も設定しなければなりません。人間からの略奪だけでは、当然魔物社会は存続しえないので、魔物達も何らかの生産手段を持った社会を形成していないとおかしいですね。

 魔法があれば、こうした矛盾もすぐに解決します。魔物は魔法や魔力の影響でダンジョンから無限に湧いて出てくる!で良いからです。

 しかし、魔法が存在しない世界では、魔物達も再生産労働を通して集団を維持しているのでしょう。魔物と言うより、敵対的な異民族に近い存在な感じがします。

 5話では物理法則と魔力の関係にも矛盾が生じています。フレアの火は酸素に関係無く燃えるなら、水をかけても消えないのでは?

 ロウソクの例だと、人間に魔法の火が着いたら、魔力が燃え尽きるまで消えないと言うことでは?主人公は魔法の練習中に魔法の火が体に燃え移っていましたが、ジュネーブ条約違反の白鱗弾を喰らったかの様に水を掛けても火が消えずに苦しみながら焼け落ちないと魔力の説明がつきません。

 燃焼の三原則と無関係と言うなら、水で消火出来たのは致命的な矛盾をはらんでいます。

 主人公はフレアの他に電撃魔法を発明してたけれども雷撃は何故直進するのでしょう?作者は電気の知識が無いのでしょうか?手だけ絶縁しても、意味無で、主人公か回りのゴイスー共が感電死するだけでしょ…。

 魔法が無い世界で魔法を作る物語があまりアニメ化されないのは、物理法則と魔法現象が矛盾するから、創作し辛いってことの様ですね。

 物理法則はものすごい無慈悲です。どんなに頑張っても神の創造した摂理の如く現象を支配しています。これに、魔法が切り込んでいくのは、そもそも無理があります。

 魔物と人間の関係にしても、魔物が魔法で生み出されているモヤッとした存在で無いのであれば、ゴブリンやコボルトの様なある程度社会性を持った集団がどの様に生活を維持しているのかも明らかにしないといけません。

 私は、なろうの作者など、現代の高度工業化社会の落ちこぼれの無能が妄想を垂れ流しているものでしか無いなどと批判する気はありませんが、ナーロッパが舞台なのに魔法が存在せず、主人公だけが魔法を創造出来ると言う、物語が進んでいけば社会構造や物理法則との関係に矛盾が爆発しそうな糞なろうをアニメ化した罪の方が大きいと、このアニメを観て感じております。

 制作する前に、アニメ化に向いて無いのが分からんかったのかいな…。
……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2025.02.01

 まだ魔法は完成しません。丁寧と言うより、ずっと制作者のスッキリしない妄想が垂れ流されているのを眺めている感じです。これに波長が合うなら良いですが、一般的な視聴者にはそろそろ我慢の限界でしょう。

 大体、魔力とかがある世界なら、誰かしら実用レベルに達していなくても、見世物とかにはしているでしょ…。

 平賀源内のエレキテルみたいに、電力としては使えなくても、エンタメには使用している人くらいはいると思います。

 ハッキリ言って、現象も基礎理論も知られていない様なものは、実用化出来ません。そもそも、ある文明段階の人間に観測出来ないなら、実証とかはまだまだ先の未来の話です。

 現実世界だって、霊魂とか、あの世とか、異世界の存在は否定出来ませんが、現代の人間には観測する器具も手段も無いので、何とも言えないのと同じですね。

 本作品も、主人公アゲのために回りの人間の知能を低下させる系の糞なろうなので、文明や技術に対するリスペクトの欠片もありません。

 大体、何故主人公は存在が知られていない現象を言語化出来るの?作者馬鹿でしょ。海外から入って来た思想なんかも、上手く日本語に翻訳出来ないことは現代でもあるのにね。作家として言葉に対するリスペクトもねぇのは糞としか言えないですね。まぁ…なろうですからで許してしまうのも大概な気はしますが…。アニメは原作とは違うと信じたい所です。

 今後、どう展開するのか気にはなりますが、垂れ流された糞みたいな妄想の先に失望が待っていそうなので、期待感は薄いです。

 ただ、30歳まで童貞なら魔法使いになれるなんて、誰も経験したことが無い都市伝説を開陳している自体で、本作品が糞なのは、観測出来たかと思います。

 本番イタリアのカストラート達は、魔法使いだったんか?コラ!

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

5話 タイトル通りの話ですが、プロセスが弱いので面白くないです。

1話 初期のアイデアはいいですが、結局そんな感じ?という印象。

{netabare} 題名に魅力を感じて見ようと決めていた作品です。「魔導具師ダリヤはうつむかない」のがっかり感を上手く物語にできていればいいなあと。ただ、魔法の組み合わせとか開発とかそういうのを想像していましたが、魔法を作り上げる話なんですね。同じテーマだと「ゼロから始める魔法の書」の前日譚という感じですね。

 正直1話だけだと、またそんな感じかあ…という展開でした。途中まではいいんですけど、魔法の発見が早すぎます。だったら、昔から微弱な魔法は使えたけど…という前提から原因を探った方が説得力があります。本作では魔法を探すプロセスがあまりに弱いので、ご都合主義ストーリーの匂いがします。

 それにしても、異世界ものの魔法の設定はいい加減なんとかならないでしょうか。唯一なろう系異世界転生もので魔法の設定に心の底から感心している作品は「本好きの下剋上」です。魔法の詳細は壮大なネタバレなので省きますが、物語の世界観そのものと言っていい設定があってそれが最後のカタルシスになります。
 また、貴族の描写についても、99.9%(適当な推定)の異世界ものは適当すぎます。幼馴染が農家って…貴族や平民の描写が説得力がある形でできているのも、やはり貴族や身分社会の描写に関心したのはこれも唯一「本好きの下剋上」ですね。

 普段なら細かいことはいいません。脳みそを空っぽにして見るのが、異世界転生もののいいところです。ですが、魔法の根本原理を扱うなら、魔法とは何か、貴族である意味はとか、異世界の世界観として現世と何が違うのか。何か緻密な世界観の設定は欲しかったなあということです。そういう細部の描写があると「魔法を探求する話」に説得力が生まれるんですけどね。

 作画については、一見安っぽいようでCG作画のレベルは進化したなあ、と思う程度には進化している気もします。ただ、髪や揺れものは大きいものだけでもいいので動かしてほしいなあ…本当に多少動く程度です。

 1話の印象を総括すると、初期のアイデアはいいけど、話のスタートに活かせていない気がします。テンプレ展開を脱するために設定をがんばったのなら、設定以降の物語をもうちょっと考えてほしいです。原作がどうかわかりません。ひょっとしたら、1話はアニオリかなあという違和感は感じました。こういう作り方はしないだろう、という感じです。あるいは、早く物語を展開させたくて、焦って本筋までダーっと書いてしまった可能性もある感じです。

 ですので、真価は2話、3話くらいだと思いますので、そこまではチェックします。{/netabare}


2話 3話を確認したい程度には期待させるものはありました。

{netabare} 30歳童貞設定が出てきたときはどうしようかと思いましたが、それが単なる都市伝説的な導入ではなく、設定として気持ちとリンクさせたのは工夫したなと思いました。主人公の気持ち悪さとも関連していますし。

 主人公の剣術への向き合い方を見る限り、決して性格は良くないですよね。自己中心的で仕事を回したくないタイプの人材です。

 男女の恋愛とか性的なつながりと魔法をリンクできるなら、良いかもと思います。姉の剣術の才能もあるし、向き不向きの問題も絡めて魔法を定義できるなら物語にはなるかもしれません。ちょっと魔法表現が「気」のような感じもあり、人体とか精神の問題につなげて、安易に強力な魔法に行きつかない気もします。

 最後に登場した妖精の扱いで話がつまらなくも、面白くもなる気がします。3話は確認したいかなと思います。{/netabare}


3話 ゴブリン戦の話は予定調和ですが緊張感はありました。

 3話のゴブリンの緊張感は良かったと思います。ちょっと結末が予定調和ですのでそこはやっぱり「なろう」だな、と思わなくはないですけど。縫合でなんとかなる傷なら致命傷ではない気もするし、やっぱり話のための話の感じはしなくはないですが、それでもちゃんと物語にしようという感じはありました。ですので、細かいことを言わなければ2話までよりも面白かったし、今後が期待できるかなと思いました。


4話 良いところは列挙できますが、いかんせん面白さが不足気味。

{netabare} 一生懸命魔法を探求しているのはわかるのですが、異世界の論理というか理屈がこちらはわからないので、探究しているように見えてあまり興味が持続しません。もちろんファンタジーですのでそこはしょうがないですが、もうちょっと面白みがある形にしてほしいなあ。

 姉の劣等感というか負けず嫌いというか、前向きに努力する部分はいいですね。そういう話は良いと思います。父親の介入も展開としては悪くない気がします。

 ただ、全体的に頭でっかちで、ストーリーとしての面白さがどうも置いてけぼりになっている感はあります。見ているほうもこうやっていいポイントを列挙すれば、沢山みつかるんですけど、肝心の面白さに結び付けられていない気もします。そこが最大の本作のウィークポイントかな。要するに見ていると、ちょっと飽きます。3話の緊張感が持続できれば良かったかなと思います。

 ですので、今後も見ると思いますが、シリアスでも感動でも笑いでも興味でもなんでもいいんですけど、もうちょっと面白くしてほしいなあ。何となく中途半端かも。{/netabare}


5話 タイトル通りに律儀にやってはいますが、プロセスが弱いので面白くないです。

 不思議と魔法の道具を作るのを見てもワクワクしないんですよね。なんででしょう?やっぱり「魔法の体系」の見せ方だと思います。

 妖精が関連しているのか、自然の性質なのかわかりませんが、それを考察できるよな良い仕込みが出来てないんですよね。何か努力はしているし、工夫をしてそうです。それわかります。

 よくわからない石の性質、魔法の火で加工すると、電気が流れた…それを素材に絶縁した石を云々するとランプになった、という理屈です。全体を通して、絶縁するとランプのところはわかります。ただ、なんで魔法の火で加工する、という発想になったのかという部分の発見のプロセスや工夫が伝わってこないんですよね。そこが弱いのでせっかくの「マジックメイカー」のタイトルがぼやけてしまっています。

 要するにタイトルに沿ったストーリーをまだ律儀にやっているのはいいんですけど、興味が続かない気がしてきました。うーん、展開で最後にほう…というのはありましたけど、それはマジックメイカー関係ないですしね。どうしようかなあ…文句を言って見るのもストレスなので、やっぱり止めておきましょうか。

 中断にして、一応、配信サイトの各話の説明だけチェックして、面白そうな展開なら見てみます。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 8

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

オーヴァー・プロテクティヴ

なろうベースのキッズアニメかと思いきや…
シスコン妄想患者がオネエチャァァァンにブヒる介護アニメ

01
やりたいことはわかるが構成がなあ…

おねえちゃああんとマリーにブヒるのが本題のユニコーンメルヘン。ローズの矢印がシオンかローズかはいまんとこ不明。興味本位にグイグイと詰め寄るシオンもテンプレ。マリーとローズは美少女というかロリというか少女と幼女の中間くらいなのも独自性がある。ヒロインズは要請には応えられているであろうなかなかの良作画でキャラの魅力ゥはきっちり担保されている品質。

妹萌え作品はわりと豊富だがお姉ちゃん萌えは希少。いうて自立した成人女性が相手ではブヒれないし、リアル世界のJKだとしても流石にキモすぎる。異世界ってマジで便利。「ええーシオンとケッコンできないのぉ」なんて昭和の園児かのようなイノセントな会話なんかも、リアルの令和では園児からも失笑されそうで到底ありえないのだが異世界なのでOK。なんかもう久々に脳が溶けそうな不思議な感覚だった。この介護路線はまだまだ発展の余地がありそう。もしかしたらすごい発明のヒントが埋まってそうな可能性を秘めた不思議な作品。

世界の謎を自ら解き明かしていく冒険譚的な味わいもなかなか希少。全部お膳立てしてくれる異世界アニメばかりの中、たったこれだけで独自性が生まれている。しかし本題はお姉ちゃん萌えなゆえに二人の会話を丁寧にやってるせいで、爆速ファストアニメばかりの環境ではなかなか話が進まないストレスを生みかねない冗長な印象になってしまっている。

最後にネタバラシで転生者と分かるし魔法に興味津々なのもそりゃあ不思議ではない。自己の貞操をかけてでも姉の不安を払拭せんと生涯DT宣言をするシオン。魔法の存在を信じて止まずに長年独学で独自研究に勤しんできたシオンが、なぜそこまで姉に執着するのかは生前に何かしらの謎があるのかもしれない。しかしまあどうでもいい。そこまでの覚悟があるのなら普通は部屋にこもらずもっと姉と過ごす時間を選択すると思うが、そういう視点が欠落しているのがなろうらしさでもある。

姉萌え難民には貴重で重要な逸品。これもアニメ市場拡大のおかげ。資本主義の大勝利。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

61.8 9 2025年度の異世界アニメランキング9位
サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (88)
225人が棚に入れました
異世界に君臨する魔王軍の四天王。 その最後の一席に選ばれたのは…… 冴えないサラリーマン、ウチムラデンノスケだった! 魔王軍からヘッドハンティングを受けたウチムラに用意されていたのは、役員レベルの好待遇—— だが魔王軍の業務は、命がけの厳しいミッションの連続で…… 特別な能力は何も無いウチムラは、この異世界の難題にサラリーマンの経験と知恵で立ち向かっていく! すべての働く人たちに贈る異世界転職譚!

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

魔王様は理想の上司

ベニガシラ(自身のブログに掲載していたウェブ漫画が原作)、村光(作画)による原作漫画は、『コミックガルド』(オーバーラップ)にて連載中(既刊10巻、既読)。累計発行部数50万部。
アニメは、全12話(2025年冬)。監督は、『テラフォーマーズ リベンジ』、『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』などの福田道生。制作は、『プランダラ』、『ミギとダリ』などのギークトイズとCompTownの共同制作(以上、Wikipedia参照)。
(2025.3.24 投稿)

「コミックガルド」での連載を既に読んでいたこともあり、視聴を開始した作品。

【あらすじ】
本作の主人公は、「出る杭は打たれる」日本社会で、有能さ故に上司から疎まれて海外に左遷されたサラリーマン・内村伝之助(CV.小野友樹)。

そんな主人公が交通事故で異世界転移を果たすというお約束展開ではあるものの、特にチート能力を与えられることもなく、海外駐在員・サラリーマンとしての経験・知識を武器に魔王軍幹部「四天王」として活躍するお話。


【魔王様は理想の上司】
伝之助は上で触れたようにサラリーマンとしては不遇だったので、自己評価は低め。さらに、魔王軍を構成するオーガ、ミノタウロスなどの亜人、獣人、魔族といった異なる種族の価値観の違いや、普段被り物をしているなど癖が強く互いに仲の悪い他の四天王たちのわがままに振り回され自信を失っていきます。
(※主人公が壁にぶちあたったときは、工藤静香の「MUGO・ん…色っぽい」、エレカシの「今宵の月のように」などの「懐メロ」が流れ、森本レオ風の店主がいる、アニメオリジナルの伝之助の妄想の中にあるこじんまりとした「居酒屋パート」が始まります。個人的には、アニオリの演出として面白い試みだと思うので、やるなら話題になるくらいもっと大胆にやって欲しかったです。)

そんな主人公に対して、見た目は怖いのだけれど、中身はとても理解力があって懐も深い「理想の上司」である魔王様(CV.大塚明夫)が助言を与え励ましながら、伝之助は、海外の駐在員として異文化に接してきた経験を活かし、日本のサラリーマンらしく関係者の顔を立て、バラバラだった魔王軍をまとめていきます。

この辺は「明らかにおっさん向け」であることが強調されたアニメオリジナルの演出になっているので、良くも悪くもメインとなる視聴者層がはっきりしそうなアニメといえそうです。
(※ただ、アニメは、漫画と違って、こういう風にあえて視聴者層を絞る演出をしているのですが、想定したメイン視聴者に対して内容がちょっと稚拙になっている面はあると思うので、アンバランスさは感じました。)

そうはいっても、本作は、現実に起こっている深刻な問題に対して、そのリアルな解決策を探るといった硬派なものではないので、サラリーマンの悲哀をカタルシス要素として異世界で昇華する気軽なエンタメ作品になっていると思います。


【ウルマンダーさんがかわいい】
炎を司る四天王にして女魔族であるウルマンダー(CV.小原好美)は肉体派なので、なよなよした伝之助を最初侮るのですが、自分が気の付かない点に気づくという自分にはない魅力を持った伝之助に次第に惹かれていきます。

他にも服装は露出が多い方が好まれるなど描かれている魔族の習慣がちょっと特殊だったりするので、その流れは正に「異文化コミュニケーション」。

最初は、『かぐや様』の藤原書記や『フリーレン』の里長など肉体派の役をするイメージがなかったので小原さんの声との相性が気になったんですが、強気のウルマンダーさんが次第に「恋する乙女」になっていく様子は、小原さんの声と相まって、とてもかわいらしく見えました。
(※ちなみに、本人も自身のYoutubeチャンネルで「アホの子」要素があるキャラ役が多いと言ってましたが、ウルマンダーも当たると思います(笑))


【まとめ】
本作は、異世界ものでよくある話だけはやけに壮大でその先が描かれる予定もないのに設定紹介で1クール終わってしまうような作品ではなくて、12話できれいにまとまっているので、上で書いたことに何か引っかかるところがあれば、気軽にさくっとみられる作品になっていると思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ウルマンダーさん可愛い!それだけで乗り切ったアニメでした。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.29

 いや…主人公のウチムラ以外の頭が悪過ぎです。ローズマリンの話も引っ張り過ぎです。

 ライバル商人のブタガリアンや商人ギルドも持続性の無いセコい商売してるし、アホしかいないですね。

 最後の戦いも、ワイバーンの生態なんて、何世代にもわたって戦っている異世界人の方が詳しいでしょうよ…。

 とまぁ、悪口を言うとキリが無いのですが、それ程不快なキャラが出てこないので、ストレスは余り感じませんでした。

 特徴の無い現代人が異世界へ転移して活躍する系の話の中ではマシな方でした。ウルマンダーさんも、最後まで可愛かったです。それだけで観る価値はあったかと思います。

 マヨネーズや水洗トイレを発明したりしなかったのが、好印象でした。

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 3話まで観ました。2025.01.24

 亜人、魔人の人外女性が可愛いだけのアニメです。しかし、糞なろうの中ではそれだけで視聴する価値があるってもんですよ!

 肝心の主人公の優秀さについては、まぁ…ファンタジーと言うか、いつもの妄想と言うか…。

 オーガとの交渉の件もそうですが、経済的、社会的な情勢が視聴者に開示されていないので、ご都合主義的に上手く行った様にしか見えません。

 何故、食料供給が上手く行っていないのか?そもそも新興勢力の魔王軍には食料や支援物資が豊富にあるのか?いつものなろう的頭の悪さを露呈しています。

 現実の世界でも必要な物資を必要な所へスムーズに供給出来れば、簡単に市場の独占や世界制覇が可能ですが、それが出来ないからみんな苦労しているわけで…。

 利用出来る資源は常に有限で、それを遣り繰りして苦労するのが生きるってこと…。妄想の世界ではそうした制約から自由になりたいってことですかね…。

 まあ…、今後の展開にあまり期待は出来ませんが、ウルマンダーさんの作画が崩壊しない限りは視聴継続です。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 7

大貧民 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

サラリーマンスキル活用系。

原作も漫画版も未読。
社畜サラリーマンが、異世界の魔王に召還(勧誘)されてホワイト企業(魔王軍)で評価される話みたい。

現代社会で正当に評価されない主人公が、上司として優れた魔王に見出されて、四天王(企業の役員待遇)として重用されることになる。
1話目で同僚(他の四天王)の反発を受けて……という定番。
魔王軍のホワイト企業っぷりももはや定番ですね。

OPアニメーションは社畜な人の心理内面を見ているようで、なんとも居心地が悪い。
キャラのネタバレしているだろと思っていたら、○話でその通りだった。
そこらへんはOPで判らないように○話までは変えてもよかったろうに。
居酒屋といい、内面描写が微妙に感じる。ジャンルとしては好きな部類なのでそのあたりは殘念。
世界背景、問題背景などの情報量が少なく、さくさく解決してしまっているのでご都合展開にみえてしまい登場人物たちの凄さが伝わりにくい。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

57.1 10 2025年度の異世界アニメランキング10位
アラフォー男の異世界通販(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (66)
221人が棚に入れました
アラフォーの独身男・ケンイチは、突如として異世界に転移してしまう。わけもわからず危険な森をさまよう中で、巨大ネット通販サイト「シャングリ・ラ」が使えることに気づく。 それは異世界のアイテムを換金し、現代日本の商品を購入できる“チート能力”だった! 能力を駆使して商売を始めたケンイチは、瞬く間に商人として頭角を現していく。 「目指すは、異世界でのスローライフ!」 街はずれの森で自由気ままな自給自⾜の生活を送ろうとするが……。 才気溢れるケンイチに惹かれた少女たちが押し寄せ、さらには次々とトラブルに巻き込まれ―― アラフォー男は、念願のスローライフを実現できるのか!? 異世界ファンタジーここに開幕!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

作画の悪さが全てを台無しにしている今期糞アニメ筆頭候補作!

 8話まで観ました。2025.03.03

 今期No.1糞アニメ候補作は伊達ではありません。酷い作画に酷い物語、酷い主人公と三拍子揃っています

 皆様のレビューにある様に、とんでもスキルで異世界放浪メシの劣化コピーです。そして、食い物に恨みでもあるのか?と言う位、登場する食べ物が不味そうです。

 餃子にマヨネーズつけるか?そういう食文化もあるのでしょうが、肝心のマヨネーズも不味そうです。黄色っぽくて、酸っぱくてとろけてれば良いんだろ?で、適当な材料で作っていそうです。

 実際、JIS規格でマヨネーズは成分が決まっているのは、あまりにもヤバい偽物が出回ったからなのですが、アニメでそれを表現しているのかもしれません。全てこんな感じで主人公の料理自慢に説得力が皆無です。

 また、主人公は人間関係に対しては徹底的に受け身で、何となく女の子達が寄ってきてやらしてくれるのですが、未知の性病ですぐに死にそうです。通販で万能薬は売ってないでしょ…。

 しかも、現在2匹いる性処理要員兼用心棒のケモミミ女達が気持ち悪いんだなぁこれが…。皮膚は毛皮なのかな?良くこんなクリーチャーとやれるなぁ…。作画だけでは無くてキャラデザも悪く、やりまくりハーレム主人公なのに余り羨ましく無いと言う…。

 作画崩壊の心配が無いほど作画カロリーの低い本作品ですが、何故か戦闘をしたがります。またコレが酷いと来ています。特に対人戦の作画の悪さが目立っています。描けないならやるなよ…。

 盗賊戦なんて、ギャグみたいでした。しかも、死体の山の中でみんなでキャンプって…。一晩中、瀕死の盗賊のうめき声が聞こえてきそうですが、主人公は人間性の欠片もないので、平気なのでしょう。

 作画が悪くても演出で何とかする方法もありますが、そんな努力も無く、ただただ低品質です。視聴者を馬鹿にした虚無アニメなんて、作ってどうするんでしょ?謎ですね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

別に悪くは無いのですが、どこかで見た設定が気になる…

異世界に転生してきて持っている能力はネット通販のみと。
…まあ、良いんですけれどね。

主人公は普通のおっさんですが決して好感が持てないわけではないです。
ネット通販の使い方には一応独自性はあって、決して丸パクリというわけではないです。洗濯バサミが有用というのはなるほど、とも思いました。

というわけで、悪くは無いと思いました。

でも…。

能力が、とんでもスキルで異世界放浪メシ過ぎると思えました。

でも、なろう系ってほぼ全部設定流用でできているんですよね。
なのになんで本作だけ、うーんとなってしまったか。

やっぱりネット通販を持っているという能力がジャンルになるほどメジャーでは無いからかもしれませんね。

失格紋フォロワーはもう多すぎて、『未来に転生したら~が衰退していた』はジャンルとして、目くじら立てる気にはならないじゃないですか。
そこに追加の面白い要素があれば見れると思います。
でも、ネット通販はそんなありふれているというほどでもないので、丸パクリ感を感じてしまいました。

でも、実際使い方に独自性はあるし、後は主人公が今後魔法を覚えたり召喚獣を仲間したりせずネット通販一本でやっていくなら完全に独自性と言えるので、目くじら立てることはやっぱり無いのかな、とは考え直しました。

でも、見ている最中は同じ能力過ぎて気になっちゃいましたね…。

それにしてもオープニングのロボットは何だ。
演出じゃなくて本当ですかね。そうなると通販じゃないと思いますが。
微妙に気になりはしますね。余裕があれば見たいです。

5話あたり
余裕がなくなったので、優先順位が低い順に切ります。
まずこれから。OPのロボットが本当に出てくるのか、だけは興味があったのですが、それ以外興味がなかったので。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

猫好き さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

底辺なろうもここまで来たか、、、

今期も底辺なろうは大漁なんだけど、相変わらず豊作ではない。ただの大量生産。その中でも最低クラスの酷さだね

まずそもそも主人公を含めた設定がクズ

中年男が異世界へ転生したら、身体的、魔法的能力はなかったものの、なぜかRakoooとかamaoooっぽい現代日本のメガ通販サイトへ自由にアクセスができるようになった。お金は払わなければならないけど、買ったものは瞬時に届く便利能力

いや、いいよねぇ、こんな能力が手に入ったらb(-_-、と白けた顔で言うしかない

ありふれた物を別世界に持ち込んだら売れに売れて権力者と仲良くなるわ、美人の女の子とやれちゃって俺ラッキーなんて、都合主義な他の底辺なろうで散々使い古されてるのにまたやるの?である

主人公は主人公でつまらない商品で女の子に言い寄られてはセックスして、住んでいるところが居心地が悪くなればほっといて何処かへ行ってしまうっていうクズ

それ以上にとにかく通販なろう物の最悪な点は、作り出した物語の世界観を簡単にひっくり返してしまうような物をほいほい出してはトラブル解決って点がアホらしくて見てられない。それが許されるのは「便利道具を使ってチートしようとしても結局は上手くいかない」ってルールが確立しているドラえもんだけよ

物語にはその世界でのルールがあってその制限下に置いて話を進めなきゃ行けないわけで、それを世界観という。それが無いので説得力がまるでないから作品としてはどうしても最低評価になるしかない

アニメ制作会社もそれを理解しているのか、作画も雑で、なろうだからこれでいいでしょ、丸わかり

とにかく今期最低レベルのなろうって評価

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

56.1 11 2025年度の異世界アニメランキング11位
外れスキル《木の実マスター》 ~スキルの実(食べたら死ぬ)を無限に食べられるようになった件について~(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (52)
163人が棚に入れました
“スキルの実”を食べることで、特別な能力を1つ授かることができる世界。 そこで史上最高の冒険者を目指す少年・ライトが手に入れたのは、 戦闘能力皆無、木の実栽培に特化した外れスキル《木の実マスター》だった……。 “スキルの実”はふたたび食べると必ず死ぬため、やり直しはできない。 一方、「一緒に冒険者になる」と約束した幼馴染・レーナは 史上最速でSランクになり、差が開いていく。 農作業と剣の修行に打ち込む日々を送るライトだが ある日偶然、2つ目の“スキルの実”を食べてしまい―― 「なんで死んでないんだ……!?」 死亡フラグを回避したライトは、《木の実マスター》の真の力を知ることになる。 それは何回でも“スキルの実”を食べられるという驚愕の能力だった! 食べるたびに能力が無限追加されるハイパーチート!! 最下位スキルは最上位スキルだったのだ!!! 最強へのサクセスファンタジーが、待望のアニメ化! 冒険者になれないと言われた男による、歴史に名を残す冒険が、いま始まる……!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

低カロリー作画でギャグっぽい。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 後半、幼馴染の剣聖とネクロマンサーの2人が活躍する話に…。皆様のレビューにもある通り、主人公が不在のまま物語が進んでしまいます。すげぇ…。

 ザムド戦で明らかになった様に、主人公を強敵と戦わせるとスキル依存の世界観がぶっ壊れるので仕方無いですね。

 初期設定が物語の展開の足を引っ張っています。そもそも、文明が進歩したらスキルの実から出てくるスキルも変化するんでしょうが、気になるところです。

 火器の進歩で剣が無用の長物になったら、剣関係のスキルはどうなるの?銃関係スキルが生えてくるの?

 工業化したら、クラフト系のスキルは全て要らんことに…。ラッダイト運動が凄いことになりそうですね。ジョン・ケイの悲劇再びってか?

 しかも、石器作り名人とか、先祖返りしたスキルをゲットすることは無いのかな?鍛冶スキルがあるってことは、文明の進歩とともにスキルも変化するのでしょうが、技術体系が変化する過渡期に時代遅れのスキルをゲットしたら、餓死するか、銃に突撃して射殺されるしかありませんね。

 頭の悪い世界観の糞なろうでしたが、作画の悪さから来るギャグっぽさと女性キャラの可愛いさで何とか完走出来ました。

 俺達の戦いはコレからだエンドでしたが、コミカライズ版のストックが無いらしいので、2期を目にすることは無さそうなのが少し残念です。まぁ…続けても破綻してフェードアウトしそうですが。

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 8話まで観ました。2025.03.03

 主人公のライト対ザムド戦、いよいよ決着!ザムドは中々の強敵です。

 しかし…スキルがザックリしすぎています。ザムドは雷を操るスキルを持っているのですが、雷獣を出したり、剣に雷をエンチャントしたり、やりたい放題です。

 スキルは1個しかゲット出来ないので、強敵を出そうとすると、こうなるんでしょうね。非常にスキルと言う概念が曖昧です。

 この世界のスキルはジョブや魔法、バフ、デバフのアビリティ効果、必殺技から一発芸まで含んでいるので、スキルの実を無限に喰える主人公以外のキャラを深掘りしようとすると無理が出ます。

 そのため、キャラの動きに説得力がありません。鍛冶屋のモニカは壁に立て掛けられている銅板を軽々とぶん投げたりします。銅線だって結構重いのに、自分の背丈くらいある銅板を片手でひょいひょいと何枚もぶん投げられるかよ…。ゴリラなの?鍛冶スキルに怪力効果も含まれている様です。

 リアルな世界でも、何かを達成するためには複合的な能力を使用しています。鍛冶にしても、鍛造するなら力が必要ですし、調度良い火力に調整する能力も必要です。刃物を研ぐ能力もいるし、鍛冶スキル!の一言で説明出来る様な能力ではありません。

 この世界のスキルは一芸寄りなので、何かを生産する時は、一工程ごとに適合スキルを持つ人間を集めるか、ザムドやモニカみたいにザックリやり放題の何でもありのビックリ人間みたいな奴がやるかのどちらかになっています。どちらにしても、世界観が狂っています。

 いちいちツッコミどころが多く、作画は低カロリー、動画にリアルティが無い、キャラクターは頓珍漢…。好意的に観れば、そこが良い味を出していますが、単なる低予算馬鹿アニメで、全てがギャグの様です。

 どうせ続けても、設定に齟齬が出て破綻するのが目に見えているので、ワンクールでスッキリ終わって来期には何も覚えていない位が調度良さそうです。

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 3話まで観ました。2025.01.24

 いやいや…。皆様のレビューにある通り、酷いのが放映されていますね。制作会社もやる気が無いのかな?

 本作品は、チートスキルをゲットした主人公がバトルで無双する俺ツエエエエエエ作品なのですが、作画が低カロリーすぎて肝心のがバトルに何とも迫力がありません。

 しかし、そのおかげで、主人公他キャラクター達のお馬鹿な行動や、頭の悪い世界設定等の酷さが希釈されており、何とか観るに耐える代物となっています。

 3話で受注したクエストも、高ランク冒険者が18人も行方不明になっており、クエスト先の屋敷内に何者かに操られたゾンビがいる時点で退却すべきでは?

 いくら主人公がチートスキル持ちで、強い幼馴染がパーティーにいるにしても、危険過ぎます。別に閉じ込められた訳でも無いし…。

 つい最近まで糞雑魚だったクセに、危機管理が出来ていない主人公に唖然とします。

 一時が万事こんな調子の糞なろうですが、間の抜けた作画のせいで、何かOKな気がするので不思議なものです。

 鑑定眼の女の子を背負って戦うとか、どんだけ動かないつもりなんだよ…。人をおぶったり、おぶさったりしたことが無い人間が作っているのかな?

 女の子が子泣きジジイでも無い限り腕力が持たないでしょうよ…。まさに低カロリー作画宣言!視聴者を舐めてますねぇ…。

 今期最駄作の一角として、クソアニメ愛好家としては目が離せません!

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

スクラップ・アンド・ビルド

いつものチーレム。
市場繁栄と後進育成を支える習作なろうアニメ

ツッコミを堪えることでスルー力を鍛えるトレーニング教材。機能不全環境で育った大人がセルフで自制心を取り戻す訓練を行うにはいい教材。とっさにクソリプしてしまう人にはいい壁打ちでしょう。わりとマジで。ふとよぎった言葉を即時に判断してとっさに飲み込むってのは案外難しいし、会話が多いリア充はそのへん幼少期から自然と訓練できている。反復練習は量が命、場数がモノを言う。

OP・映像はまあまあの品質
ED・こっちは省エネのキャラ紹介

01
予想と期待をいっさい裏切らない洗練されたビジネスなろう

なろうに求められている必要最低限な要素のみで綺麗に再構築されている異世界なろう。完全に形骸化してた転生すらもパージした思い切り。黎明期でのリビドー爆発で鬱屈した感性が紡ぎ出す尖った文学性、つまりキモさは脱臭されて完全に消失。消費されるため、枠を埋めるため、予算を使い切るためだけにゴミを創造し続ける運命に逆らえないビジネスパーソンにとって、いくら雑に使い捨てにしてもかまわないネタ帳でしかないのが今のなろう。多分。

設定はタイトルで完結。主人公はハズレで幼馴染のなにがしヒロインはゴール&トロフィーなので当然劇中最強スキルをGET。じゃあ二人で農家でも…と約束された栄光を安く蹴りとばす漢気溢れるヒロインが政治的な重積に絡め取られてしまう導入もコンパクトで実にいい。10年に一人の貴重な逸材だからこそ本人の自由が許されず、主人公と理不尽に決別させられる状況を少ない手数で嫌味なく説明する見事さには痺れる。大いなる力には大いなる責任が伴うってやつをスマートに使いこなす手腕に小慣れたビジネス作家感が滲み出る。

農業スキルかと思われた主人公の木の実マスターは実はッ!!スキル重複可能なチートスキル。好感度カンストなロリ奴隷が初期装備。まあなんて都合のいい。それが、それこそがなろう。ご飯のお供にちょうどいい暇つぶし脳死動画の需要は尽きない。そもそもスキルの実なんてのを一般人が作っていいのかよ、とか誰しもが思うでしょうがそういうのもきちんと飲み込みましょう。作者の思う壺です。

まずは再会したヒロインの謎でヒキを作るのも定石通りというか、ククク…先がァ読めるぞォォォマンには不服でしょうがそこは無理して捻らなくていい。追加キャラのポンコツ巨乳とイケイケ痴女で属性補充。あとはお好きなキャラを愛でるだけ。主人公も人間味はないが嫌味もイキリもないので見やすさに特化した感じ。どうせ異世界なろうのオスなんてどうでもいいし、好きな属性を愛でる萌えアニメの需要しかない。

洗練された、とは「良くなった」でなくて「需要にアジャストされてる」という意味。つまり薄い軽い浅いと言っても間違いではない。だがそれがいい、という御仁もいるのが多様性。陰キャものの陰湿さが無く、カラッと明るくさっぱりした味付け。まごうことなくゴイスーチーレムではあるのだが、黎明期の作品群とは明らかに作品の重心が違ってきているのが初回だけでも見て取れる。無職転生等黎明期なろう好きにはガワだけ真似ただけで中身はからっぽですやん、と映るはず。しかしこの作品もまた進化の途中。本作がアニメの歴史やなろう全史に名を刻むことは決して絶対間違いなくありえないのだが、ここからまた新たな形へと移り変わりゆく変遷の過程、道程に触れられたということに何かしらの感慨みたいなものがあるのではないだろうか。まあないか。ないよ。

剣を抜くバンクで省エネには流石に笑った。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

意外と絵が可愛くて悪くない。でもキャラの頭は悪い

1話感想 3.1
これもなろう系です。
現地主人公ものでハズレスキルからの逆転という、追放されたわけじゃないけれど追放系の流れですね。

基本的にキャラの頭が悪くてアホっぽいところがマイナスではあるのですが…。
作画が悪くないですね。
ヒロイン達が可愛いです。

ノンストレスで頭をからっぽにして可愛らしいヒロイン達を楽しめるなら、まあ見ても良いのかなぁ? とも思います。本数次第で諦めますが。

ただ基本的にキャラの頭が悪いんですよね。
スキルの実を複数食べたのはただのミス。
鑑定を持っているヒロインにアドバイスされないと基本的なこともわからないような頭の悪い主人公は微妙にストレスです。

そう考えると他のなろう系より評価低めかな。

全話感想
主人公の頭が悪い話ではありました。
大勢が突っ込んでいましたが、確かにスキルの実が食べ放題なのに食べ放題しないのは意味不明でしたね。
しかし微妙に絵が可愛らしく邪魔にならない程度には見れるので最後まで見てしまいました。

しかし後半主人公が出てこなくなるのですが、このバカな主人公が出ないと意外とつまらなくなって、あれ、意外とこのバカな主人公を気に入っていたんだな、と思えました。なのでキャラはちょっと加点です。

おバカなりに和むというか。
不快感は無く悪くなかったです。だから最後まで見ようと思えば見れました。
まあいつ切っても良かったのですが。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

67.3 12 2025年度の異世界アニメランキング12位
薬屋のひとりごと 第2期(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (98)
502人が棚に入れました
帝の寵妃・玉葉妃の妊娠判明により、猫猫は翡翠宮の毒見役に復帰。 妃、そして帝の御子を狙った事件が再び起きないよう警戒をしながら、日々を送っていた。 先帝時代からの重臣を父にもつ新たな淑妃・楼蘭妃の入内、壬氏の命が狙われた、前代未聞の未解決事件、そして消えた容疑者・翠苓。 不穏な空気が晴れない中、外国からの隊商、さらには無理難題な要求をする特使も来訪。宮中にはさらなる暗雲が立ち込め始めていた。 猫猫と壬氏を待ち受ける新たな難事件。それらは、やがて国をも巻き込む一大事件へと発展していくー
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

13話 お風呂回だけど、エロくない。

1話 面白い。品質はかなり安定感安心感がある作品です。

{netabare} 2期で4クール。クオリティも尺も非常に恵まれた作品です。話はちゃんと進むだろうし、広義の作画、演出や構図なども含めて出来がいいです。また、少年マンガの人気作にありがちな子供っぽい部分もかなり抑えられていて、うるさいことを言わなければちゃんと面白いのがいいですね。要するにかなり安定感安心感がある作品ですね。

 酒精じゃなく、アルコールって言っちゃってるじゃんとか、ありますけどね。この作品は考証したら負けです。なんちゃって異世界中華を楽しめばいいのでしょう。

 というわけで、1話ごとレビューするような作品でもないので、次は1クール目の区切りか、大きな展開があったとき、1期4話のような素晴らしい演出回があったときとかに書くと思います。{/netabare}


4話 猫猫の表情、演出もテンポも素晴らしく、謎の提示も上手くて全体のレベルが高い回でした。

{netabare} 今回は妙に面白かったです。テンポが良いのと猫猫の表情の作り方や演出が良くて、なかなか見ごたえがありました。ウィキで確認したら、柿原優子氏の脚本回が比較的面白いのかなあという気がします。それと演出中野剛氏、絵コンテ大原実氏と両名がシリーズ初参加のようですのでその辺の影響かもしれません。

 謎は簡単にわかる話でしたが、逆に言えば不自然なところもないし双子がかかわりがある、謎の中に謎が隠れているというのが自然な流れで読みとることができました。

 今回4話は1期の最高の回だった4話とはまた違った意味でレベルが高い回だったと思います。あっという間の24分でした。

 なお、OPの幾田りらさん。いいですね。音楽も印象に残っていいですが、この人の声って脳みその中にしみこんでくるんですよね。その特徴が活かせている場合とそうでもない場合がありますが、本作のOPは声質が活きていて非常に良いと思います。

 ということで、満足度が高い1話だったと思います。{/netabare}


6話 大きな話と単話のエピソードの絡みが良い。1期より面白いかも。

{netabare} キャラバンがらみで何かの陰謀がありそうで、エピソードは1話1話ポンポンと進んでゆく。ストーリーテリングが上手いなあと素直に感心します。ちょっと壬氏の扱いがひどくなっていますが、変にラブストーリーを入れられるより見やすくなっているのかもしれません。今のところですが、構成と脚本のキレが1期よりも2期は良いがします。

 ちょっと気になったのが混ぜると堕胎薬になる香油のビンが床で割れて混ざってるけどいいのか?リファ妃は身ごもっているんですよね?

 という事で、次回予告は3つの扉。3つの扉と言えば、モンティホールかな?まあ、なんにせよ楽しみです。 {/netabare}


7話 色覚異常はX染色体上の遺伝子なので母系じゃない限り遺伝しないと思うのですが…

{netabare} 3つの扉だからモンティーホール問題かと思ったら違いましたね。

 で、色覚異常はX染色体上の遺伝子にあります。ですので、父親が色覚異常の場合、息子には色覚異常は遺伝しません。ですので父系の皇帝の血筋を決めるのにこのやり方で大丈夫なのか理解ができませんでした。X染色体上の遺伝子の問題なので、女性がスタートなのはその通りだと思うのですが、父系の場合、色覚異常はすぐに途切れます。つまり、母系でないかぎり代々色覚異常にはならないはずですが、その辺が良くわかりませんでした。

 女性が付き添って…と言う部分でその辺フォローしているのでしょうか?だだ、父系の家計の場合、どうしても女性は外部からの人になるしなあ…そもそも女性が色覚異常になるのは男が20分の1に対して500分の1くらいじゃなかったかなあ?これは色覚異常が劣性遺伝子なので、XXの両方に色覚異常遺伝子がないと発現しないからですけど、つまり母系だとしても色覚異常が発言するケースはかなり稀になります。なので、女性が付き添うと何がいいのかよくわかりませんでした。

 それと赤緑異常だからと言って色が完全にわからないわけじゃないケースも多いし、今回のはさすがに無理があった気がします。私が何か勘違いしているのかなあ?{/netabare}


8話 前回の扉の話はなんだったの?それと枯山水はちょっとなあ…

{netabare} 前回の扉の話は何か後に関係してくるのでしょうか。トカゲのしっぽの話って、6話の途中の話からのつながりですよね?なんかつながりが良くわかりませんでした。閑話を尺の関係でいれたのか、それとも伏線がちょっと不自然になったのか。

 あと、作画…特に前半の作画がちょっと物足りなかった気がします。逆に音に関しては良かったですね。中盤の無音の使い方はなかなか良かったと思います。

 それといくらなんちゃって異世界中華だとしても、枯山水はねーだろと思いました。室町文化だからなあ…{/netabare}


9話 本筋の伏線なんでしょうけどエピソードとして弱い回が続きますねえ

{netabare} なるほどねえ、リーシュが先帝の妃だというのが先帝のロリコンの伏線だったんですねえ…とはいえ、それがさらに猫猫の父の過去に繋がるんですかね。まあ、それが本筋になるかどうかわかりませんけど。

 絵画が好きな皇帝は実際にはいて、普通に絵は描いていたみたいですけどね。北宋の徽宗が文人皇帝として知られています。ただ、政治や軍事では無能だったのかな?金(女真族)に攻められて北宋はこの人で滅びたんじゃなかったかな?
 中国皇帝は絶対権力者ですから、隠れて絵を描く必要なんかないと思いますが、その辺どうなんでしょうか。まあ、そこもなんちゃって中華なんでしょうけど、ちょっと皇帝を軽く描きすぎかなあ…巨大な後宮の存在がそのまま権力ですから、そこは考証云々じゃなくて設定としての矛盾な気がします。

 それと前回の色の扉といい、今回の絵といいちょっと理(にもならない理)に走りすぎている気がします。2期の前半はかなり面白かったのにここにきてなんかよくわからない話が続きますね。伏線といえば伏線なんですけど、エピソードとして弱い気がします。{/netabare}


10話 後半に入って面白くないです。

{netabare} ロリコン先帝と任氏の出自でメインストーリーに行くのでしょうけど、ちょっと停滞感があるかなあ。今までのいろんな要素を組み合わせて、あっと言わせるような仕掛けがあるならいいですけど、ちょっと停滞感があります。

 中間地点がもうそろそろなので何かありそうな予告編でしたが、6話くらいまでの出来と、その後7話~10話の出来の悪さのギャップがなあ…とりあえず1クールは見ますけどね。微妙です。{/netabare}


11話 猫猫の性的な行為への忌避感ってなんででしたっけ?

{netabare} やっと本筋に戻った感じで話それ自体は、復調の兆しで何よりです。いよいよ身バレするんでしょうか。それと、古き善きびしょ濡れの男女でました。あだち充氏の漫画とかでありそうです。

 改めて疑問が出てきたのが、猫猫は性的行為に興味がないのはなぜでしょう?今回は精力が付く食事ですので毒ではないですが、この娘は人体への食物や毒物の影響に多大なる興味がある設定です。

 服毒そのものが好きなだけなんでしょうか?媚薬の影響を実践したいと思わないのでしょうか?サバサバしてるし毒の影響で子供なんか妊娠できそうにないので、大したことないと思いますが。その性的な忌避感の背景が描かれないなあ…というのがちょっと不満かなあ。
 しかも、娼館にいたし。美しすぎるというのを自覚しているから、コンプレックスもないだろうし。貧乳になにか思うところはありそうですけど。

 猫猫のキャラは悪くないんですけど、そういう内面が記号的なところが惜しいんですよね。逆にその辺の私エロにも恋愛にも興味ないんですけど…というチューニングが女性人気の秘密なんでしょうか?壬氏も同様ですけどね。それは白馬の王子の記号でしかないので、問題はないとは思います。

 それと度量衡なんですけど…30分に50メートルって…四半刻とか200尺とか言い換えればいいのに…いくらなんちゃって中華でもそれくらいは取り繕おうよ、と思ってしまいます。中国の度量衡も時代によって違うらしいし、考証で正確にという意味でなく雰囲気の問題ですけど。

 あとは、50Mから飛び降りたら水面はコンクリートの硬さになる、という説がありますが、その辺どうなんですかね?上手く飛び降りるとそうでもないよという論文もあるようですし、飛び込みの専門家が単独でつま先から飛び込むと平気らしいですけどね。{/netabare}


12話 少女マンガと男子ラブコメのボーダーのような感じが何とも…

{netabare} カエルより大きいって…何カエルでしょうね?まあ、それはともかく少女マンガ構文だなあ…という気がします。ただ、男女が遭難していい雰囲気になって…は、あだち充的な雰囲気もなくはないです。少女マンガと男子向けラブコメのボーダーラインにあるような立ち位置が、人気の秘密なんでしょうか。

 若干ありきたりになって何とも言えないがっかり感はなくはないですが、もう少し付き合いましょう。何故かといえば、この作品が女子に圧倒的支持をされている理由を理解して言語化できると、楽しめる作品が増える気がします。

 謎もありますけど、壬氏の出生は1期でほぼわかっていたことなので、あの双子のお姫様たちがどうかかわるかですね。それと本来は壬氏が正当なんだろうな、ということでしょう。で、後はわかるな…という結論だとは思います。{/netabare}


13話 お風呂回だけど、エロくない。

 2クール目のスタートです。お風呂回なのに全然エロくないのは、さすが女性人気の作品です。アニメ制作者もそういうチューニングが上手いのでしょう。そして来週はオカルトものらしいので、エピソードとしてはまあまあ面白そうです。

 あとあの仲良しのシャオランはちょっと気になります。今後どうなるんでしょうね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 10

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

時代背景については不詳となっていますが、やはり中国ですよね。

第一期に比べると、話の展開がゆっくりすぎて

何かの探偵ものをやってるような感じです。

新鮮さが。少しかけるような気がします。

しかしながら。今、話題中の話題作なので,この先の展開について、とても楽しみにしています。

どうみても,中世あたりにかけての中国王朝を習ったような,そんなような宮廷の話ですね。

中国史と東洋医学や薬学(漢方薬)にある程度詳しいと理解が深まって見られると思いますよ。

マオマオが,わざと「そばかす」を付けて不美人にしているのは笑えます。
本当はとても可愛らしい女の子なのに。

色々な薬草や毒薬や。そんなものを試して、自分を痛めつけるところは、はっきり言ってMですね。

「ジンシ」様とどんな関係になるのか。この先が観ものだと思っていますが。

皇帝と、「ジンシ」様と,お妃様たちや女官たちとの関連や関係がこの先だんだんと解き明かされるのだと思っています。

そうなると、もっともっと面白くなって、評価も上がるのではないかと楽しみにしています。

私のかかりつけの、お医者さんのとなりの薬局に。「薬屋のひとりごと」のポスターが貼ってあって,いつも、それを見るたびに,「ああ、このアニメは人気があるんだな、世間に認知されているんだな」と,つくづく思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

イチゴン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2期開始!! 面白いです〜(ネタバレなし)

大量のアニメにうんざりして、アニメから離れいたら、
気がつかないうちに、冬アニメで2期が始まっていた。
アニメの多くは、本作のような続編物で新作は少ない。
続編も、たいていは質が落ちがちであるが本作は違う。
原作を読んでいないことが幸いして大変楽しめました。

第1、2話
第1話は、1期を受けての導入的な話で、2話から、
本格な話に入ります。ラブコメも楽しいが、やはり、
ミステリー要素に惹き込まれます。薬の多くは毒で
もあるのは、納得しました。今季も、視聴決定です。
ネタバレなしで、感想書いていきます。OPは音楽を
含め示唆(しさ)に満ちた作り込みで感心しました。 
示唆︰直接的ではなく、それとなく、暗示すること。

第3、4話
話はミステリー要素が主です。ラブコメはスパイス。
わりと勢い良く話が進みます。難しい漢字もさらり。
視聴していると思わずニヤリ。人気出るよなと感嘆。
続きが気にならない視聴方法。それはニ話連続視聴。
ネタバレではない解説︰玻璃(はり)製とはガラス。

続く

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

72.0 13 2025年度の異世界アニメランキング13位
メダリスト(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (244)
462人が棚に入れました
スケーターとして挫折した青年・明浦路司が出会ったのは、フィギュアスケートの世界に憧れを抱く少女・結束いのり。 リンクへの執念を秘めたいのりに突き動かされ、司は自らコーチを引き受ける。 才能を開花させていくいのりと、指導者として成長していく司。 タッグを組んだ二人は栄光の“メダリスト”を目指す――!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

スポコンは優秀でキャラが良い。面白いけどマイナスも目につく作品。

 コミカルな部分とシリアスな部分とが上手く合わさって、エンタメという点ではかなりの水準だったと思います。キャラ設定と配置が良くそこが上手く機能していたのでしょう。主要キャラは皆特徴があって、意味があって、魅力がありました。

 スポコンについては、いのりがスケートをやりたくてもできないところから、その想いで6級まで突き進む部分はスポコンの根性のところが見せ場であり、そこを真面目にやっている作品だったので評価が高いのだとと思います。

 スケート競技、スケート魅力については、まあまあの水準だったかなと思います。ジャンプやスピン、演技などについてはところどころ解説が入って、昨今そこをさぼる作品が多い中、フィギュアスケート競技そのものを楽しめる作品だったと思います。まだまだ中途半端だし、いのりがなぜそんなに急に上手くなったのかの「特徴」がキャラ付けとして弱かったかなと思います。
 コーチの力に焦点を当てたのはかなり良かったと思います。それぞれの少女スケーターとセットで必ずコーチを出してきたのが、ヒューマンドラマとスポコンの見事な融合になったのでしょう。

 ただし、です。これは私の錯覚、言いがかりかもしれませんが「銀盤のトレース」というフィギュアスケート小説とかなり設定に類似性があります。
 親、特に母親の反対でスケートができない小学校高学年の少女が主人公の話。姉が昔やっていて辞めている。コーチとの出会いで開花していく。名古屋が舞台。類似性は良くある話ですが、フィギュアスケートを扱った数少ない作品の中で、かなり突出している有名作なので編集や原作者はチェックしていないはずがないと思います。そこが前半ちょっとモヤモヤしながら見ざるを得ませんでした。

 で、ついでに言うと、肝心のなぜヒカルはいのりに絡んでくるのか、が描けていなかった気がします。スケートやっているのに自分を知らないとか、はじめのスピードにガムシャラについていくいのりを面白がった…だけでは、ちょっと弱い気がします。

 ヒカルという名前に対してダークなイメージをキャラに付与しているので、光と影の象徴なんだろうなという気はします。コーチも対照的でありながら類似性がある。そう、コーチとの組み合わせですよね。情熱や狂気、冷徹…そういうところのベクトルが正反対でありながら、いのりと同じ線上にあるというか。そこをヒカルがいのりに感じたんんだろうなとは思いますが、1クール目ではそこが上手く機能していたかな?という気がしました。

 また、前半だけならストーリーがテンポ良く進みながら、いのりの成長を楽しめた部分でかなり面白かったと思いますが、後半ちょっと同じことの繰り返しになる感じが見られました。それと1年後の使い方が上手くいったのかな…そこが一番見たい部分だったのにというのと、ヒカルを目標にしている部分の描写が足りない気がしました。
「いのりにスケーターとしての特徴がない」という点において、唯一あるのがヒカルとのコーチ含めた対比です。いのりのスケートに対する情熱とヒカルの狂気が対応してもう少しスポコンのドラマが無かったのかなと思います。


 演出が良くコミカルな面とよくマッチしていました。地のアニメは決していい作画ではないですが、丁寧な作画で描きたいことをちゃんと描く工夫がみられたと思います。スケーティングの作画は、良いとは思いますが、CG感をもう少し何とかできなかったかなという残念な気持ちもちょっとあります。

 振付やCGモデルは良かったですし、なにせ通常では絶対に見られないカメラワークですから、アニメならではという点では素晴らしかった。ですが、ちょっとCG感が強くて、そこをエフェクトなりフィルターなり色合いなり何かでもうちょっと何とかすれば最高だったのに、と思います。

 とまあ、作品として高水準だからこその批判もしたくなるという点では、よく出来た話だと思います。が、キャラ萌えに頼りすぎているのがいいのか悪いのか。そして、スポコンとしては後半にちょっとエピソードが反復になってきた気がしますので、変化が欲しかった。一番見たい1年間とヒカルがなぜいのりに構うのかとヒカルのスケーターとしての強みを省略したのが、物足りなかったので、そこを入れられなかったのか、という気がします。

 評価は、尻切れトンボなのと類似作にモヤモヤするのでストーリーは4。キャラは見事だったと思いますが、いのりのスケーターとしてなぜ急成長するのか、コーチと情熱というのはあるでしょうけどいのりの強みが描けなかったこと、ヒカルとの対比が不十分だったことで減点で4.5にします。

 作画も音楽も悪くないし、声優のキャスティングは良かったと思いますので4とします。


追記 2期決定したみたいですね。ただ「制作決定」のパタンなので2年後か3年後かわかりませんけど。




第1話 地道な努力と競技の世界を丁寧に描くなら興味があります。

{netabare} スケートのアニメと言えば「ユーリオンアイス」「銀盤カレイドスコープ」ですが、そのどちらとも違う感じですね。
 非常に似ているなあと思ったのが小説の「銀盤のトレース(碧野圭氏)」でした。名古屋の小学校6年生が親の反対を覆してスケートに挑む話です。私は同作が好きでアニメ化されないかなあと思っていたので、本作に興味を惹かれました。

「銀盤のトレース」と本作は冒頭が若干似ているだけでさすがに後の展開は違うと思います。「銀盤の…」はヒロインに特殊技能{netabare}(左右どちらの回転でもジャンプできる){/netabare}がありましたので。本作は特殊技能ではなく地道な訓練と競技を描く感じなのが良いと思います。

 本作のご当地も協力クレジットを見る限り名古屋です。「銀盤の…」がきっかけで一時女子フィギュアスケートに興味があったので、調べたことがありますがフィギュアスケートは名古屋が盛んだそうで。
 伊藤みどりさん、浅田真央さん、安藤美姫さんなど錚々たる選手が名古屋のクラブだったはずです。山田満知子さんという伝説級の女性コーチが名古屋がホームだったのもあるかもしれません。

 スケートの場面の作画は見事ですね。素晴らしいです。ただ、ヒロインのいのりや女子競技者ののCG作画のレベルがかなり高い反面、その他のサブキャラの作画が違う種類のCGなのか作画の緻密さの違いなのか、いのりとのギャップに違和感を感じましたね。まあ、慣れるとは思いますけど。{/netabare}


第2話 類似作があってモヤモヤはしますが…むしろあの生物はやめろ。

{netabare} 話がやっぱり「銀盤のトレース」そのままじゃん、というモヤモヤはあります。姉がフィギュア経験者でやめている。それが原因であるいは金銭問題で親の反対に合っている。小学校高学年の子が今からメダルを目指す。同年代にトリプルアクセルを跳べる別格の子がいる。話の展開がバッジテストと地方大会、名古屋である…などです。今週「銀盤…」を読み返したうえで2話を見たらそんな印象です。
 もちろん細部は全然違うし、キャラ造形、キャラ配置は違います。作品世界の構造がそのままということです。

 ただ、この競技で作品をやる以上似てしまうのはやむを得ないのかなと思わなくはないのでモヤモヤしながらも丁寧な作りになっているので保留します。

 むしろ、何とかしてほしいのがあのウネウネした生物なんですよね。あれは私はなんか生理的にダメで、単語も言いたくないです。アレが阻害要因になっているので、今後は登場しないことを願います…が、EDにしっかり入ってるしなあ…

 それと作品の前提となる年齢問題なんですけどね。たしか24-25年のシーズンからオリンピックは最低15歳から17歳からに変更になりました。まあ、一時体重の軽い14,5歳のロシアの子たちのトリプルアクセルが世界を席巻していたので良いと思います。1、2シーズン神業を見せてすぐ引退ですからね。
 となると11歳から初めてメダルというのは、この作品で言っているほどハードルは高くなくなる可能性がありますので、たまたまかもしれませんが、リアリティは担保できたかなと思います。逆にヒカリの描写については、この変更に影響されないのかな、という気はします。{/netabare}


3話 いろいろ文句は言いましたが、いのりは応援せざるを得ません。

{netabare} なるほど…意思つまり選択の話ですね。そして、スケートの美しさとは何かに視点を置くのでしょうか。であるなら、光とのライバル関係に軸ができそうです。そして、コーチがアイスダンス出身ということも活きてきそうですね。

 なんとなくですが、親との関係は正直ドラマとしては弱いですね。大会で優勝するか、いいところを見せて軽々クリアできそうです。

 いのりがなぜ基礎が上手いかがはっきりしませんが、独学で難しいことをせず、基礎的なことを一人でずっとやっていたからという理解でいいんでしょうか。ここに理屈をつけるか独自の修業があれば、物語が面白くなってきそうです。今回は半分そこに足を突っ込みかけて、サラリと流してしまったのがもったいない。基礎トレの理屈をもっと見せてほしかった。

そう言えば怖がらないという要素はありましたね。だからスピードが出せるというのは強みになりそうです。

 まあ、そもそもいのりのキャラは卑怯です。ちょっとあざといというかなんというか、あんだけ目をキラキラさせて頑張られると、応援せざるを得ないじゃないですか。
 そして、いのりは「祈り」だし、ひかりは「光」で目指すべき目標ですからね。光なのにイメージカラーが黒というのも面白いです。その反転にキャラのストーリーがありそうですからここは計算でしょう。いのりが光になる日が来るのか、でしょうね。その辺のキャラづくりは上手いなあ。

 それとネコっぽい少女が出たことで、対比になっています。コーチの重要性とか付き合い方も描くんでしょうね。そこもキャラの使い方が上手いかも。

 2話までは類似作がある気がしてモヤモヤしましたが、とにもかくにも3話で話が作品の方向性が見えて、楽しみ方が分かった気がします。{/netabare}


4話 王道というか単純というか。キャラ描写と演出の作品ですね。

{netabare} なるほど…思っていた話が思っていた通りに展開しました…なんか、それだけでした。その単純な話を見られるようにしている要因が家族の理解と支え、そして不安と成功…ドラマ作りと盛り上げ方が上手いんだろうなあと思います。
 優勝するのか、あのネコの子が勝つのか、違う子が出てきて優勝をさらっていくのかわかりません。それは原作者の好みなのでどれが来てもいいですけど、どれが来ても驚かないシンプルさです。

 3話で本作の見方が分かったかなあと思ってみると、この話は王道中の王道のシンプル展開なので若干スポコンとしての興味が薄れてきました。キャラ描写と演出で作るドラマを見る作品なんでしょう。

 それでも面白いので見ますが、レビューを毎話するほどの深さではないので、変わった展開等があればにします。 {/netabare}


5話 構成ミス?テーマを明確にするために4話後半とつなげるべきでは?

{netabare}  本作については毎話レビューはやめようかと思いましたが、ちょっと気が付いたことがあったので。ミケの結果は、コーチのいう事を聞かない=精神的な独立性という点はもちろんありますが、いのりと比べてリカバリーの上手さも重要な要素でした。これをいのりとの対比をした方がいいのに、なぜ2回に分割したのか。これは完全に構成のミスかなと思います。4話後半とつなげればもっと明確になったのに。

 ミケがコアラみたいに抱き着いているのが、面白過ぎてそそれは良かったです。あと頭にかけるなら麦茶じゃなくてせめて水にしてあげて。

 そして、ヒカルはコーチともにやっぱりブラック、つまり闇ですね。キャラ付けとして明確になってきましたが、これがフィギュアスケートの暗部、負の面を描けるようになるならいいと思います。

 あとはヒカリのCGはなかなかすごかったですね。素晴らしいと思います。ただ、エッジで削れた氷や煙の表現がどうなんですかね。
 もちろんちゃんとそれを入れているのは見事だと思いますが、ちょっとうるさい?現実のフィギュアをちゃんと映像化しているのかもしれませんが、テレビで見る氷はもっと白いんですよね。ほぼ気づきません。スピンの時くらいかな。本作はリンクの氷を青黒っぽく表現しているので、白い氷煙がちょっとうるさいです。CG制作者の意図が画面から透けて見えるので現実に引き戻されるというのもあります。せっかくのCGを鑑賞するのにもったいないなと思いました。{/netabare}


6話 いのりはミミズ爺さんにメダルを見せてやれるか?

{netabare} テーマ的にお金、年齢の制約の問題と夢について描いたのは、スポコンアニメとしてはいいですね。特にアイススケートは選手活動だけで初心者で年間数十万円、上手くなってくると300万円という話を聞きます。本作は名古屋なのでまだリンクはあるみたいですけど、他の地方だと県にリンクがないということもあるようです。ただ、そうなるといのりの両親は金持ちなのかなあ…とは思います。まあ、その辺のリアリティは外していない作品なので、後ででるのかな?

 そして、協力者ですね。パトロンがいればいいですけどね。そういう出会いも含めて運なのでしょう。その点で実はいのりにとっての最大の功労者は受付のミミズ爺さんなのかな?彼の心情にはものすごく共感できます。子供の可能性はつぶしたくないですよね。そう思っても援助もできない…だからミミズですね。素晴らしい。ぜひ彼にいのりがメダリストになるところを見せたいものです。{/netabare}


9話 スポコンの初期の面白さを消化した後が平坦にならなければいいですが。

{netabare} スポコンあるあるで、その競技をやり始めるまでの障害を乗り越えるところ、努力して強くなるまでのプロセスに萌えますが、軌道に乗ってしまうとドラマが急に平坦になりがちです。

 新キャラを出すか、障害を作るか以外のものは本当に難しいと思います。正直、今回(というか7話くらい)で初期の面白い部分を消化しきってしまった気がしますので、今後でしょうね。もあと3話くらいでしょうか。その中でもう1ドラマ作るとすると…時間が飛ぶのかな?ひかりとの何かがもう少し見たかったかった気がするので、そのうちでるのかな?

 それと試合の見せ方ですけど、観客の反応とか審査員の反応がちょっと欲しいかも。ステップシークエンスは演出でなんとかすごさを見せようとした部分はわかりましたが、どうも試合の見せ方が淡泊なんですよね。
 音楽とスポーツのすごさをアニメで表現するのは難しいですが、いくら作画を頑張っても限界があります。まあ、しゃべりすぎても文句を言いたくなるので難しいですが、いのりの試合を見てすごさが伝わりづらいかなあ。{/netabare}


10話 24分が少し長く感じられる気がします。マンネリ化かもしれません。

{netabare} いのりの成長が順調すぎて、なんかよくわからなくなってきました。挫折=良いスポコンではないですが、あっさりダブルアクセルと3回転2回転のコンビネーションを跳んで6級合格で「俺たちの戦いはこれからだ」エンドになる気がしてきました。

 いいんですけどね。ただ、9話少し飽きる時間帯が出てきました。後半になってメンタル弱い芸も突然の強気もちょっと繰り返しになってきたので、少し進展か別展開が欲しいところです。24分が長く感じられます。
 このまま1クールなら持つと思いますが、スポコンの名作という水準には達していないと思います。前半だけなら十分秀作なんですけどね。

 もし2期があったとしても、このままいのりの成長が順調すぎる展開が続くと私は脱落しそうです。何かドラマがないと継続視聴のモチベーションが厳しいですね。{/netabare}


11話 キャラだよりで伸びしろがない作品かも。

{netabare} 1期で6級全日本ノービスまで行ってお終いなんでしょうか?急に話の速度が上がったと思ったら、合宿で終わっちゃいましたけど。ジャンプが飛べるための努力が見えてこないので、少々話的には話が停滞気味というかなんというか。

 面白い部分も多かった作品ですが、しかし、キャラに寄りかかりすぎている気もします。初期はそれが奏功してなかなかいい物語でしたが、ちょっとそこから先の伸びしろが心配になってきました。{/netabare}


12話 時間と成長と劣等感。3人それぞれの成長が描けた良い回でした。

 話が停滞気味でしたが、今回は良かったと思います。理凰は光に対して成長が停まったコンプレックスと指導者への信頼、ミケはジャンプにこだわりすぎて姿勢をおろそかにした過去の自分の反省とそれを反転させて将来につなげるマインド、いのりは順調に成長してきたことで自分のドライバ要因である出遅れを今度は目標に向かって進む方に転換したこと。

 時間と成長、劣等感など3名のキャラが上手く前を向くことで技術をものにしました。バレエもモチベーションのために少しの補足説明で子供にとっては意味が変わってくる。バレエレッスンを上手く絡めてジャンプにつなげたのも、スポコンの面目躍如という回だったと思います。

 こういうエピソードなら十分に秀作認定できると思います。この話が描けるなら、1級から5級までのショートカットと中盤のストーリー的なダレがもったいないなと思います。

 間違いなく2期は来ると思いますが…最終回と同時発表なら半年、じゃなければ多分1年以上待つパターンですよね。発表の仕方によってはコミックを読むべきかなあ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 12

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作者様の魂(狂気?)の結晶。(4話まで視聴して)

原作未読です。

>1話まで視聴して
PVを1回見た程度の、ほぼ予備知識なしでの視聴です。

失礼ながら、他に本命かな?と思える今期作品(未視聴)があったため
本作は前座くらいの軽い気持ちでの視聴開始でした。


あー、なんかフィギュアスケートの動きが美しい。
これは3DのCGとかをうまく活用してるのかな?。
(ベースをCGで作って、仕上げの作画を足したりとか?。)

なかなか見ることのできないアングルだったり
ダイナミックな動きが、より鮮明に大きく描かれていて、やっぱ美しい。

欲を言えば、手書き希望でしたが(もう一歩、現実をも超えた描写を期待してしまう)
そんなこといったらバチがあたるほど、美しさに溢れる表現・描写だと実感できました!。


あと、物語序盤早々の、パルクールっぽいの。
カレイドスター思い出してしまいました!!(歓喜)。


加えて、キャラの表情がいいですね!。
某キャラが発したセリフの一部「笑顔が天才」にも、まんま同感っ!。

他の喜怒哀楽表現も豊富で、ぼっちざろっくの表情表現も彷彿させられる^^。


感情表現でいえば、主人公の声の演技、素晴しいですね!。
主人公の年齢、置かれた環境、心情表現にぴったりあってると思います。


物語も、ただの夢物語サクセスストーリーではなく
ある程度現実的な障害、年齢や金銭面的なところもリアルな感じがする(想像)。

仮にもし、自分の子供がフィギュアスケートやゴルフなんかをやりたいって言いだしたとして
即答で応援したいところではあるけれど、躊躇してしまうのは間違いないと思う。

「褒める言葉の選択」ってのも、すごく現実感あるよね。
「贔屓」とかって夢にも思ってなくても、自分の言動に対して指摘されたことがある。
それも職場で。う~ん、人付き合いって難しいし苦手・・><。


キャラ同士のやりとり、掛け合いも面白いな~。
おかげで、本編のどこを切り取っても面白い!!。

本作を視聴した後に、本命予想してた某作品を視聴してみたのですが
予想に反して、どこを切り取ってもイマイチで
レビューなんか書いてしまったら、ダメ出しばっかになっちゃうだろうから書けない・・と。
・・やっぱ、PV等で一喜一憂するよりも、ちゃんと本編を観て判断するのが何よりですね。
 
 
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>2話まで視聴して
1話観たあとに、たまらず原作購入してしまいましたw。
でも、アニメを先行して観たいので、1話放送されるごとに、その話まで原作読むように制限しています。


また、後から知ったのですが
本作原作者様の、本作を作るまでのストーリー。
なんですかそれ!。そっちはそっちで神回じゃないですか!!。
原作者様が男性であれ女性であれ、もう尊敬するしかないです。
やはりその方をイメージして主人公と本作を創作されたのでしょうね。

正直、自分はこの声優さんのことは全く知らなかったのですが
本作での配役にぴったりで、すっかり魅了されてしまっています。


フィギュアスケートに取り組む・・ということについても
まったく想像できない、自分にとってはある意味”異世界”だったので
けっこう具体的な現実的描写もあり、非常に好奇心が満たされています!。


アイススケートの演技の動きの描写は、何度見ても素晴らしいですね。
これも後で知ったのですが、フィギュアスケート振付:鈴木明子さん!!?。
モーションキャプチャーに協力されてたのですね!。・・スゴすぎる。。

最近はアニメ作るのも大変なのですね。頭が下がります。
モーションキャプチャーで自分がすぐ思い出すのは
バディゴルのゴルフスイングだったり、ABのライブ立ち振る舞いなど。
他にも知らないだけで、数えきれないほど
こういったこだわりのアニメ制作がなされているのでしょうね。


あと、本作の特徴として、キャラの顔というか頭が大きい描写があげられますよね。
大人ではなく、フィギュアスケーターが中心ですが。

年齢的な幼さの描写としても有効だと思いますが(胴体との比率等)
各キャラクターの存在感が、より鮮明になっている効果も感じます。

また画面いっぱいに顔が収まりきらず、はみ出てしまってる描写も多々ありますが
びっくりしたのは、それに負けない見劣りしない表情描写が素晴らしいことです!。
(決して超絶緻密な作画とかではなく、要点をきっちりおさえたシンプルな作画というか)
グッと感情移入させられてしまいます♪。

またスケーティングのアングルによっても、ダイナミックで表情・心理も感じられて
なおかつ視聴者が非常に間近にいる感覚にもなれて、いいことずくめだと思います!!。


あと、やっぱり書いておきたいのが、司先生の、いのりちゃんと向き合う姿勢ですね。
子供相手というのではなく、1人の人間として真摯に向き合ってるというのが
ちょっとした言葉遣いの変化等でも、しっかり描かれていることですね。


ああ、あとミミズw。
まさかこんなにミミズが活躍するアニメが現れるとはww。(ED含む)
自分は小さかったころに、庭や田んぼで土いじり遊びなどしてたときに
よく遭遇したものですが、いずれもいい思い出ではありませんでしたw。
OPで米津さんの歌う「手を・・放す」のシーンも感慨深くなりますね♪。
 
 
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>3話まで視聴して
先週、2話観終えたあと、楽しみにしてた原作2話読みました。
原作は1話2話ともに、アニメより少し深めに描かれていますね(絶賛!)。

・・そこから1週間が待てるワケもなく、あっさり陥落ww。
⇒ハイ、そのまま原作読み進めてしまって、現在11巻読破済^^。
1/22の12巻発売待ち中です!(モチロン予約済っ)。


で、困ったことに、原作どの巻も、必ず至る所で泣かされてしまうんです;;。
どこからでも、読み始めたら、ものの数分で目から水が出てしまい
読み進めている間、目が乾く間が殆どないのです!!!(事実)。

ほんとにマンガ本1作目ですか?w、原作者様!!。
作画も話の展開、テンポ、間の取り方、抜き方など
完っっっっっっっっ璧なんですが!!!!?。

ベテランの漫画家さんでも、最初っからクオリティMAXの作品なんてそうそう描けないのでは?。


読み進めていくうちに
気になって色んなアニメ感想まとめサイト様等ものぞいてみたのですが
その中で、すっっっっっっっごく気になった意見がコチラ。


_人人人人人人人人人_
>         <
> ロ○コンアニメ <
>         <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


・・へっ?。
この作品のストーリー、各キャラの置かれた背景、このスポーツの適正年齢?等、
もろもろ、ちゃんと読んだ上で??。

表面的な各キャラの年齢的な幼さから受ける印象だけで
そんな決めつけをしてしまうの??。
それはほんとにもったいない。


で、はい。やっと今週の3話の感想に入ります。
とはいえ、この1週間、ほとんどずっと原作の先の世界まで没頭してしまってたワケで

ひさびさに視聴したアニメ画・声の演技に、若干の自分の感覚とのズレが生じてしまってました。
それは原作の世界に引き込まれれば引き込まれるほど
脳内動画、脳内再生されるセリフ等が構築されてしまうため
多少は致し方ないことなんだと思います(主人公の成長してる先を見てしまってるし)。

逆に実感したのは、アニメはホントにまだまだ序盤の序盤なんだなあと・・(しみじみ)。
OP映像を見ても、まったく誰が誰だかわからなかった自分が
今では、ほとんどのキャラがわかって思い出せるまでに^^。
米津さんのOP曲も、今になってやっとグッと沁みるようになってきました。


3話の見どころは、やはり司先生のスケーティングでしたが
意外にあっさり描かれていましたね。←ここはもう少し頑張ってほしかったかも。

あと、やっぱ三家ちゃんとそのコーチ。
三家ちゃんの性格・言動・ネコ目ともに最高でした!!。声の演技もバッチリ。


本作は今後も続々出てくるライバルキャラ達が、どのキャラも凄く魅力的なんですよね^^。
さらに生き物・動物キャラもポップで愛嬌抜群!。
ED曲の映像・音楽もポップでいいメリハリなってて好感♪。

ネットによると完パケしてる?・・という情報もあり
作画崩壊や万策尽きた等の心配もなく、安心して視聴できそうです。

問題は、1クール?でどこまで到達できるのか。
また、この続編も同じ制作会社・スタッフ陣で約束されているかどうかですね。
 

----------------------------- 
>4話まで視聴して
今回は序盤の序盤の山場回かと思いますが、じっくり丁寧に描かれていましたね。

スケートシーンのキービジュアル?・PV?回収も♪。

今回は内面の心情描写とお母さんとの関係がメインのため
登場キャラ数も限られていたり、よく似たシーンの連続だったりと
若干単調になりがちなのですが、しっかりといい演技と演出で乗り切ってくれたと思います。


どうしても、原作でのシーン描写が素晴らしすぎるので
アニメにも求めすぎてしまいがちですが
アニメから入った方々には十分すぎるほど満足できる仕上がりかと思います。

というか、自分は完全にアニメから原作に入ったクチなので
入り口を作ってくださったこのアニメ化には感謝してもしきれないのです!!!。

お母さん役が小清水さんというのも何気に嬉しいポイント^^。


ということで、ハイ。発売されたばかりの12巻読みました!!。
読者視点が、あの方メインの割合が急激に大きくなり
これまで見えてこなかった視界が、どんどんひらけていき
結果的に、物語全体も、より深く立体的に拡がっていく感覚を得られ
最高に満足させてもらえています!!!。

もう、こうなると止まりませんね><。
発売されたばかりのアフタヌーン3月号買って、2話同時掲載も読みました!。

まさかマンガ雑誌を買うなんて、何十年ぶりのことです。
モチロン単行本より割高になってしまうのですが
得られた満足感の方が圧倒的に大きかったです!!。

つるま先生には、お体を大事にしながら、じっくり執筆活動を続けてほしいですね。
アフタヌーンって月刊誌なんですね。
これから毎月の楽しみになってしまいました♪。


ってことで、ハイ。
発売されたばかりのファンブックも買っちゃいました!!。
これからじっくり読み込んでいきたいと思います!。
 
 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 15

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

まあ、小学生は最高だぜとは言いませんけども(汗)。

最近はめっきり見なくなりましたわ。フィギュアスケート。

荒川静香氏にはじまり真央ちゃん・大ちゃん・織田君・羽生君もうなんかいっぱいいたんんすよねぇ。

バンクーバーオリンピックからソチオリンピックにかけてくらいの時すかね。いやなんか盛り上がってましたなぁ。

いやいや今もおそらくニュースターが続々と出てきてて盛り上がってるんでしょうけど、なんか燃え尽きてしもたのかあんまり見なくなりましたなぁ。

ああ、坂本花織ちゃんは知ってる。あの子今すごいすね。
あとルナ・ヘンドリクスも知ってる。名前がヘンドリクスだからね(笑)

とゆうことでこの作品メダリスト。

要するにボクの中ではフィギュアスケートってのがちょっと旬を過ぎた感があるテーマだったのでアニメの配信が始まってもま、時間あったら見るか程度の熱の入れようだったのですよ。

もちろん原作も読んでないしってかそおゆう漫画があることすら知りませんでしたのよ。


しかしながら1話。
もう見だしたらいきなりドはまりしてしまいました。

なんとゆうか人の運命などとゆうものは基本浮草のようで、あれもしたいこれもしたいと思うとかああなりたいこおなりたいとかいろいろ考えてはやり、やってはあきらめてやめて、そおゆうのんを繰り返して流れ流れていつのまにやらなんてことないことを一生懸命にやって日々過ごしてるってのがまあそんなもんやないすか。

まあそうやない人もいてはる思いますけど、やりたいなりたいと思ったことにたどり着ける人生を送ることができる人ってそないに多くは無い思うんですよね。

なので、こおゆう信念をもって自分のやりたいことにまい進できる意思と情熱と行動力をもってる人が出てくるお話はその主人公がたとえ小学生だったとしてもボクはめっさレスペクトしてしまいます。

まあ、小学生は最高だぜとは言いませんけども(汗)。


1話も始まって間もなく、主人公のいのりさんがボロボロ泣いてお母さんに訴えるシーンがあるやないすか。『私にはスケートしかない!』みたいなことゆうてですよ。

あれ見てなんてゆうか心打たれると同時にうらやましいなと軽い嫉妬心も起きたりしたわけですよ。

今まで内気だったいのりさんがそおゆう踏ん切りをつけるきっかけになるのがかみさきひかるちゃんと司先生との出会い。

いのりさんの気持ちにバチっとフィットする人との出会いがあったればこそ。自分がそおゆうモードになったときにどんな人と出会うかってことはホントの人生においてもとても大事なことだと思うのですよ。


あ~よりもいでもそんなシーンあったなぁ。出会って一瞬で分かり合えるってやつ。そおゆうのを『そんなことあるかい!』って見てる側に思わせないテクニックをお持ちの脚本を書ける人がかいてんですか・・・??ってなにーっ!花田十輝先生やんか。もーこの人マジで外れナシやなぁ…(汗)


とゆうわけであっとゆう間に1クール終わっちゃいまして、いつになるのかわかりませんが2期も制作決定とゆうことでどんどん成長してゆくいのりさんをこれからもおっかけられるとゆうことでございます。


楽しみにしとります!
よろしくお願いします!

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

59.7 14 2025年度の異世界アニメランキング14位
クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (116)
243人が棚に入れました
高校生の北条才人はクラスメイトと結婚した。 それも学校一苦手な、天敵のような女子・桜森朱音とである――。 「私と結婚してること、クラスのみんなに言ったら殺すから」 「俺だって結婚を知られたくはない。なんのメリットもない」 普段から嫌い合う二人の新婚生活が上手くいくはずもなく、なにかと衝突ばかり。 しかし、日々の暮らしの中で歩み寄ることで距離が縮まっていき、 一緒にいて楽しい時間が増え、少しずつお互いを理解していく。 才人は今まで知らなかった朱音の可愛い素顔を知り、 朱音は心の中に秘めていた想いに段々と気づき始め……。 素直になれそうでなれない二人が送る胸キュン新婚生活、ここに開幕――!

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

モテない中学生男子向け

ティーンエイジャー男子、こういうの好きですよね。自分の努力ではなく、なぜか「なりゆき」でハーレム展開だったり、一方的に好かれてかわいい女子と同棲したり結婚したり。まあ女子と付き合ったこともない、付き合い方も分からない男子がそういう他力本願な恋愛に憧れる気持ちは分からないではないですが…でもこういうのばっかり見てたら一生DTになりそうだけど大丈夫そ?

本作は努力もなく●金持ちの御曹司で●祖父の会社を引き継ぐことが約束されていて●成績も上位で●かわいい女子と結婚して新婚生活を送ることになった…惜しげもなくDT男子の妄想が注ぎ込まれています。ついでにサブヒロイン的な2人の可愛い女子もどうやら主人公に気がある様子?僕の思い描いた理想の高校生活!みたいで大人としては設定だけでムズかゆくなります。

作画は急にコミカルになることはある(レンタル彼女っぽい)ものの、安定の可愛さで問題ないです。アニメとしては至って真面目に作ってるなあという印象ですので、DTドリームについていける人はきっと楽しめるんじゃないでしょうか。逆に努力で何かを勝ち取っていくようなストーリーを好む層には限りなく厳しいでしょうね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

絵は可愛い。話は、、、

お話は中高校生の男の子向け。いきなりステーキ!ならぬいきなり同棲物。この分野、転生なろう並みによくある設定なので、何かプラスアルファが欲しいんだけど、童貞少年達の妄想を満たすためのワンパターンで目新しさは無い

さっさと切ってもよかったんだけどまだ見ている理由は、私は萌系アニメの作風自体は結構好きで朱音ちゃんは割と好みの方だから。それにSD化した時の絵も可愛い。強いて作画の問題を上げると、北条君の顔。最近はどのアニメの男の子の顔も同じように見えてジェネリックアニメ男子顔と呼びたいくらい個性がない。ま、男の子は他の男の子の顔になんか興味が無いと聞くのでしょうがないのかな

でも、朱音ちゃんの怒ってたり焦ったりやたら元気なシーンが多いためか、キンキン声がキツい。そのためいつものTVの音量を半分に絞ってやっと見てられる

いずれにしろストーリーに共感できる部分は無いから消音して環境ビデオとしてみたほうがいいのかな

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

クラスの大嫌いな男子と結婚することになった

序盤からフラストレーションというか不快指数満載な展開、前世で大喧嘩して離婚した夫婦なんじゃないかと思うぐらい主人公とヒロインの口喧嘩が息を吸うように繰り広げられる。そんな二人を主人公の祖父とヒロインの祖母が結託して強制的に結婚させるという展開。

ただ、結婚して以降は喧嘩をしながらもまるで漫才をやってるように微笑ましいものがあり、ときにはデフォルメしたり顔芸をしたりとなかなか楽しい感じ。

個人的にはヒロインは割と常識人な方なのに対して主人公の色々とヤバい部分が露見されていくのが見どころだったかな。

第一話の冒頭時点ではどうなのかなと思ったりしたけど、意外と観られる作品でした。全話完走したいと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

56.7 15 2025年度の異世界アニメランキング15位
ニートくノ一となぜか同棲はじめました(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.6 (36)
162人が棚に入れました
平凡なサラリーマン・安海政(あつみつかさ)を妖魔から守護するべく、居候を条件に主従契約を結んだ天才くノ一・出浦白津莉(いでうらしづり)。颯爽と妖魔を倒す姿とは裏腹に、しづりはゲーム三昧のオタクニートであった。 政に甘やかされ、ぐうたら同棲生活を送るしづりのもとにクセつよくノ一たちも集結し…。 オタクでニートな天才くノ一との同棲ラブコメ!

たナか さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

ラブ・ファントム

まあ予想通りの展開ではあるけれど…
萌えキャラ押しかけ同居モノでいいのかな?

OP・ミトさん仕事は選んでください

01
異世界メタの導入こそ良かったが…

魔物を引き寄せる運命を持つ社畜を助けた忍者がつきっきりの護衛のために同居でニートを貪るというマガジンもビックリのトンチキ設定。もはや考えたら負け。語られること以外の設定は考えてないので空気読んでスルーしてねといった豪快な作り。判別するコストをこっちに丸投げしてる時点で出来が悪いと評しても問題ないと思う。まあどうでもいいので気にしません。しかしそういうものならそういうものとして楽しめばいいわけで。押しかけモノには一定の需要はあるのだとは思う。しかし。

作りが雑で何がしたいのか不明なのが作品として致命的。

忍者の背景や動機は特に問題にならない。とりあえず家にブチ込めば体裁は整う。しかし社畜が忍者をどういう目線で捉えてるのかという重要な部分がマジで不明。ラノベのように赤面してモジモジしないので性対象ではない感じ。娘や妹としてみているのか単に人間不信なのか。忍者がチョロいので社畜の方が失った感情を取り戻す系なのかも。

他キャラとのドタバタが本領っぽいのでキャラが出揃わないと評価不能な感じ。しかし確かめる気は起きない。というか初回の時点で肝心の社畜と忍者の二人が全くキャラクターとして成立していないので期待できそうもない。お隣の天使様やワンルーム天使付きなんかは好き嫌いはともかく作品としてはまだ成立していたが、これはもう猿真似すらもできていない。

押しかけ系の中でもあまりに不出来。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

天才美少女くノ一が冴えないリーマン男子と同棲してみたけど手を出してくれません

タイトル通りの15分ギャグアニメ
妖魔を呼び寄せる体質のサラリーマンが、部屋に引きこもってゲームばかりしている美少女くノ一と同棲して守ってもらうアニメ

なんか、30分アニメを早送りして15分に縮めましたって感じの展開の速さ
中身がないようにみえるデメリットがあるけど、ギャグアニメとしてテンポが良いのかも

ヒロイン視点だとなろう系と一緒
戦闘の天才で毎日だらだら生活して甘やかしてくれるご主人様に仕えて、同棲してるけど別にエッチなことされませんっていう女子に都合がいい設定
同棲中の男にまったく意識されてないって、女として終わってない?
だらしない姿を毎日見せてたら仕方ないけど
これで主人公がイケメンだったら完璧な女子向けなろう系

中身ない話でまったく面白くなりそうな気がしないし、ギャグもスベリ気味、お尻を強調するなどB級感漂う作品

投稿 : 2025/04/05
♥ : 10

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ニートくノ一のムチムチぶりしか印象に残らなかった

内容自体はタイトルのとおり、ヒロインであるくノ一がごく普通のサラリーマンと同棲し、ニートと化してゲーム三昧な自堕落な日常を送るといったもの。

回を重ねるごとにキャラが増えていき、賑やかになりはするものの、個人的にはあまり面白くなかったかな。

それよりもムチムチな身体を強調してるヒロインをはじめ、やたら無駄にエロい描写ばかりが目につき、正直、僧侶枠アニメに通ずるものを感じました。

かといってエロい描写を除くとただただ中身のない虚無アニメて感じなのでそういう意味では正解なのかな。正直、中身だけみたらなんでアニメ化したのか分からない作品でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

58.1 16 2025年度の異世界アニメランキング16位
不遇職【鑑定士】が実は最強だった(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (43)
161人が棚に入れました
【鑑定】することしかできない最弱職で不遇職の【鑑定士】アイン。 仲間からは『ゴミ拾い』呼ばわりされ、ひどい扱いを受け、そんな自分が好きになれず、卑屈な日々を送っていた。 そんなアインの運命は【世界樹】の精霊ユーリとその守り手で賢者であるウルスラと出会ったことで、大きく変わっていく。 ユーリから【精霊の義眼】をもらい、それを使いこなすためにウルスラから特訓を受け、どんどん力をつけていくアインは、「世界樹の他の姉妹達に会いたい」というユーリの願いを叶えるために、旅を始めることになる。 持ち前の優しさと、新たに加わった勇気を胸に様々な出来事を乗り越えていくのだった。

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

まあ普通のなろう系ですね。ややテンポが悪いですがクオリティは悪くない

1話感想 3.3
まあいつもの追放系ですね。
しかし鬱パートが長め。
そこを描写が丁寧だ、と高評価するか、もうわかっている流れなのにじれったい、となるかは… まあ微妙ですね。

こういうテンプレが決まっている話は色々描写をすっ飛ばすのが定番です。
見慣れている人にとっては、テンプレの流れがじれったいからですね。
もちろん一般の人からするとわかりにくいのですが、見ているのは大体皆わかっている人なので…。

というわけでちょっと長いなぁ、と思いました。

また鑑定士が最強なわけじゃなくて、精霊だかに与えられた神眼とやらのおかげで最強になったってのはタイトル詐欺だと思います。
こういうタイトルなら普通の鑑定を駆使して戦って欲しかったかな。
まあ普通の鑑定でどう戦うか思いつかないですが。
相手の弱点が鑑定できて不遇職ってのは無理がありますし。

以上のような欠点はありますが、主人公の不遇な様子、感情をしっかり描こうとしていた点、そもそも作画クオリティが悪くない点などから、なかなか良いとは思いました。
見るかどうかは考えますが、見るかもしれません。


今期はなろう系だからって、安っぽい適当な作りにするアニメが今のところ見当たらない感じですね。ちゃんと作っているアニメが多い気がします。

3話 3.2
うーん…。
なろう臭さを脱臭するどころか強調して見えるのは質が低いのかわざとなのか。

なろうと言えば「ついで全属性魔法を使えるようにしてやろう」というような理不尽にご都合の良い展開が、なろう臭さとして鼻につくところがあります。

もちろん普通の物語だってある程度は主人公に都合が良いものです。
でもふさわしい試練があったり努力があったり、報酬に相応しい支払いがあればその都合の良さが鼻につかないわけで。

本話はただでも精霊の目なんて都合の良いものを与えているのに、さらに強化してあげて、何だこの酷いご都合展開は、と思わせてきたのですね。
ところが詳しく聞くとそうしておくとユグドラシルのユーリが一緒に旅ができると。
閉じ込められたままなのは寂しいからと。
だったら悪くないじゃないですか。自然です。
何でそっちの理由を先に説明しないのか?

このままじゃ寂しいから一緒に行きたい、と言わせてそれからじゃあこうしよう、とすれば違和感が無いのに、いちいち違和感を与えてくるのは何なのか。
脚本の質が低いのかと思いましたが…。
逆にわざとなのかな? という気もしてきました。

世のなろう系は、質が低いのにもてはやされていて、私はそれを「なろうはエロと同じで、見ていて気持ちいい部分を整合性なしに見せつけるものだから、細かいことを考えない人には楽しめ。気にする人には下品に見えて楽しめない」と認識しています。

でももしかしたらこの「整合性なしに都合の良い部分を見せつける下品さ」自体を楽しいと思っている人も居て、そういう人にはなろう系は全面的に最高の作品なので、あえてそうしているのかもと。

ちょっと説明の順番を入れ替えるだけで臭さを無くせるのに、それをしない。
レベルが低いからなのか、そうすると受けるからわざとなのか…。
と、すごく悩みました。

物語の良い所って、整合性があるところだと思っています。
現実ってのは理不尽なものです。
正しい努力をした正義の人が報われるとは限りません。悪人が報われることだってある。結局最後は運で決まるからです。
そういう理不尽が許せないから、正しい人がちゃんと報われる物語の世界に私達は救われるのです。
なろう臭い作品の、理不尽に報われるところ、私は逆に納得いかないですけれどね。
でも、それが良いという人も居るのか…。

まあとにかく、良い部分もあるけれど悪い部分も多い作品で、もう少し様子見してみます。

全話感想
悪いところはありますが、悪くないところもあって…。
まあ、なんだかんだ最後まで見ました。
点数も戻しました。

途中で自分はチートをもらってイキっているだけじゃないか、という視聴者も思う問題点を、主人公がちゃんと考えたところは良かったですね。
それに対するアンサーでヒロインに否定させるだけじゃなくて、ライバルが力を得た時には暴れまわり、主人公は正義のために戦うという対比を見せて否定していたので、主人公が特別であることの説得力がありました。

あとはハーレム物としてもわかりやすく大勢のヒロインから好意を向けられるところも結構良かったです。
典型的ななろう系ですが、なろう系の良いところがちゃんとあったので、まあ許容範囲だったと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

マグネティック・プリズン

いつものなろう
漫画版は既刊14巻で連載中となかなかの人気作っぽい

ヒロインの作画がやや独特なので漫画の画風を再現?と思えば、漫画版とぜんぜん顔が違った。よくわからん。

OP・ここで名前みるとは、嬢メタル流行ってきたな
ED・商魂逞しいイナゴムーブだがもう遅いかと

01
底辺説明描写でテンポ遅めなのは好き好きか

初回でスキル獲得!問題解決!までやる爆速タイパアニメとの差別化狙いか丁寧な進行。どうせ最後までやる気ないので原作なぞるだけでいいか、との諦めかとも思えたが漫画版をチェックするとよりディティールを増やした演出してるので前者かな。制作ガチャは当たり。

漫画版では「世界樹」表記で「ユグドラシル」だが、ファンタジーのお約束がわからない人に向けて「せかいじゅ」へと読み方を変更。なろうアニメに求められる優しさを追求し、より脳死度を高める細かいチューニングがなされている。「わかる」か「わからない」かの白黒思考のみで評価されがちな世相を考慮した職人芸。洗練というのはこういうこと。なろうがクソかどうかはおいといて、品質としてクソアニメではないと言える良質な仕事。

「こういう設定でこうなってますのでひとつよろしく」という建て付けや建前に対して「これはこうなってないとオカシイ!納得デキナイー!感情移入ガー!キャラの魅力ガー!」となってしまうような生きづらさを抱える人々のサンドバッグとしての福祉ビジネス。政治の話は難しい。野球や宗教は怖い。ジェンダーは意味がわからない。でもなろうアニメなら「叩ける!これならぼくにも叩ける!これは叩いていいやつだ!」と目を輝かせながら「ヒャッハー!やっぱなろうはクソだぜえええ!」とスッキリできる。これが…アナログハック…。

時代遅れの「厳しい校則」というものも度々話題になるが、そもそも校則は破らせるために存在する。生きづらさを抱えた生徒達のヘイトを「校則」へ向けさせることで、集団へのダメージを最小化し犯罪への加担を抑止する機能がある。概念としてのタンク。なので育ちのいいボンボン学校では皆が自制できるから自由な校風。やっていいこととわるいこと、の区別がついている。これを社会では「分別がある」と呼ぶ。


この作品の序盤でも、なんでもかんでも運命のせいにしてきた他責思考ゆえの顛末だったとの自省が語られている。なろうらしく都合よく神の目をゲットするものの、能力の発揮には自身の能力との組み合わせが必要で、戦闘力に関しては自前の訓練にて獲得している。次回以降、いくらタダで何度も復活出来るとは言え、強力なモンスターに幾度も切り刻まれながらも諦めずに試行錯誤に奮闘する修行パートがきちんと存在する。強くなるのに一切コストを払わない楽チン棚ぼたスキルでゴイスーチーレム!とは流石に違うだろうとの判断で、なろうといえど舐めずに真面目に作ろうとするスタジオの誠意には敬意を払うべきではないだろうか。

もちろん強くなったあとはよくあるゴイスーチーレムにならざるを得ないのだが、たくさんメッセージを詰め込んだところでたいして意味ないというかどうせ舐めて見てるので覚えてられない。なろうとしてきちんとオレツエーでキモチよくなってもらうのが大事。導入のワンメッセージだけでも…という作者とアニメ製作者の想いがきちんとシンクロした奇跡のアニメ。強くなったあとは作者の主張を聞いてくれた報酬として、ゴイスーチーレムでブヒブヒするだけのサービスタイム。ヒロインの他にもチラ見せした追加属性が気に入ればお好きにどうぞ的な親切な作り。導入部分が類を見ないほどに丁寧なのは、明らかに意図された演出だと思う。

なろうだからと舐めて作ってない誠実ないい仕事。観ないけど。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

強い奴の手先になってイキられてもなぁ…。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.29

 良く完走出来たなぁ〜と思うくらい印象が薄いです。タイトルも「無能で卑屈な青年が世界樹の手先になって無双してイキった上に人外ヒロインハーレムな件」にした方が良いですね。

 本作品の一番の問題点は、異世界転生では無いけれど、展開が面白く無い点です。

 不遇職の鑑定士と言う基本設定が全く活かされておらず、都合良くオリジナルティの無いスキルが湧いてきて何とかなる展開を繰り返すだけです。

 キャラデザも癖があり、主人公もチョロインズ達も、魔族もみんな吊り目気味で万人受けしない感じです。

 ボッチ設定が全く活かされておらず、無限に湧いてくる都合の良いスキルで万事解決する「ひとりぼっちの異世界攻略」と同じ臭いがします。

 魔族と世界樹の戦いも、世界樹の精霊達が結構戦えるので、主人公の手先っぷりが酷いです。主人公必要?しかも、この主人公、世界樹無しでは市井のクズに過ぎなかったクセにイキってくるんですよね…。

 俺達の戦いはコレからだエンドなのも消化不良な感じです。最近のなろう系はこんなのばっかりですね。どうせ、ほとんど2期は無いのだから、オチはつけて欲しいです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

59.7 17 2025年度の異世界アニメランキング17位
【アニコミ】聖女なのに国を追い出されたので、崩壊寸前の隣国へ来ました(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (13)
63人が棚に入れました
聖女リーシャは、婚約者のバーズーデン国王ダルエストに、新しい婚約者ができたからという理由で突然国から追放されてしまう。 そんなリーシャを助けたのは、隣国メートポリスの国王ラオウハルトだった。 リーシャは助けてくれたお礼にと、聖女の力で荒れていたメートポリスを復興していく。次第にラオウハルトは、国のため尽力する健気なリーシャに惹かれていくのであった…。 一方で、聖女の力を失ったバーズーデン国は、日に日に様子がおかしくなり――!?

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

国家鎮護と五穀豊穣。国を守り農作物のために命がけで祈れるか?

4話 国家鎮護と五穀豊穣。国を守り農作物のために命がけで祈れるか?

 テンプレと言えばテンプレですが、まあまあ面白い気がします。祈りから具体的な農作業の努力に行けば名作になると思うのですが、どうでしょう?国民の苦労は描けても、努力が足りていないのがちょっと気になります。

 で、本作と直接関係ないですが、今の日本についてちょっと考えてしまいました。実は日本の天皇の役割は、憲法に書いてあることは形式的なことで、本質的には国家鎮護という仏教に基づく考えで国を守ることです。そして五穀豊穣、新嘗祭ですね。これらはどうするかと言えば、祈ります。天皇が祈るというのはそれだけ特別な行為です。別にオカルトとかスピリチュアルではなくて、国家鎮護五穀豊穣を願う天皇がいて、その天皇を国民が敬う、それは国土と食料、あるいは過去からの営みに感謝することです。効く効かないではなくて、この心映えが国を豊かにします。

 本作がそこまで考えているわけではないでしょうし、追放ものの一つでしかないでしょう。ですが、命がけで祈るところが良かったです。

 国土に対する感謝や祈りが足りなくなるとこうなる。その辺を非常に強く感じさせるストーリーです。ですので、今後、国民たちがどういう行動をとるかで本作の深味が決まってくると思います。

「すずめの戸締り」にも通じますが、知らないところ見えないところで誰かが祈ってくれている、守ってくれている、そう思うことが重要です。それがないから国土への感謝が足りずにズタズタにして平気な顔でいられる人がいます。その点で荒廃した日本というか世界に住んでいると、農作物のために祈り感謝するというのは少し考えさせられるところがありました。




1話視聴後 粗製乱造で作画崩壊して万策尽きるくらいならこれでいいです。

 作画崩壊で万策尽きる作品を作るくらいなら、これでいいんじゃない?と前から思っていました。ユーチューブではよく見かける形式です。

 以前からテンプレ異世界なろう系は自分で読むのは面倒だなあ、でもアニメで見るのもなんかかったるいなあ、と思っていました。
 それでもたまに脳みそを休めるためにそういう内容がないのを見たくなります。そういうときに、これはいいと思います。絵ももうコミカライズ版の切り貼りでいいです。極端なことを言えば、異世界イラスト屋みたいなのを作って、全部そのキャラでもいいくらいです。霊夢・魔理沙とかずんだもんとかで慣れてますので。

 試みとして、これをユーチューブじゃなくてアニメのカテゴリに入れたのは面白いので、どんな反応になるか気になります。

 そうそう、本作の内容は本当に典型的な聖女の追放ものですね。ストーリーもテーマも論評に値しないと思います。ただ、それがニーズに合うならそれがいいのでしょう。絵はまあまあ綺麗なほうです。


 レビューはこの形式のことだけ言いたかったので、以降はしないと思います。奇跡的に面白かったら最終話後に。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

5分… まあただの漫画の宣伝ですね

よくある追放ものですね。
聖女が居るのが当たり前過ぎて居ない状態を理解できなくなって追放した、という良くわからない展開ですが、追放系なんてそんなものなので今更ツッコミは不要なのでしょうか。
短すぎて内容云々するほどじゃないです。漫画の宣伝ですね。
Rentaの会員が増えると良いですね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0
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